このページは太極拳経験の浅いホームページ管理人の独断と偏見、そして思い込みが各所に入り混じっております。よくよくご注意の上、お読み飛ばしくださいませ。
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2024年
11/23
大手化成品メーカーのW部長は大のゴルフ好き。今は単身赴任中のため自分の時間がけっこうあるので週に3~4回は練習場に通っているそうです。W部長はゴルフを始めてから早二十数年だそうで、これまでいろいろと試行錯誤を繰り返してきたとのこと。今考えるとずいぶんと遠回りしてしまったと悔やんでおられました。自分の部下や若い人達と一緒にプレイする時には、自分と同じ轍を踏まないように、彼らにいろいろと教えたくなるそうです。よく見かける光景ですね。
管理人は今はやってませんがゴルフ経験があります。それはまだ管理人が若かりし頃、かなりゴルフに入れ込んでいた時期がございました。会社のコンペに初参加すると、ゴルフ好きの上役やおじさん方が大勢いらっしゃる。ラウンド中もそのおじさん方が「こうやって打つんや、云々」などといろいろ教えてくれるのです。頼んでもいないのに。。。いろいろな人が持ち前の流儀を教えてくれるので、こちらはどんどん訳がわからなくなります。だいたい練習もしないで急に打てるようになるはずもありません。そしていよいよまっすぐ前に飛ばなくなるどころか、球にも当たらないという最悪のループに陥るのです。ラウンド中にこれをやられると本当に困るのです。
でもW部長にはポリシーがあって、一度に一つのことしか教えないようにしているとのこと。W部長はまずこれができるようになるまではこれだけをやれ、これができるようになったらようやく次やることを教える、という方針を貫いているそうです。なるほど、参考になりますね。管理人も太極拳を人に教えるときはついいろいろと教えたくなるものですが、その気持ちを抑えて今一番大事と思うことだけを伝えるようにしようと思います。
さて、ゴルフは使う道具でアウトプットが大きく左右されるスポーツの一つです。こういうスポーツは本当に大変ですね。自分にあった道具の最適解を追い求めていった結果、道具沼にハマっていってしまう方がたくさんいるようです。他人事とはいえまことにお気の毒に思います。W部長もしかり。彼は業者に頼るとお金も時間もかかるので、今ではゴルフクラブのシャフトまでご自分で交換できるようになったとのことです。しかも自作の工具で。ここまで行けばあっぱれです。
11/21
昨日は広野公民館でいつもの練習がありました。今回はまたうれしいことに1名、体験の方がいらっしゃいました。入会していただけたらいいのですがね。
さて、本日の練習はいつものようにまず24式太極拳の全体練習を行った後、体験の方含め、大久保先生から入門を教えていただきました。管理人とKさんはその間、推手の練習を行いました。だいぶ慣れてきましたので、そろそろ套路を覚えなければならないなと思っています。ちょっとややこしそう。
Kさんの研究能力には目を見張るものがございます。推手の練習の合間に、以前から二人の間でテーマになっている蹬脚をいかに安定させるかについて、Kさんから研究発表がございました。Kさんの研究では蹬脚においても掤勁がめちゃくちゃ大事だということでした。これはまったくの盲点でしたが、試してみるとまさにおっしゃる通り。久しぶりに腑に落ちる体験をいたしました。管理人は改めて掤勁の重要性を再認識いたしました。
それから大久保先生から42式剣をご指導いただきました。前回からの続き、34 進歩挂剣からです。右の挂剣が体から離れすぎていたので、体に沿わすように、そして剣指の使い方も修正していただきました。次の35 歇歩崩剣に移るときの足の置き方がおかしかったので修正していただきました。そして鬼門の39 行歩穿剣から40 擺腿架剣の間の足と剣をくるっと回すヤツ(なんという技の名前なのでしょうか?)。10月頃は手と足の動きが無茶苦茶で、まったくできなかったのですが、動画をみて練習しているうちになんとなく足と手が別々に動かせるようになってきました。出来るようになるものですね~。今日の練習では最後に剣を止める位置が右過ぎたので、斜め左の位置で止めるようご指導いただきました。え~、それだけでいいんですか?っていう感じです(笑)。擺腿架剣の最後の剣と剣指、目の位置を修正していただき、今日の練習は終了いたしました。残り2つだけを残す(しかも42は収式)という気持ち悪い終わり方でしたが、時間切れなので仕方がないですね(笑)。本日42式剣がほぼ一巡してとてもうれしいかぎりです。
最後になりますが、10月にあった周佩芳先生の講習会に洛南タイムスの記者の方が取材にいらしておりました。今月の初旬にそれが記事として掲載されましたので、写真を貼付いたします。
11/16
今日は少し骨太な内容で、しかも長くなると思います。いつものおちゃらけではございません。オチもありません。余程の暇がある方だけ、心してお読みくださいませ。
日本武術太極拳連盟のホームページには『2014年4月現在、日本における太極拳愛好者人口約150万人、うち女性7割、男性3割、
競技者人口は全都道府県合わせて約7万人』という記載がございます。このデータによると、10年前には太極拳愛好者数は日本の人口の1%以上いらっしゃった、ということになります。しかしコロナ禍を経た現在でもこの数をキープできていると言えるのでしょうか? ネットで検索してもこれ以上新しい統計データを見つけることができませんでした。我が宇治市は比較的太極拳の盛んな街です。宇治市の人口は約17万人。その1%は1,700人ということになります。管理人の肌感ですが、どう考えてみても宇治市内に太極拳愛好者がそんなにいるようには思えません。その1/4?、1/5?、それ以下?それくらいのような気がします。この10年で太極拳愛好者数は激減しているのでしょうか? それとも先のデータがそもそも眉唾モノだったということなのでしょうか?
当サークルにおきましてもコロナの前後で約7割の方がお辞めになりました。そのほとんどはご高齢の方でしたので、外出を控えることで太極拳も続けられなくなったということは想像に難くありません。そういう意味では激減説はある程度説得力のある仮説であると考えることができます。一方、先のデータはいわゆる中国武術系の方々を含めた数字であるとか、一人で複数の団体に所属している方の数が重複計上されている、などという意見をネットであげられている方もおりました。日本武術太極拳連盟のホームページには統計データの出所について何も書かれていないので、こちらが勝手に想像するしかありませんが、もしかしたらそんなこともあるのかもしれません。管理人はと言いますと、激減説も眉唾説もどちらも真実なのではないかと現時点では思っております。つまり現在の日本の太極拳愛好者数は、150万人を "大きく下回っている" 可能性が非常に高いということです。
2003年に日本武道学会発行の武道学研究という雑誌に『太極拳に対する日本と中国における愛好者の認識比較』(張成忠氏、小野昌子氏)という論文が掲載されております。この論文には日本人太極拳愛好者65名と中国人愛好者74名にアンケート調査した内容をもとに書かれております。その中で、日本における太極拳学習者は、『太極拳は老人が行う運動であるという概念がある。ゆっくりと動く太極拳は簡単に修得できるラジオ体操という観念が深く浸透しており、中高年者は気軽に始めるケースが多く見受けられる。』という記述がありました。また日本人が太極拳を始める年齢として、『女性:子育てが一段落した50代。男性:定年後の余暇時間ができた60代』とありました。20年以上前の論文とは言え、今も同じ傾向にあると感じます。開始年齢は晩婚化や定年延長により数年後ろに伸びているかもしれません。また、『太極拳の練習は一般的には週1-2回のペースであり、練習回数が継続を妨げる原因の一つである。』、『週1回の練習であれば前回の練習内容を忘れているケースが明らかに目立っている。ほとんど覚えていない状態ではだんだんと面白みに欠け、意欲にも影響が及ぶであろう。』とあります。これも納得のいく話です。
一方、2018年に四国大学紀要に掲載された論文『中国武術研究会の参加者へのアンケート回答から見える太極拳実施に関する意識について』(范永輝氏)では大阪と徳島の太極拳講習会参加者約300名にアンケートした結果から次のような考察がなされています。①太極拳実施により,体を動かすだけでなく同時に,精神的にも武術や太極拳が生まれた中国文化に対しても興味が増す傾向があることが示唆された。②太極拳は自主的に始めるだけではなく,誘われても始め易く,そのまま続け易い運動であるような特徴を持つ。③太極拳が上達したいというような,太極拳の持つ本質的内容に対する興味,武術としての技術を向上したいという意欲が育まれていた。④太極拳は武術という側面だけでなく,一緒に楽しむというような,精神的安定状態を得ることにも効果をあげていることが示唆された。⑤一方でクラスを分けて太極拳を実施することは(物理的に)とても難しく、そのため,指導の見地から考察すると,経験年数1年未満の人に対する基本的な指導が大変難しくなることが問題となることが多い。指導内容を経験者向けに設定すると,経験年数1年未満の人が練習内容の難しさのため辞めてしまうことも経験的に指摘されている。』といった内容でした。親愛なる活動日記の読者の皆様方、これを読んでどのようにお感じになられましたでしょうか。心に染みる内容ではなかったでしょうか。
さて、長々と書いてきましたが、管理人はそもそも今日何が言いたかったのかということを改めてここで申し上げます。このまま放置しておくと日本の太極拳人口はますます減少していくのではないかと管理人は大変危惧しております。早く何か手を打たなくてはならないのではないでしょうか。オリンピック競技化を急ぐ?寝言でしょうか?今の日本の太極拳事情はそれどころではございません、と言いたい。だいたい、10月に横浜であったワールドカップのこと、一般の人で知っていた人はどれくらいいたのでしょう?出場した選手のお名前を言えますか?管理人はお顔とお名前が一致する人が二人しかおりません(笑)。ワールドカップの結果、もっと知りません(笑笑)。(管理人を含め)今のほとんどの日本人はそんなことにまったく興味がないのです。それでオリンピックなんてちゃんちゃらおかしいです。その前にもっとやらなアカンことがあるやろうと。
何はなくとも太極拳人口をもっと増やさなければなりません。これが一丁目一番地。管理人が勝手に考える『太極拳人口増加プロジェクト』の最重要ポイントは 『 ”太極拳を学びたい人ニーズ“ をいかに満たせるか?』にあると思います。幸い、アンケートの結果から、高齢者にとっての健康維持のための諸活動の候補として、太極拳はまだその一つに入っているようです。そのニーズにしっかり応えていくためには、一つ目に太極拳サークルや教室が通いやすい家の近くにあること、二つ目にそのことが皆に周知されていることが重要だと思います。これにはできるだけ多くの教室数を確保する必要があるため、そこで教える指導者の数を増やすことと、インターネット検索等ですぐに近くの教室が見つけられるような宣伝活動をもっと活発にすることが必要であると考えます。また、"初心者がすぐに辞めてしまう問題" に関しては、たとえば時々でいいので各教室の初心者だけを集めて初心者用講習会を行うなど、レベルに応じた指導体制を充実させることが必要なのではないかと思います。"中上級者のための技術をもっと向上させたいニーズ" に対しては、団体の垣根を越えたいろいろな指導者に来ていただいて講習会を開催するなどし、普段とは異なる視点から技術を教わる機会を増やすことで新たな気づきに巡り合える機会(管理人がしばしば申し上げている『腑に落ちる』ための機会です)を増やすこと。これがこの層の太極拳愛好者の満足感をさらに高めることができる手法ではないかと考えます。このような活動を継続していけば、太極拳人口の底上げにもなるし、将来の指導者層の育成にもつながると思います。そしてこうした活動の先には、40代以下の若い方々に対しても『本当は高齢者だけのものではない太極拳』の魅力が徐々に伝わっていくのではないか、そんな風に管理人は考えるのです。
11/14
昨日は広野公民館で練習がありました。いつも通り簡化24式太極拳の全体練習の後、足上げ練習を行いました。蹬脚の際には足の裏の筋肉を意識して伸ばすとスムーズに足が伸ばせるということを教えていただきました。その後、推手の練習を行いました。虚歩の時に斜め後ろに下がっていたので注意を受けました。
その後の教室指導はKさんが一手に引き受けてくださいましたので、管理人は大久保先生から42式剣をマンツーマンでたっぷりと教えていただくことができました。24 提膝点剣の後は右側に体を向けること、25 仆歩横掃の剣の終点位置を低めにすることと左足の位置まで体を向けること、26 弓歩下載に移る際には一旦脱力、上体を立ててから剣先を回すように右下載をすること、左下載では剣指をきちんと使って剣を誘導すること、27 弓歩下刺の直前に両足踏ん張る際にはドンドンと体重を床にかけ過ぎないこと、下刺は右脚から伝わった力を剣に移すことを意識し、上体の力を使って下刺しないこと、28 右左云抹は一旦脱力、上体を立ててから手足の動きがバラバラにならないことに注意(ここはまだちゃんとつかめてません)、30 后挙腿架剣は上体を起こしすぎないこと、32 馬歩推剣ではここも上体の力ではなく、左足から伝わった力を使う、右手は右足の上、左手は掤勁が崩れないように意識すること、次の33 独立上托に移るときの剣を回す動きは大きくし過ぎず、相手の剣を絡めとるような動きを意識することなどご指導いただきました。本日はたくさんのポイントを学びました。しっかり復習して次回の練習に臨みたいとおもいます。
11/10
更新が遅くなってしまいました。先日の水曜日は広野公民館での練習日でした。今回管理人は推手を教えていただきました。平円、立円、折畳はすぐに思い出せましたが、四正手は忘却の彼方、なかなか記憶を取り戻すことができず。時間がかかりましたが、丁寧にご指導いただき、最後は気持ちよくできました。来年は3段受験を目指しており、套路も覚えていかないといけませんが、相方がいらっしゃるせいでしょうか? 不安感をまったく感じません(笑) 大船に乗せていただいたつもりで来年の一次試験に向け準備していきたいと思います!
11/2
「あの人って運がいいよねぇ」って思う人ってたまにいますよね?今日は太極拳からちょっと離れて、『運』についての話です。
管理人は人気ユーチューバーのサトマイさんが1年くらい前にあげた動画『運気を論理的に上げる方法』を拝見し、それがとても面白かったので、それを抜粋してここで紹介させていただきたいと思います。
心理学者のリチャード・ワイズマン博士は著書『運のいい人の法則』の中で、自分を運がいいと思う人と、そうでないと思う人をたくさん集めて性格診断テストを行ったそうです。すると運のよい人とわるい人の間には、人間の性格の中に、統計的に有意な(明らかに違いがあると言える、というくらいの意味です)性格が3つあることがわかったそうです。それは①外向性、②開放性、③神経症的傾向、で①、②が高く③が低い傾向を持つ人が運がよく、その逆の傾向の人が運のわるい人だったとのことです。
それぞれの性格についてもう少しだけ詳しく書きますと次の通りです。
① 外向性:興味や関心が外に向いている。社交性と言い換えることもできる。
② 開放性:新しい経験に前向き。好奇心と言い換えることができる。
③ 神経症的傾向:緊張や不安、ネガティブな感情に敏感。一言で言うとメンタルが弱い。この神経症的傾向は特に有意性が高かったようです。
そんなんあたりまえやん、と感じるかもしれませんが、今日の話はここからが大事なところです。運がいい人はそういう性格を活かして、虎のようにいつもチャンスを探し回っているのか、というとどうやらそんなことでもないらしいのです。運のいい人は『たまたま出会ったチャンス(運)に気がつく才能がある』人のようなのです。普段から落ち着いてリラックスしていて、周りの変化によく気づく人。言い換えれば『オープンマインドで他者と接する準備がいつもできている人』ということみたいです。こういう人が結果的に目の前にたまたま転がってきたチャンスに気がついてそれを掴んでいる。運がいいっ人って、どうもそういう人のことのようです。
では我々一般ピープルが運がよくなるためのトレーニング方法はないのか?それが存在するのです。それは『オープンマインド』になるためのトレーニングです。例えば、人に自分から話しかけてみる、ダメ元で連絡してみる、交渉してみる、やってみる。こういうことを積み重ねることです。うまくいかなくてもともと。うまくいったら「言ってみるもんだね~」、「やってみるもんだね~」ってなって運を掴むかもしれません。ちょっと怖いけど思い切って一歩踏み出してみる。『リスクを取る』なんて言葉もよく聞きますが、そんな大そうなことでもありません。やった人にしかリターンは来ない、が科学的にも立証されたということです。やっぱりそういうことなんだと管理人はこの動画を見て思いました。
10/31
昨日は大久保小学校体育館で練習がありました。先週までとは打って変わって、急に涼しくなったのでエアコンがない体育館も快適でした。
今日もまず簡化二十四式太極拳の套路を全員で一回通した後、これまで一緒に入門を練習してきた三名の方に加え、先週入会されたお二人に入ってもらって入門の練習を行いました。新しいお二人は当然套路から覚えないといけないので大変そうでした。套路が覚えられないとおっしゃられていました。そのお気持ちよくわかります。太極拳の動きは一つの動作で何か所も同時に動かさないといけません。套路という『マクロ』と各部の諸動作という『ミクロ』が入り混じった状態で一緒に覚えるのは管理人にとっても無理筋でございます。まずは各部の諸動作は置いといて、先に套路全体の流れを頭に入れてしまった方が早く覚えられるような気がします。頑張ってください。
さて、管理人はその後、大久保先生から四十二式剣を個別にご指導賜りました。套路はほぼ頭に入っておりますので、今回からは細部の習得ステップに突入しました。1起勢~27弓歩下刺まで教わりましたが、ほとんどすべての動作で修正点をご指摘いただきました。ですからご指摘賜りポイントが多すぎてとてもここには書ききれません(笑)。記憶が残っているうちに復習をして少しずつ精度を上げていきたいと思います。
10/25
管理人は剣を剣の袋に入れるときに、毎回ちょっとだけストレスを感じておりました。管理人の剣の袋にはファスナーが付いているのですが、ファスナーを閉めるときに剣穂の先の細い紐をファスナーで噛んでしまうことがあることです。気を付けてはいるのですが、時々やってしまいます。その時、管理人の心もファスナーに挟まった時のようにチクリと痛みます。また、剣を袋に入れて持ち歩く時、袋の中で剣が遊んでガチャガチャ動くのもちょっとストレスでした。こんなこと、気にならない人には全く気にならないことだと思うのですが、管理人はこんな些細なことでもストレスを感じてしまうほど、とても繊細な心の持ち主なのです。気にならない方のことを『ガサツ』だとは心にも思ってはおりませんが。。。
そこで剣の頭にかぶせるようなカバーが売ってはいないものかとAmazonで、『太極拳』『剣』『カバー』と入れて検索したところ、あるわあるわ。管理人と同じような悩みの持ち主は結構いるものですね~。世界の中心で、『繊細王国、日本!』と叫びたいところです。そんなセンシティブな管理人は、数ある中から写真のような剣カバーを選定いたしました。これで管理人は冒頭に述べたストレスから解放されることになりそうです。ちなみに管理人には猫にしか見えないのですが、メーカーの説明によるとこの子は一応秋田犬のようです。
さて、皆様のおっしゃりたいことは概ねお察しいたします。「Amazonで検索してもそんな商品は出てくる訳がない」とおっしゃりたいのではございませんか? 先のキーワードで本当に検索された方がもしいらっしゃったら、心よりお詫び申し上げます。本当はゴルフクラブのヘッドカバーでした(笑)。そんなこと初めからわかってたって? 今回の剣カバー、管理人はなかなかの名案だと思ったのですが、皆様いかがでしょうか。もしかして、「そんなのとっくの前からやっているよ」というモアセンシティブな強者(ツワモノ)もいるのかな?
10/25
23日の水曜日は大久保小学校の体育館で練習がありました。なんと体験で2名の方がいらっしゃいました。お二人とも始めたいとのご意向で大変うれしく思います。さあさ、ゆっくりがんばっていきましょう!
本日の練習は24式太極拳の全体練習の後、皆さんには大久保先生が入門をご指導されました。管理人はKさんに42式剣のご指導を賜りました。体の柔らかいKさんですので、管理人は同じ動きができません(笑)。管理人は特に苦手な分脚(フェンジァォ)のやり方を教えていただきました。足を上げる時の足の筋肉を使う場所が違っていることがわかりました。管理人はこれまで太ももの裏を意識して足を上げていたのですが、表側を意識した方が安定するとご教示いただきました。やってみると確かにその方がふらつかずに安定すると感じました。久しぶりの腑に落ちた瞬間でした。42式は足を上げる動作が多いので、足を上げることに苦手意識をなくせるようにがんばりたいと思います。
10/20
水面に浮かんでいる落ち葉を船に見立てていう言葉に落葉船(おちばぶね)と呼ぶ言葉があるそうです。秋をあらわす季節言葉としても使われるようです。なかなか風情があって良い言葉ですね。しかしこの時期、落葉掃除がなかなか大変です。掃いても掃いても落ち葉が風に乗ってやって来やがります。管理人はあいにくそんな風流な気持ちにはなれそうにもありません。
さて、秋だからということはないのですが、少し気分転換をしようと剣穂を変えてみることにしました。先日の京都フェスティバルの際に購入したものです。確か800円でした。管理人は普段使用している剣とは別に、天井が低い場所での練習用に伸縮剣を1本所有しております。これまでつけていた剣穂(白/水色)は伸縮剣に、新しく購入した剣穂(紫)は普段使用している剣につけてみました。
剣穂のつけ方はコチラを参考にさせていただきました。このやり方を最初に思いついた人って頭がいいですね!管理人はこの方法で剣穂を取り付けた後、テニス用のグリップテープを巻いて仕上げています。個人的にはドライタイプが好きです。適度に手が滑って剣が扱いやすくなると感じます。白のグリップテープに紫の剣穂、高貴な感じに見えて、なかなかええんとちゃいますやろか?
10/17
昨日は広野公民館で練習がありました。全員で24式太極拳をやった後、今回初めて推手の練習を少し行いました。管理人は今年の9月に推手の講習会で習いました。今回久しぶりにやってみたら四正手がまったくできなくなっていました(笑)。忘れるものですね~。これから少しづつ教室でも推手をやっていこうということになりました。
その後、大久保先生から42式剣を教えていただきました。管理人は一通り套路を覚えましたので、今日から正しい形を覚えていく練習に変わりました。1 起勢(チーシー)から一旦右前に体を寄せる動作で体が上に伸びあがらないように、2 並歩点剣((ピンブーディェンジェン)の直前の両手を合わせるところでは手の位置が高すぎるので顔の位置で交差すること、次の点剣で手をしっかりと下げること、3 弓歩削剣(ゴンブーシァォジェン)時の剣が右に向きすぎているので正面くらいで止めること、4 堤膝劈剣(ティシーピージェン)の手前で剣を後ろに動かす動作の時は剣をしっかり目で追うこと、7 右弓歩撩(ヨゥゴンブーリァォ)の後に後退する際、右足を丁歩にしないこと、13 弓歩崩剣(ゴンブーボンジェン)の発勁は最後の瞬間だけ力を入れ、それまでは力を抜くこと、などについてご指導いただきました。
10/15
10月13,14日の2日間にわたり、黄檗体育館で周佩芳先生による太極拳の講習会があり、参加して参りました。講習会の内容につきましては宇治市太極拳協会のホームページに詳しく書かれておりますので、こちらをご参照ください。
この講習会には管理人の初段・二段の受験同期の方々4名(過去に何度かこちらのページにもご登場いただきました)にもご参加いただきました。本当にありがたく思います。また、周佩芳先生を高校時代から師事されてらっしゃる方が静岡からご参加いただいたり、福井県など遠方から来ていただいたりと、大変盛り上がった講習会になりました。改めて管理人は周佩芳先生のすごさを実感した次第でございます。講習会の終わりに、周佩芳先生と大久保先生の2ショット写真を撮らせていただきました。うまく撮れたと思いますので、こちらに掲載させていただきます。
さて、講習会の合間の昼休憩時間や終わってから時間を利用して、管理人は大久保先生に42式剣を教えていただきました。お陰様でまだ何か所も動きの怪しいところはありますが、公約通り一通り套路を覚えることができました。ようやくスタートラインに立ちました。これから一つづつきちんとした動きを覚えていきたいと思います。
10/10
昨日は広野公民館で練習がありました。全体練習で24式太極拳をやった後、入門と初級の指導をやらせていただきました。入門、初級という名前の割には奥深く、とても難しいですね。大久保先生にも一緒に入っていただき、ご指導を賜りました。大久保先生からのご指導をお聞きしていると、(そうだそうだ、それも言うべきだった)ということがたくさんありました。指導の方は指導の方でこちらも難しいですね。管理人も攬雀尾で捋をするときの外側の腕の動かし方と擠の時のそれぞれの腕の角度の間違いを修正していただきました。
その後、久しぶりに32式剣を一度だけ通して行った後、先週から習い始めた42式剣の練習に移りました。先週教えていただいた部分で向く方向を間違って覚えていた箇所があり、そこを修正いたしました。その後、前回からの続きで第二組12の弓歩平斬から最後までざっと通していただきましたが、さすがに覚えられず。終了時刻も迫っていたので15の進歩絞剣までやり方をすこし詳しく教えていただきました。はやく套路を一通り覚えてしましたいところです。
今度の土日は黄檗体育館で周佩芳先生の講習会が行われます。こちらも今から楽しみです!
10/5
管理人は二十代の頃から腰、肩、首などがあまりよくなかったので、粛々と通い続けている場所があります。そこは整形外科、整骨院、あんま、ほねつぎ、整体、カイロプラクティック、鍼灸、マッサージ、もみほぐし、リラクゼーション、足つぼ、などなど、その先生や施術者の方が持たれている資格や治療法などにより、様々な呼ばれ方がされているところで、一単語で表現することができないところです。この中で医師の資格や専門の国家資格がないと、屋号として語れないのは整形外科、整骨院、鍼灸、あんま、マッサージなどでしょうか(間違ってたらゴメンナサイ)。一見似たような言葉ですが、実は全く違うのです。国家資格があるところは治療内容によっては健康保険が使えたり、使えなかったりします。国家資格がないところは基本的には健康保険は使えないはずです。
さて、管理人はそんなことにはあまりこだわることなく、これまでいろんなところに通ってきました。例えばYoutubeなどでもよくやっている、傍から見ても見ごたえのある(?)バキバキ系整骨院には二十代後半頃によく通っていました。いつ行っても1時間以上待ちという超人気の整骨院でバキボキ鳴らしてもらうと、術後とてもよくなったような気分が味わえました。
鍼灸もいろいろあり、長い針を深めに刺すところ、主に短くて細い針をたくさん打つところ、刺した針の上端にもぐさを付けて燃やすところ、普通にせんねん灸を使うところ、などなどいろいろありました。鍼灸は即効性があるというのが管理人の印象です。
健康ランドなどによくあるのが、もみほぐし、リラクゼーション、足つぼ系です。ついつい誘惑に負けてやってもらうことになります。風呂上りだと本当に気持ちがいいですよね~。台湾や中国出張に行くと足つぼによく行きます。以前、タイに行ったときには本場のタイ式マッサージを受けたことがあります。これは体の上に乗って足で踏まれたり、スジを思い切り伸ばされたりと、気持ちよさよりむしろひたすら痛みに耐えると言った方が正しいかもしれません。
カイロプラクティックは異色でした。先生に診てもらうと頭蓋骨の隙間が詰まっているとか、左側の骨が少し出ているとか何やらで、頭蓋骨をピンポイントで押さえらるような装置を使ってジワ~っと圧迫する。管理人にはよくわからないのですが、先生はこれでよくなったと言ってくれました。効果が?だったので2度ほど通ってみてやめました。
オカルト系もあります。そこは以前いた会社の先輩に連れて行ってもらったところで、大阪市内にあるすごい人気店でした。先生に不具合の内容を伝えると、先生は管理人の体のあちこちに触れながら指パッチンをします。その時に患部から電流のようなものが発するらしく、指パッチンとその電流が先生の指先で共鳴して患部を特定できるという『技』をお持ちでした。そこの整骨院は、一番偉い先生(指パッチン手技の考案者か?)のほかに、その弟子たちが複数名おり、その一番偉い先生と複数名の弟子たちで大勢いる患者さんを次々とさばいておりました。なのでその整骨院の中はいたるところで、パッチン、パッチンと聞こえるのです。そうです。その弟子たちも指パッチン手技を会得しているのです。管理人はそれを見て興ざめし、それ以来、そこの敷居をまたいでおりません。そういうウルトラ手技はたとえ弟子であっても簡単に修得できたらアカンのです。一子相伝でないと有難みが薄れると管理人は考えるのです。
チャクラ系にも行きました。先生から「親指と薬指をくっつけて輪を作ってください」と言われます。先生はその輪のつなぎ目の部分をご自分の両手で触れながら管理人の指同士がくっつく力をどうやらモニターしているようです。それから先生は矢継ぎ早にたくさんの質問を管理人に浴びせかけるのです。例えば、「肩が悪くなり始めたのはいつですか?月曜日、火曜日、水曜日・・・」該当する曜日を聞いたときに無意識に管理人の輪を作っている指の力がふっと弱くなる瞬間があるらしく、それがつまり『チャクラが開いた』瞬間らしいのです。神の声を聴く? これが延々と続きます。「肩が悪くなった原因は何ですか? 食べ物ですか、朝食ですか、昼食ですか、夕食ですか、飲んでいる水ですか・・・』 管理人が『水』というワードを聞いたときに管理人のチャクラが開いたらしいです。先生から「これはもっと良い水を飲まなければなりませんね」と有り難い教えをいただきました。先生はなんと、その良い水を自宅の水道水からでも作ることができるという『魔法の浄水器』の代理店も併行してやられており、管理人はもう少しのところで危うくそれを買わされるところでした。
最近管理人は、自宅近くにある若いイケメン院長が経営する整骨院に通っています。院長は極真空手の元チャンピオンです。ある日、自宅のポストにそこのチラシが入っておりました。それがチラシにするには不釣り合いないくらいに高級な、厚みと光沢のある紙を用いて作られたチラシで、しかも片面刷りという贅沢で、このご時世に敢えて反SDGsを主張しているかのような、欧州人から今にもクレームが届きそうな、そのようなチラシでした。そのインパクトの強さに惹かれ、また腰がちょうどその時悪かったので通ってみることにしました。院長の治療がすごく自分に合っていて、腰はすぐに良くなりました。それで、続いて長年悩まされていた首痛も治してもらいました。今は管理人の硬い硬い関節の可動域を拡げることを手伝ってもらっているところです。もし仆歩ができるようになったら、『黄金の羽』をつかむことができたなら、それはそれはすごい素敵なことじゃないでしょうか? さて、院長とは施術中よく太極拳の話になるのですが、先日「太極拳サークルのチラシとかあるなら、うちにおいてもらっても良いですよ」と有難いお言葉をいただきました。そこで早速チラシを持って行きましたところ、すぐに整骨院の出入り口と、待合席の近くに設置していただきました。これを見て一人でも多くの方に当サークルへご興味をもっていただけたら大変嬉しく思います。
10/3
昨日は広野公民館での練習日でした。先日のフェスティバルの集団套路がうまくいき、特にまだ始めてちょうど1年の方の成長には目を見張るものがありました。発表会や試合、昇級昇段試験などの『ひのき舞台』に定期的に挑戦することは、技術のレベルアップにつながりやすいということですね。その代わりたいへん緊張いたしますが(笑) 『学問に王道なし』ならぬ、『太極拳に王道なし』。目標が呼び水となり、それに向けて粛々と練習に励むことができれば、それが技術向上の近道になるのかもしれません。
本日の練習は久しぶりの正式な二十四式練習に戻りました。その後、弓歩の単式練習。改めて管理人の弓歩の改善点をKさんにご指摘いただき、正しい動きの見本を見せてくれました。失礼な言い方に聞こえるかもしれませんが、「めっちゃ上手い!」 時々グラついたりするような、なんとなくこれまで感じていた自分の中での違和感の正体に気づくことができたような気がします。
その後、管理人は ”待望の” 四十二式剣の練習が始まりました。新しい型の練習なんて何年ぶりのことでしょう? うれしくてたまりません。まずは大久保先生から套路を教えていただくところから始まりました。今日は第一組の最後、11番目の転身下刺まで教えていただきました。10月中に全套路を覚えてしまいたいと思います。
9/30
昨日は京都テルサで京都フェスティバルが開催されました。我が広野教室は出場者が4人に減ってしまったため、木星教室の方々4名様に急遽参戦いただき、ぶっつけ本番で臨みました。しかしながら初めて合わせたとは思えないほど全員の動きが揃っていて、とてもよい演技を披露できたと思います。木星のみなさん、本当にありがとうございました。そして、みなさんお疲れさまでした。来年も頑張りましょう!集団演武の動画はこちらから☞ 動画1 動画2
と、これで終わりたいところですが、管理人の32式剣特別表演にも触れておかなければなりませんね。残念ながら、自分の中では少々悔しさが残るほろ苦い結果になりました。せっかく撮っていただいた動画なのに、冷や汗がでてまともに直視できません(笑) ノーミスで行きたかったのですがねぇ。。。たとえ緊張したとしても失敗しない『鋼の心』が欲しいです。終わった後、みなさんからは、「よかったよ」と温かいお言葉をいただきました。とてもとてもありがたかったです。この場をお借りしてお礼申し上げます。ですが、管理人にはリベンジをしなければならないことがまた一つ増えてしまいました。
そうそう、最後にもう一つ。表彰の時に記念品をいただきましたが、「何をもらいやがったんだ?」とお思いの方もいらっしゃるかと存じます。アディダスのスポーツタオルをいただきました。一番最後の写真に載せておきました。大事に使わせていただきます。
9/26
昨日は大久保小学校の体育館で練習がありました。ようやく涼しくなり、エアコンがない体育館でも汗が噴き出るということがなくなりました。そして次の日曜日に控える京都フェスティバルのための最後の練習日です。集団練習を2回通して行いましたが、バッチリでした! ただ、広野教室からの参加者が所用や体調不良等のために減ってしまい、急遽大久保先生が教えていらっしゃる他の教室の方々にも入っていただくことになりました。その方々とは当日の表演前の練習が初めての合わせ稽古となります。さて、どうなることやら、当日が楽しみです。
そして京都フェスティバルの特別表演練習を行いました。当日、管理人の出番は一番最後になりました。表演前にどんな心理状態になるのか、今からまったく想像がつきません(笑)。今回の練習は本番で流す曲付きで行いました。大久保先生とKさんも飛び入り参加で3人で套路をやりました。曲は表演時間の4分きっちりに編集してあるので、ペースはいつもより若干遅めになります。
今回のご指導賜りポイントは、僕歩横掃の際の左手剣指の動かし方の修正、左右平帯の時に尻の力をもっと抜いてもっと楽に切ること、独立掄劈の時の姿勢の修正、虚歩下截の時の足と手の動きを一致させることと、足の向き、体の回転量の修正、左右弓歩攬の時に体が先に動いていることと剣を動かすルートの修正、虚歩点剣から独立平托の移動における剣のルートの修正、撤歩反撃の後の剣と足の動きの不一致の修正などでした。
管理人の癖ですが、ついつい目一杯体を動かそうとしてしまいます。最近、もっと楽にやっていいんだという感覚が少しずつですが、感じられるようになってきました。剣を大きく使うということは、体全体を使って剣を大きく動かすこととは少し違うということがようやくわかってきた気がします。語彙力が足りなくてすみません。うまく伝わっていますかね(笑)。
9/20
先日久しぶりに化学系商社に勤める取締役島耕作が我が社を訪ねてきました。新しい愛車アルファロメオを手に入れたばかりの島耕作ですから、今日はその話一色になるかと管理人は想像しておりました。ところが話し始めると、彼の口から車の話が一向に出てこない。どうしたことかと思いながら彼の話を聞いていると、彼は意外な言葉を発したのでした。「最近、あまり物欲がないんですよね~。以前のように車や時計にあまり興味がなくなってきました。」 バブル時代の申し子のような島耕作にもついにこの日が訪れたのかと管理人は心のなかで叫びました。まあ、新しい外車を買ったばかりなのに、もう次の車のことを考え始めていたら、それはそれで尋常ではないのかもしれませんが。
例えそうであったとしても、その気持ち、管理人には痛いほどわかるのです。お金で手に入る満足感、もうそんなものでは我々は十分な満足感を得られなくなってしまったのです。管理人は腕時計にハマってしまった時期がございます。その頃はまさに欲しい時計を手に入れた次の瞬間から別の時計を物色しはじめるという負の連鎖。『物欲のマグマ』の波をどうしても断ち切ることができずにおりました。今思い返すと、あの不毛な物欲、心の傷となって今でも残るあの魔物のようなものは、長期に及ぶはやり病のようなものだったのだろうかと管理人は考えるのです。管理人は「島耕作さん、私はあなたより少し前にその境地に達しましたよ」と答えました。
管理人が太極拳にはまっている理由の一つは、そこにあるのではないかと思っています。思い通りにいかず試行錯誤の連続で、すぐには手に入らないもの。それでも試行を続けているうちに徐々にではあれ、得られる達成感。太極拳のそういうところに管理人は引き付けられているのではないかと思うのです。
傍から見れば、なんとも贅沢な話だと叱られるかもしれません。けれどもバブルに踊らされた我々世代にとってみれば、バブルが弾けて30年以上たった今になってようやく目が覚め、本質が見えてきたとも言えるのです。このことは我々自身に問題があったのではなく、一切の責任は日本政府にあったといっても過言ではないと思うのです。
と、一通り責任転嫁を終えたところで、取締役島耕作から新たな話がありました。「急な話なのですが、実は来年の3月まで海外赴任することに決まりました」 その地は10年前に彼が赴任していたかの国、中国でした。取締役島耕作の性格からして、日本で窮屈に仕事をするよりも海外、しかも勝手知ったるかの地で仕事をした方が100倍楽しいに決まっています。管理人は「それは良い話ですね! ついでにこれを機にあの(『金食い虫の』、とはさすがに言えませんでしたが)アルファロメオも売っちゃったらどうですか?」と言いました。彼の住まいは東京都内で、駐車場代だけでも月に3万円も払っていると聞いていたからです。しかも屋根もない駐車場だそうです。乗らないのに駐車場代はかかるし、車は古くなるし、もったいない限りです。しかしながら取締役島耕作は「いや~、まだ車は売りません」とアレを手放すにはまだ未練がある様子。彼の『物欲がなくなった』は一過性の、ただの気の迷いだったのかもしれません。次に彼に会うのは中国だと思います。彼はその時何が欲しくなっているのか? 今からとても楽しみです。
9/19
昨日は広野公民館での練習日でした。最近体調を崩したり、お身体を痛めたりでご欠席される方が増えていて、昨日はたったの4人でした。その分、濃い~練習を行いました。
まずはいつものように集団練習。当日人数が少なくなった場合に備えてニューフォーメーションを組みました。曲にはバッチリ入りましたので、もう大丈夫でしょう。
管理人は京都フェスティバルで表演する32式剣を曲付きで初めて教室の皆さんに見ていただきました。ド緊張してしまい、足も落とすし、体に力が一杯入ってしまいました。残念。。。こんなんで本番は大丈夫だろうか???
今回の管理人のご指導賜りポイントは、32式剣の転身回抽の時の剣の抜き方が悪かったのと剣指を向ける方向がずれていたのでそこを修正、その後の並歩平刺になるときの回す左手の剣指を開くタイミングが早すぎること、左弓歩攔から右弓歩攔に移る際、剣の動きが一旦止まってしまっているところ、反身回劈から虚歩点剣に移る動作で、正面を向く際に目線が剣から離れるタイミングが早すぎるところ、虚歩点剣の際の右足が中心に寄りすぎているところ、虚歩掄劈の左足が中心に寄りすぎているところ、弓歩直刺の刺の直前の動きが大きすぎるところ、刺の後、剣を収める動作で左肩があがっているところ、そして全体を通して動作の前に脱力することをいつも意識すること、などをご指摘いただきました。今回もたくさんの課題が見つかりました。しっかり修正していきたいと思います。
9/16
昨日、京都府連が開催する推手講習会が烏丸御池のウイングス京都でありました。管理人は推手講習会は初参加です。管理人はちょっと余裕をかましすぎて、開始時刻の10分前に会場に到着しました。到着するなり、こちらに駆け寄って来られる方がいらっしゃいました。京都府連のS先生でした。S先生は今年の4月、全国大会出場者だけが集められての講習会で講師をしていただきました。その時、管理人は「全然ダメ、もっと練習してください」とバッテンの烙印をおされてしまいました(笑)。そして極めつけは、管理人が出場した7月の全国大会の第5コート、男子32式・42式剣の審判としてS先生がいらっしゃったのです。間近で管理人の演技を見ていただいていたのです。採点付きで💦 管理人の緊張に拍車がかかったのは、ここで改めて申し上げるまでもないことでしょう。もちろん大会当日は審判と出場者の立場でしたので、会話を交わすことはできませんでした。そして久しぶりにお会いしたS先生は、先日の大会の結果についてとても喜んでくださいました。また、すごく上達したともおっしゃっていただき、管理人は大変光栄に思いました。「胸の力をもう少し抜けるようになればいいですね」、と今後の課題についてもご指摘いただきました。
また、その場には同じく女子32式・42式剣に出場されたFさん(Fさんも好成績でした)もいらっしゃって、一緒に祝福していただきました。本当にうれしいかぎりです。
講習会の受付に行くと、今日の講師はW先生でした。W先生には今年の春に開催されたレベルアップ32式剣講習会でお世話になりました。なので管理人のことをよく覚えてくださっていて、お会いするなりW先生にも「本当にすごい」と祝福していただきました。そして、講習会でいつもお会いする方々にもたくさんのお祝いの言葉をいただきました。想像以上の出来事の連続に、これだけでも今日来てよかったと思いました(笑)。
さて、推手講習会の話です。今日は体育館の半面だけを使った講習だったのですが、参加者は大勢いらっしゃいました。推手は動き回らないので支障はなかったですが、スペースは受講者で結構パンパンの状態でした。管理人は初めてでしたので初級者コースを受講しました。そこで単推手の平円、立円、折疊、四正手を中心に習いました。推手を傍から見ていた頃の印象は、「何やってるんだ???」でした。でも自分が実際やってみると、どういう訳か、ハマる。始めぎこちない動きだったのが、慣れてくると少しづつ滑らかに動けるようになってくる。弓歩・虚歩を意識しながら動いてみる。攻撃の時に押す意識、受けるときに捌く意識を少し入れてみる。相手と動きが一致してくると、気もちいい感覚に浸れる。いろいろ考えながらやっていて、ふと我に返るとずっとやっていたことに気が付く。1回目の講習にして早くも面白さを感じてしまいました。四正手はややこしくて、すぐに忘れてしまいそうです。教室練習でも時々やりたいなと思いました。
講習会のあと、初段受験の頃から講習会でたびたびお会いし、仲良くなった方々に近くの串揚げ屋さんで全国大会入賞のお祝いを開いていただきました。太極拳愛の強い方々ばかりで、太極拳話が尽きませんでした。お開きの時間になってようやく管理人は自撮り棒を持ってきていることを思い出し、記念写真を撮らせていただきました。本当は料理が並んでいる初めに撮るつもりだったのですが、料理とお酒の魔力に憑りつかれ、すっかり忘却しておりました。皆様、本当にありがとうございました。
今日は本当にたくさんの方々から祝福のお言葉をいただき、まことに幸せな時間を過ごすことができました。おそらく一生忘れることはないでしょう。良い冥途の土産になりました。ちょっと早すぎるか。。。
9/14
前回の更新からもう一週間経ってしまっていました。時間がたつのは早いですね。8月なんて一瞬で過ぎ去っていってしまった気がします。
さて、この間の水曜日、広野サークルの練習では、今回もまずは今月末に迫りました京都フェスティバルでの集団練習を行いました。安定して曲の中にも収まるようになり、大丈夫かとおもいます。あとはみんなの動きが合うよう練習あるのみです。
今回管理人は入門を3名の方にご指導させていただきました。皆さん随分お上手になってこられたと思います。一点だけ、皆さんの目線が「下に~、下に~」となっておりましたので、そこは直すようにお伝えいたしました。その後、もう一度やっていただいたら目線を直すだけで大変よくなりました。やっぱり目線は大事ですね~。よくわかりました。
本日の管理人のご指導賜りポイントは24式の下勢独立の際の伸ばした方の足の胯の入れる際、お尻が突き出てしまっていたところを矯正していただいたのと、動きの前に必ず力を抜いてから動き始めるようにすること、32式剣では独立掄劈の時に体が斜めを向きすぎているので、もう少し正面を向くこと、剣を上に回すときに頭の上を通ってしまうことがあるので、そうならないよう気を付けることなど、ご指摘いただきました。
それから私事ですが、この度普及指導員に認定いただきました(今更ながらで恐縮ですが)。こんなに熱中させてくれている太極拳に少しでも恩返しをさせていただけたらなと思っています。
9/6
広野太極拳サークルの本拠地である広野公民館では、1年に1度、広野公民館所属のサークルの広報が発行されます。この広報に掲載していただくための文章を各サークルから提出なければなりません。5月か6月頃だったでしょうか? 昨年に引き続き、今年もこの作文を管理人が担当することになりました。原稿用紙1枚という字数制限があり、意外と書くのは難しいです。普段は字数なんて気にせず、自由気ままに書いてますからね。せっかく書いた文章ですが、たぶんほとんど誰にも読まれることもなく捨て去られていくことになる運命だと思いましたので、しっかり成仏させるため、こちらにも掲載させていただくことにしました。
9/1
今年の10月に武術太極拳のワールドカップが横浜で行われることをご存じでしょうか? 世界のトップクラスの選手たちが日本に集結する。せっかくの機会、これは一度見ておきたいと興味が湧きました。しかしながら会場は横浜です。遠い。しかも料金がそこそこします。チケット代は一番遠い席でも一日見ると、午前の部3,000円+午後の部3,000円=6,000円かかります。一番いい席なら1日見て16,000円。2日見たら32,000円! 行きと帰りの交通費とチケット代、日帰りだと次の日、体にこたえるし、泊りだとこれにホテル代がさらに加わります。(それでも行きたいか?) う~ん、微妙。関西であるならたぶん行くでしょう。突き詰めて考えてみれば、横浜までの距離の壁が一線を越えられない最大の原因であることがはっきりしてきました。
話は変わりますが、管理人の次女の話。次女は大学生でKPOPの大ファンです。先日Kep1er(ケプラーと読みます)という女の子のグループが横浜でライブをやるというので、友達と観に行きました。ライブ前日の夜行バスで京都から横浜に移動し、ライブを見た後、その日の夜行バスに乗って翌日早朝に京都に帰るという強行スケジュール。なるほど、これであれば交通費は節約できそうです。でもこんなこと、管理人はおろか、ここの読者の皆様方にも真似ができるはずがございません。こんなことをしたら、我々は④ぬかもしれませんから。
では自分をあと一押しするには? 前にも少し書きましたが、管理人は趣味の一つにカメラがあります。トップ選手の演技をこの手で写真に収めることができたら? 管理人のモチベーションはムクムクと湧いてきました。(これなら横浜までの距離の壁も打ち破ることができる!)早速チケットを予約するぞ、と奮い立ちましたが、いやちょっと待てよ、早まるな。当日会場まで行って、「撮影は不可です」なんてもし言われたら、残念すぎる。そう思って、主催者にまず問い合わせすることにしました。これが7月も後半に入ったころのことです。この時点のホームページには写真撮影に関することは何も触れられておらず、問い合わせは日本武術太極拳連盟へ、方法はお問い合わせメールで、とだけ書かれておりました。
管理人はあわよくば動画撮影も同時にできたらと思い、「ビデオ・カメラ等での撮影はOKですか?」という趣旨の質問を送りました。1週間もかかって返ってきた答えは、「三脚を使ってのビデオカメラでの撮影はお断りしてます」というお答え。『ビデオ・カメラ』という書き方が悪かったのか、先方のご担当者は『ビデオカメラ』と、一つの単語に変換して返してこられました。『ビデオ/カメラ』、もしくは、『ビデオあるいはカメラ』と管理人は質問の時に書くべきでした。連盟からの返信を読んで管理人は、(手持ちであってもビデオ撮影はグレーだなあ。でもカメラ撮影であればOKということか?)と思いました。が、慎重な管理人は念のため「手持ちでのカメラ撮影はOKですか?」と聞いてみました。ここがそもそも一番聞きたかったところですから。するとまた一週間くらい経ってから、「スマートフォンでの撮影は許可いたしますが、ビデオカメラ等は手持ちであったとしても禁止させていただいております」とまたまたズレたお答え。ちがうって!聞きたいことは。
でもやっぱり当日「カメラ持ち込み禁止です」、なんて言われたら目も当てられないので、仕方なくもう一度だけ質問してみることにしました。今度は誰が読んでも齟齬が起きないよう、より明瞭、明確に書きました。「一眼レフカメラでの静止画撮影は問題ないでしょうか?」 すると、またまた一週間後に「一眼レフカメラでの撮影はメディアとして申請された方のみで観客席では撮影できません。スマートフォンによる撮影のみの許可となります」とのこと。なんでやねん! スマートフォンは良くて、一眼レフはダメって、それって差別じゃないか~! 周りの人に邪魔にならないように気をつけますやん。なんやったら自由席なんやし、人の少ないところに移動してから撮りますやん。何で一律に「一眼レフはダメ~」なんて言うんでしょうか? そもそも、ゴールポストもこちらが質問するたびに動かしてるんじゃないですか? いやいや、むしろその場その場で泥縄式に決めていった感さえ伺える。何よりたったこれだけのやり取りに一か月近くもかかるなんて。。。大いに臭うゾ。
どないなってんねん。。。
そんなこんながあり、管理人は断腸の思いでワールドカップのチケットを買うことをあきらめました。最近更新されたワールドカップのホームページを久しぶりに見てみたところ「一眼レフカメラ、ビデオカメラ、三脚等の使用は禁止です。スマートフォンでの撮影は許可します」という文言が追記されておりました(笑)。この一文を入れさせたことが、この夏、ワールドカップで管理人が成し遂げた成果でございます。そして管理人のワールドカップは一足先にここで終わりを遂げたのです。
8/29
昨日も広野公民館での練習でした。先週と同様、全体練習では京都フェスティバルの集団練習を行いました。個別練習ではこれまた先週と同様、入門と初級を指導させていただきました。入門はほぼ問題ないでしょう! 初級の練習では左攬雀尾から右攬雀尾に移る際の転身のやり方を詳しく説明しました。難しい部分ですが、みなさんしっかりできていたと思います。動きを忘れないよう家で復習しておいてくださいね~。
さて、管理人は今回も大変ありがたいご指導を賜りました。動きの前に力を抜く。体の軸を意識して次の動作に移動する。こうすることで余計なことを考えなくても、体が正しい姿勢で正しい方向に滑らかに動くようになる。ちょっとこれだけでは何を言っているのかまったく伝わらないですね(笑)。でもこれがマスターできれば、一つ上のステップに上がれるような気がします。また一つ、管理人の楽しみが増えました。毎回いろいろなことを教えていただけてほんとに嬉しいです。広野教室、最高!
8/21
昨日は広野公民館での練習がありました。9月29日の京都フェスティバルが約1か月後に迫ってきましたので集団の練習を再開しました。6月の宇治競技大会でも集団表演した内容と同じものをする予定です。曲に合わせてやってみたところ、やっぱり少し忘れている部分もありましたが、すぐに思い出せました。あと一か月あるのでたぶん大丈夫でしょう!
入門と初級をやった後、管理人は32式剣を先生に見ていただきました。管理人は跳歩平刺の着地の際に時々ぐらつくことがあり、課題を抱えておりました。今回見ていただいて原因が判明しました。着地の際の衝撃吸収を膝で行っていたためでした。これを胯で吸収するようご指導いただきましたところ、着地が非常にスムーズにできるようになり、続く平刺の動作もやりやすくなりました。自分一人では原因が全く気付かなかったので、まことにありがたいご指摘でした。
8/19
今年の春のことですが、出張で中国の河南省に行きました。時間がありましたのでついでに、近くにある龍門石窟という観光地に行きました。ここの石窟の規模は大変大きく、大きな仏像から小さな仏像まで数千体(?)も彫られている世界遺産です。この近くには有名な少林寺があります。残念ながらこの時期、例年にないほどの大雪が降ったために、少林寺は閉門しており見ることができませんでした。そんなこともあり、先日管理人は映画の『少林寺』をAmazon Primeで見ました。40年以上前に作られた映画ですが、管理人はこれまで一度も観たことがありませんでした。
簡単にストーリーを紹介します。主人公である少年は、悪役の将軍に父親を殺され、自分自身も重傷を負い、命からがら少林寺に逃げ込みます。そこで後に師匠となる師父(シーフ、師匠)とその弟子達がいる少林寺に命を救われます。元気を回復した少年は、少林寺で師父とその弟子たちが日々訓練する少林拳を見て感銘を受けました。自分も少林拳を身につけて父親の仇を討ちたいと心に決め、少林寺の僧となって師父の弟子になりました。少年は厳しい修行を経て、少林拳を習得しました。しかしながら少林寺では殺生をしてはいけないという厳格な定めがあります。少年は師父や他の弟子たちに迷惑をかけないよう、深夜一人静かに寺を去り、父の敵討ちに出発しました。しかしながら将軍はとても強く、危うく返り討ちに会いそうになりましたが、師父や弟子たちが少年を助けに来てくれて、無事、父の敵討ちを成し遂げることができました。
管理人は映画のシーンの中に龍門石窟が出てきて、「ここ行った、行った」と思わず声をあげてしまいました。
映画のストーリーは当時流行していたカンフー映画によくあるものでしたが、管理人は本編とはあまり関係のないところで強く印象に残った場面が二つあります。それは、初めの方の場面で少年が瀕死の状態で少林寺に逃げ込んだ時、少年を早く回復させるために、師父の弟子の僧侶たちが殺生を禁じられているにも関わらず、カエルのスープを少年に食べさせた場面です。少年がスープを口に入れた時に、それを作った弟子の一人が「怎么样?(ゼンマヤン、どうでしょうか?)」と少年に尋ねた言葉が私の耳に入ってきました。管理人は最近中国語を勉強し始めております。これまで「你好(ニーハオ)」や「謝謝」くらいしか聞き取れなかった中国語が、生きた言葉として耳に入り、とてもうれしく感じました。
もう一つ印象に残ったシーンは、まだ僧侶になる前の少年が誤って師父の娘の愛犬を殺してしまった場面です。少年は犬に大変申し訳ないことをしたと詫び、川べりの土の中に一人で埋葬します。ところが埋め終えた少年は、「やっぱりもったいない」と言って、それを掘り返し、丸焼きにして食べてしまいます。こともあろうにそれを見た師父やその弟子たちも少年に勧められて、それをみんなで分け合っておいしそうに食べてしまいました。これには笑ってしまいました。こんなシーン、今では絶対NGですね。犬を食べて元気が出た弟子たちは自分たちの得意な棒術や徒手拳法を披露します。これらの見事な少林拳は本当に圧巻でした。
少林寺を観たことで同じ中国拳法である太極拳へのモチベーションがさらに上がったように感じられます。まだ観たことがない方、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
8/12
先日から活動日記のページが増えたことに気が付かれたかたもいらっしゃるかと存じます。念のため意図を説明しておきましょう。このホームページ作成ソフト(Jimdoといいます)は1ページに収載できる容量に制限があります。活動日記は追記更新を繰り返しているため、遂にその容量制限に到達してしまったという訳です。管理人はページ毎に容量制限があることを今回初めて知りました。幸いこの問題は新しいページを作れば解決できるということがわかりましたので、この際、年度ごとのページに作り直そうと思い2023年の日記を新しいページにコピペすることにしました。しかしこれが一苦労。一項目づつ手作業でコツコツ行わなければならず、えらい面倒な作業で、途中、心が折れそうになりました。なにはともあれ、活動日記を書き始めて約1年でこんな状況になるとは考えてもおりませんでした。これもすべて、ごく少数ではありますが、何度も訪れてくださるHeavy(奇特という意味も含まれます)な読者の皆様に支えられて実現できたものと感謝しております。これからもよろしくお願いいたします。
話は変わって昨日のことです。自宅の階段で大学生の次女の悲鳴のようなものが聞こえました。「ギャー、なにコレ~!」と叫んでいたようです。管理人は(さっそく来たか!)とほくそ笑みました。
我が家は廊下や階段の壁に家族や子供たちの記念写真、学校で書いた絵画などなどを額に入れて飾っています。よく言えば一種のギャラリーのようなものです。よく言えば。。。
Heavy読者の方はもうピンと来たかと思います。そうです。管理人はそこにシレっと、先日購入した太極拳写真をカメラのキタムラで四つ切ワイドに引き伸ばし、フレームに入れて階段の壁にそっと飾っておいたのです。あまり目立たないところに飾っておいたので管理人の妻や末子には気が付かれなかったのですが、幼少のころから家族の中で一番高性能なレーダーを保有する次女は、それをすぐさま見つけ、前述の悲鳴に繋がったという次第です。「どんだけ自分のことが好きなん?」という悪態ともとれる台詞とともに。。。
期待通りの反応に今回の企画の成功を確信し、管理人は大いに満足感を覚えたのでした。
8/8
昨日は広野公民館で練習がありました。体調を崩されている方が多く、出席メンバーは半数ほどでした。皆さんお体には重々お気をつけください。
さて、8月に入りました。1年未満のメンバーの方々には今回から初級の練習を開始しました。まずは套路を覚えていただくところからですが、すでに24式の練習もされているので、套路は比較的覚えやすいのではないかと思います。弓歩-后坐がたくさん出てくるので、ここできっちり基礎を築きましょう!きちんとやっておくと後が楽になります。
初級の練習後、32式剣を先生に見ていただきました。今回もたくさんご指導賜りポイントがありました。独立反刺の前の剣の位置が後ろ過ぎるのでもう少し斜め右後方にすること、独立反刺の後の劈は剣を一気に出すこと、横掃の時の腕と剣の角度を一定に保つこと、平帯の切り方、独立上刺の剣の角度をもう少し上げること、虚歩下截から一旦剣を引く時の目線、転身斜帯の後の剣を刺す向き(右過ぎる)、跳歩平刺の平刺の時に剣指が遅れていること、並歩平刺の刺をもう少しはっきり出すこと、左弓歩攬の時の剣の位置を正中線の延長線上に持ってくること、反身回劈の剣を刺す向き(右過ぎる)、弓歩挂劈の後に剣を後ろに回すときの回し方、などなど。いっぱい直すところをご指摘いただきました。これでまた、自主練での楽しみが増えました!
8/4
i昨日あったとれたてほやほやの話をしたいと思います。管理人は今仕事で中国に来ています。この日は土曜日だというのにお客さんのところに行って、打ち合わせを行うことになりました。お相手は中韓台日で手広くビジネスをされているグループ会社の社長さんです。彼は台湾人で、奥さんは中国人。今はお子様を含めた家族と中国に住んでいます。年齢は管理人と同じですが、超お金持ちです。そこが管理人とは違います(笑)。奥さんはとても若くて美人です。そこも管理人とは・・・いや、やめておきましょう。
打合せが終わると「一緒に食事に行きましょう」と誘われ、社長の車に乗せていただいて、お店に行くことになりました。社長の車は驚くべきことにベンツの『マイバッハ』でした!
管理人が幼少の頃、音楽家崩れの遠い親戚のおじさんが家の近くに住んでいました。そのオジサンの口癖は「ワシは日本のバッハや」でした。言わずもがな、これがいわゆる『ワイ、バッハ』でありますが、ここで管理人が言っているのは『マイバッハ』でございます。『ワイ、バッハ』とは値打ちが違います。『マイバッハ』はベンツの最高峰、ベンツの中のベンツです。Sクラスより上のヤツです。そのおじさんは今頃天国で本物のバッハとお会いできているでしょうか?
管理人は『マイバッハ』を日本でまだ数回しか見たことがありませんでした。社長車はもちろん運転手付きでございます。ゆったりとした傾斜のゆるい後席のソファに乗せていただきました。車内は広々としています。足を組んでも前席に当たりません。恐る恐る価格をお尋ねしたところ、日本円でおおよそ4千万円也! 4千円とちゃいますよ。日本には、起きて半畳、寝て一畳と言う言葉がございます。人間それだけの広さがあれば、生きていけるのだから、必要以上は望むべきではない。現状に満足することが大切であるという、有難い(?)お言葉のようです。でありながらも、世の中には起きて千畳、寝て二千畳というスケールの大きな方もいらっしゃるのです。さて、あなたはどちらがお好みですか?
お店につくと初顔合わせの方々がたくさんいらっしゃいました。全員で10人あまりになるでしょうか。どうやら社長が別に保有する会社の関係の方々のようです。今日はそもそも社長の会社関係の食事会が予定されていて、そこに管理人たちも招待されたということだったようです。そのお店は食事をする部屋の隣に前室みたいなところがあって、食事が始まるまでの間、そこで中国茶が催されるようになっています。管理人は話のネタの一つとして、通訳を通じて日本で太極拳をやっていることを話しました。例の写真ももちろんお見せしながら。かけた費用は回収せねばなりませんからね(笑)。するとなんということでしょう? ちょっとここでやってみてという話になってしまいました。これはまさに管理人の勇み足と言ったところです。仕方がないと腹を決めて24式太極拳を倒巻肱(ダオジェンゴン)までやりました。全套路をやると6分もかかるのでとても彼らの視線には到底耐えられませんでした。終えると中国の方々から拍手と「すごいですね!」という言葉をいただきました。まさか太極拳の本場中国でそんなことを言われることになろうとは。。。
食事が始まり、白酒(パイジュウ)か紅酒(ホンジュウ、ワインのことです)か、どちらにするか、と尋ねられ、白酒はマジでヤバいので(においがきつくて管理人を含め多くの日本人が無理です)、「ホンジュウで」と答えました。どうやらビールなど軽いお酒の選択はさせてもらえないようです。中国人の飲み方は激しくて、乾杯、一気、乾杯、一気の連続です。全員で一気。向かいの人がこちらまで来て個別に一気。飲まないと失礼に当たるらしく、これはなかなか大変です。そうするうちに太極拳ができるんだったら、次は酔拳をやってくれと言ってくる輩まで出てくる始末。(できるかっちゅうの!)その日、管理人は酩酊しホテルになんとか戻りました。通訳の方がいなければ、管理人は大陸のどこかで野垂れ④んでいたことでしょう。
翌日どれくらいの中国人が太極拳をするのかと通訳の方に尋ねたところ、「10万人に1人くらいじゃないですか」との返事。その数字の信ぴょう性はともかくとして、ほとんどの中国人は太極拳をやったことがないとのこと。太極拳は中国ではかなりマイナーな部類であるようです。つまるところ、管理人が昨日中国の方々の前でやったことは、我々日本人からしてみれば、おっちょこちょいの外国人が我々の面前でドロンパッと『忍法』を披露するようなものだったのではなかったか?と管理人は一人、悶々と想像に耽るのでした。
8/1
ハイ、寝不足です。悔しかったです、昨夜の村尾三四郎。どうみても勝ってましたよねぇ。
さて、昨日全国大会を共にしたBさんから一報が入りました。オールスポーツというサイトで全国大会の写真がアップされているとのこと。早速自分の写真を探してみたところ、ありました、ありました。思いのほか多くの写真がアップされていました。20枚くらいはありましたか。すべての写真にはコピー・無断掲載の禁止の透かしが入っており、写メを撮ってそのままここに掲載する訳にはいかないようです。あちらもご商売ですから当然のことでしょう。
さて、これらの写真、一見してプロによる撮影とわかる代物でございます。いや実に素晴らしい。HPに掲載したいので是非ご購入をと呼びかけましたが、にべもなく「自分が写っている写真なんて要らない」ともう一人の同行者のKさん。取り付く島もありません。おまけに「管理人さんだけ買っとき」とまで言われる始末。おぅよ、買ってやろうじゃないか。買うからにはHPにも載せさせていただく。散財した分はここで取り返す! ということで、プロ写真ご覧あれ! こういう写真、自分でも撮ってみたい。
7/31
暑いですね。今日は大久保小学校体育館での練習日でしたが、この暑さのために休みになりました。エアコンがついてないので。小学校の体育館にもエアコンは必要ですね。予算つければよいのに。
さて、オリンピック。面白いですね~。管理人は柔道を一番見ています。女子柔道の穴井さんの解説はわかりやすくてよいですね~。決勝まで観ると深夜1時を越えてしまいますので、次の日辛い。見始めるとテレビの前から動けなくなってしまいます。昨夜も最後まで観てしましました。永瀬選手優勝おめでとうございます!先日は運転中に詩ちゃんの試合が始まりました。管理人は車を急いで脇にとめて観戦しました。詩ちゃんがまさかの敗戦を喫した時は車内で大声をあげてしまいました。その後、詩ちゃんの号泣と一緒に管理人も涙しました。残念でした。
さて、今日も最後まで観てしまうことでしょう。寝不足ツライ。
7/24
人には2種類のタイプがいると思います。全国大会のようなビッグイベントに出場することになりました。あなたはどちらのタイプでしょうか。①人には極力話さず、黙々と練習をして厳かに本番を迎える、②周りの人に言いまくり、話のネタにする。管理人はもちろん②のタイプです。出場することが決まってから、いったい何人に話をしたことでしょう。家族や太極拳関係者は言わずもがなですが、facebookでつながっている人、取引先の人、ちょくちょく顔を合わせる向かいの家のおっちゃんとその娘さん、などなど。もっといろいろな人に話したかったのですが、まず太極拳が趣味なんです、から話をしないといけないので、なかなか骨が折れます。普段の話で『太極拳』はまず出てこないので、自分からそこに誘導する必要がありますからね。なので今年当たっているPTAの役員の人などには残念ながら話すことができませんでした。管理人にそこまでの話術がありませんでした。
こういう話をすると必ず、「いつあるんですか」「どこであるんですか」などと聞かれます。それにお答えすると、「今度会ったら結果を教えてくださいね」となります。大会が終わった日の週明けの日、ある取引先の方から仕事メールが会社のPCに来ておりました。コーヒーを飲みながらメールを読んでいたところ、メールの最後に「全日本選手権7位入賞おめでとうございます。太極拳に種目がたくさんあるのを初めて知りました。来年優勝できるように応援しております。安心して鍛錬いただけますように我々は製品の安定化に努めてまいります。今後とも宜しくお願いいたします。」(原文ママ)と書かれており、飲んでいるコーヒーを吹き出しかけました。なぜならこの方とは直接太極拳の話をしたことがなかったからです。この方の同僚の方とは管理人はよく太極拳の話をしておりましたので、どうやらその方から話を聞いて、全日本武術太極拳連盟のホームページで結果を自分で調べて先のメールをくださったようです。本当に驚きました。
管理人は毎朝家の前の道路の落ち葉をほうきではくことを日課にしております。今朝も落ち葉掃除に集中していた時に後ろから声をかけられました。あまりに集中していたためか、何度か声をかけられて、呼ばれていることにようやく気がつきました。向かいの家の娘さんでした。その方は毎朝ジョギングを日課にしているスポーツウーマンです。管理人が太極拳をしている事を知ってからちょくちょく向こうから話かけてくれるようになりました。話題はもちろん先日の結果のことです。求められるままにお答えし、予想通りの反応を確かめた次第でございます。「次は優勝ですね」だいたい締めの言葉でそう言われます。そんな甘いものじゃないんですよ!と心の中では訴えながらも、「がんばります(ニコッ)」で話を切り上げます。そうしないと説明が長くなりすぎて、出社に遅れてしまいますから。
明日と来週の月曜日にくる予定の取引先の方々にもそれぞれ今回の結果報告をしなければなりません。この方々はなかなかの手ごたえある受け応えをしてくださる心の優しい方々ですので、またまた話(雑談)が長くなりそうです(笑)。以上で管理人の雑談を終わります。
さて最後に、先日の教室練習でのご指導賜りポイントを記載しておきます。24式の穿梭(チュアンスオ)の際、押す方の手が体から離れているために押しすぎて、体が回りすぎる(ねじれる)原因になっているとご指摘いただきました。構えた時に手を腰につけて腰の回転分だけ押すようにすればよいとご指導いただきました。また32式剣では劈をする時に肩が上がっていて、位置が高すぎるので、肩を下げて肘も少しだけ下方向に曲げるようにとご指導いただきました。また、左弓歩攬から右弓歩攬に移る動作の際、后坐のあとしっかり左をむいてから右弓歩攬に入るように、とも指導いただきました。さらに旋転平抹の回転がぎこちなかったので、もう一度やり方を教えていただきました。まだまだ直さなければならないところがたくさんありますね~。
7/20
17日の水曜日は大久保小学校での練習でした。管理人は大久保先生から改めて全国大会入賞の表彰をしていただきました。皆さんからもおめでとうと言っていただき、大変光栄でした。まだ正式には話は来ておりませんが、9月の京都フェスティバルでは表演することになるようです。まだ気を抜くことができません。曲も決めなければならないとのこと。曲はKさんからお借りしたCDの中から早々と決めました。あとは練習あるのみです。
管理人はもう少し低い弓歩ができるようになりたいと思っており、足の出し方、后坐のやり方について先生から教えていただきました。これまでよりも難しくなりますが、なんなく自然にできるようになるまで頑張りたいと思います。
先日読んでいた本の中で、著者が獄中にいるときに矢沢永吉の『成り上がり』を読んで大変良かった、というようなことが書かれておりました。この本は1978年に出版された古い本です。管理人はKINDLEで購入し、早速読んでみました。この本は矢沢永吉の極貧の幼少期から20代後半頃までの話が書かれています。面白い。ただのサクセスストーリーではなく、読者に直接話しかけているような文体で、管理人も感情移入して読んでしまいました。かっこ悪いところも、あえてそのままさらけ出しているところもよかったと思います。この本、実はインタビュー形式の口述筆記で、著者は売れる前の糸井重里。どおりで面白いわけだ。天才二人が組むといいモノできますね。糸井重里はこの本の終わりにこんなことを書いています。『矢沢永吉のインタビューは、彼の引力圏で行なわれた。ベッドと、小さな机だけの、ホテルの一室で。屋台のラーメン屋の、やたらに長い木の縁台に腰をおろして。映画館の、活劇映画のこちら側で。車のシートに座って。道を歩いて。楽屋の片隅で。星は、どうやって自分が星になったかを語った。ぼくは、矢沢永吉という星の熱にふうふういいながら、それを聞いていた。あまりに強い引力にずるずると引き寄せられていくのは、悪い気分ではなかった。ぼくは、カセットテープを速記録になおした状態で、何度となく彼の言葉を読み返して仕事を進めていったのだが、その過程でさえ、何度か泣いてしまった。』『人間の一生は、トーナメント戦じゃない。勝ったり負けたりをくりかえすリーグ戦だ。敗れっぱなしなんてない。おまえも序盤戦で負けた。いいよ、中盤戦から盛り返せよ。逆転しろよ!矢沢は、そんな内容の歌を、この本の中で歌い続けてくれたと思う。』 この本はその熱い感情を余すことなく注ぎ込まれたと言ってよいかと思います。
さて、ついでに熱くなった管理人の感情も、これから太極拳に注ぎ込んでいこうと思います。
7/15
ついに、ついに、ついに終わりました。昨日東京体育館で3日間にわたって行われた全国大会から戻ってまいりました。大会出場が決まってからのこの半年間、ずっと頭の隅から離れず軽いプレッシャーとの共同生活が続いてきましたが、ようやくこれで彼ともお別れすることができます。
管理人は仕事の都合で金曜日に東京入りしました。行きの新幹線の中で、試合当日の段取りに困らないようにと、前もって送られてきた『選手出場案内』にもう一度目を通しました。その時です。彼はついに本性を現しました。管理人は新幹線の席上、これまで体験したことのないような胸の苦しみを感じ始めました。息苦しい。ヤバイ。出場案内を読んだとたん、管理人の頭の中で当日のイメージが急に溢れかえり、事もあろうに新幹線の中であがってしまったのです。これは厄介なことになったと思いました。
金曜日の夜は同じ宇治の選手と3人で翌日からの試合に向けとんかつを食べ、『試合に勝つぞ』と願掛けをしました。管理人は華奢でキュートなBさんが思いのほかたくさん食べられることにビックリしました。この日は3人とも酒も飲まずに早めにホテルに戻って就寝することにしました。ところが、管理人は次の朝午前3時には目が覚める始末。そこからどうしても眠れない。管理人は朝一番の種目に出場予定です。もう少し寝ておきたいのに目が冴える。結局4時半ごろに眠ることをあきらめ、長い朝の時間を狭いホテルの一室で柔軟体操やらなんやらに費やすことになりました。
体育館につくと朝一番の種目に出場する選手は優先入場できるため、順番ぬかしして列の前の方に並ぶことができます。ファストレーンですね!ビジネスクラスに乗ったみたいです。そして体育館に入りました。「ひろっ」これが第一印象です。6面コートがまばゆいです。また胸が高鳴ってきました。まず更衣室に行って着替えを済ませます。更衣室も「ひろっ」。しかもロッカーのカギはちゃんとかかります。後で100円が返ってくるアレです。安心ですね~。これが本当のロッカーというものです。
着替えていると放送がかかりました。「選手はメインアリーナを使って今から30分間練習できます」 当日にメインアリーナで練習できるんだ! そそくさと着替えて1階のメインアリーナに下りました。「ひろっ」 もういいですね。すでに多くの出場者の皆さんが練習を始めておりました。若者たちはピョンピョンと跳ね回っています。その横で管理人を含めたオジサン、オバサン達が太極拳の練習に打ち込む姿は対照的であります。もちろん彼らとは違うコートで練習します。ぶつかると我々は④にますから。
管理人は第5コート。マットが敷いてあると事前に聞いてはおりましたが、想像していたほど足は沈みませんでした。足裏の感覚的にはほとんど違和感なしです。さてと、懸案の独立反刺をやってみよう。「あ~、また立てない」あんなに練習したのに。何度やっても崩れてしまいます。ヤバイ。「何でいつもこうなるのかな(欽ちゃん風に)」。もとに戻らない~、と焦っていた時に宇治の2人がアドバイスをくれました。「首が前に出てるよ。体をまっすぐ、体重を足に落として」。メインアリーナでの練習を終え、サブアリーナに移って練習再開。今度はメンタル面のコーチを受けました。「遠くを見て! 目線が泳がないよう、しっかり決めたところを見るように。演技が始まったら自分の世界に入りなさい」と。
アドバイスをしっかり心に刻み、いざ本番を迎えました。独立反刺は姿勢をくずしかけましたが何とかしのぎ、そこから先はあまり記憶が定かではありません。自分の世界に没頭することができました。結果、点数は8.445でした。しかもA組は満点でした。独立反刺はお目こぼしをいただけたみたいです。7点台を覚悟して望みましたので、管理人としては上々すぎる出来でした。直前のアドバイスがなければ、あのまま闇の中に沈んでいたことでしょう。ありがたい。しかも驚くべきことに7位入賞を賜った次第です。
さて、この日の夜は近くの居酒屋で祝勝会を開いていただきました。お二人はまだ翌日試合があるにも関わらずです。ありがたい、ありがたい。翌日のお二人の扇対錬は練習でみていた時よりもずっと息が合っていました。教室も異なり、合わせる時間もない中でここまで仕上げてくるなんてとても素晴らしいです。しかも練習の時からずっと楽しそうでした。うらやましい~。
試合後は体育館の通路に設置されている太極拳ショップで散財したり、超一流選手の息をのむ演技に目を奪われたりと、大変充実した時間を過ごすことができました。また太極拳ユーチューバーの中村げんこうさんも見学にいらしており、いそいで捕まえて写真を撮らせていただきました。もちろんホームページアップオッケーのご了承をいただきました!
帰りはお土産を買って、新幹線ではお弁当とおつまみ、ビールやお酒で静かに本大会の打ち上げを行いました。「本当に美味しかったね」、もとい、「本当に楽しかったね!」と言い合って帰路につきました。絶対来年も来たいなと思いました。隣の二人は2時間半ずっとおしゃべりしていました。管理人は就寝中に誰かに盗撮されました。なお、試合の写真などは宇治市太極拳協会ホームページにもたくさんアップしておりますので、そちらも是非ご覧くださいね。
7/11
あ~っ!!!なんということだ。活動日記を開けたら、7/7にアップしたはずの内容が消えていました。うまく保存できていなかった?のでしょう。残念です。後日、中身を思い出しながら再掲したいと思います。いい内容だったのにな~。
ウソ。
さて、昨日も広野公民館で練習がありました。管理人は例のごとく新しい方々に入門をご指導させていただきました。日に日に上達していかれているのでうれしい限りです。そろそろ初級に移ってもよいかもしれません。
そして全国大会です。今週の土曜日です。平常心ではいられない!? 昨日もたくさんのご指導を賜りました(笑)。弓歩が前引きに見える。この期におよんでまだ前引きか。先生にはまだ時間があるとおっしゃっていただきました。幸い少しの修正で改善するようなので、わずかな残り時間でそれを体に刷り込むようにしようと思います。あー、落ち着いてなんていられない!
6/30
小指よ、お主なかなかやるのぉ
今回も自主練のため大きい鏡があるレンタルスペースを借りました。こちらリクエストによりマットを敷いていただくことができるのです。本番はマットの上でやると聞いていますので、材質はちょっと違うと思いますが、慣れのためにやってみました。
この赤いマット、見た目ほど柔らかくはなく、普通に立つとそれほど足は沈みません。でも独立で片足だけに加重がかかった状態でバランスが崩れ始めると板の上のようには踏ん張れなくて、もう元には戻せない。ちょうどいい練習になるのではないかと感じました。
管理人は最近ようやく練習の時なら、独立でバランスを崩すということが少なくなってきました。感覚的には成功確率8割前後といったところでしょうか。数えていないので適当です。ですが、検定や競技会の時に同じような確率で決められるかというとそうではないんです。ものすごく成功確率が下がります。先日の競技会の時も自分の出番の前の直前練習ではほぼ決まらず。焦って何度もやる。次第に足が疲れてきて余計に失敗確率が上がる。実はこれ、毎回のルーティーンなんです。皆さんはそんなことはないでしょうか。管理人だけかな?
管理人のような未熟な太極拳学習者の場合、競技会での成否は独立次第といっても過言ではないといってもいいくらいだと思うのです。よって今回の練習のテーマはコレです。『独立をする時の心のよりどころを作る』。管理人は今回、『独立100本ノック』をやることにしました。1,000本と言いたいところですが、管理人の良心が100本に抑えることに決めました(笑)。
32式剣で管理人が最もバランスを崩す可能性が高いのは独立反刺です。しょっぱなですし心の準備が十分できていないこともあります。そこでマットの上で並歩点剣から独立反刺の『100本ノック』をやってみることにしました。もちろん休憩、休憩しながらですよ。そこであの現象と遭遇することができました。そうです。試合直前に失敗しまくるというあの現象です。だいたい20,30本目のノックで早々と現れました。成功確率でいうと1~2割くらいでしょうか。ほとんど全部失敗していると感じる状態です。管理人のその時の心の状態は「マジで?」「何で?」です。
独立するたびに右側に崩れる。それを避けようとすると左側に崩れる。身法、身法と思い出してやり直してもやっぱり右に崩れる。つま先の角度を少し変えてみる。少しましになる。でもまだ崩れやすい。そうして70本まで来た時に、あることに気付きました。右足の小指です。小指を靴の中で目一杯拡げて独立してみました。安定している!成功確率が一気に8割くらいまで上昇しました。
家で裸足で独立をやるとほぼ成功することを思い出したのです。これまではその原因をあまり深堀していなかったのですが、足の指の拡がりが原因ではないかと考えたのです。裸足で独立をするときは床をしっかりつかむように指を開いてますので。右に崩れるということは小指が開いていないからだと。なるほど、アシックスのシューズ、ウーシューTOW013は足先の部分が拡がっており、足の指が拡げられるようになっています。TOW011からの改良点にはこういう意味があったのか、だから草原のような空間があるんだ! と一人納得いたしました(違ったらゴメンナサイ)。
套路を改めてやってみると、他のことにも気を取られ、足の指への意識が薄れてきてしまいます。ここら辺をもう少し修正する必要がありそうだとわかったところで時間となりました。本番まで2週間を切りました。さて、どこまでできるのか、乞うご期待!
6/28
26日の練習は大久保小学校体育館でありました。この日の出席者は6名でいつもより少なかった(6名を少ないと言える日が来るなんて!)ので、全体練習後の個別レッスンはマンツーマン指導のようになりました。ちょっとお得!? 管理人は先週に引き続き入門の指導を行いました。先週よりも少しうまくなっているのを見てうれしく感じました。
本日の管理人のご指導賜りポイントは32式剣の並歩点剣から独立反刺に移る際の剣の引き方。ここちょっと苦手でした。並歩点剣から4ステップで独立反刺していたところを3ステップにして動きを滑らかにしました。次に虚歩下截の定式の際、もう少し体の力を抜いて動くことと、足が手より先に決まっていたので、手と同時に決めるように修正しました。
この日管理人は二段の免状をいただきました。今回から紙質は若干よくなりましたが、サイズは一回り小さくなったようです。なんとA4サイズです。経費節減でしょうか?ちょっと複雑な気分です。記念に大久保先生との2ショット写真を撮っていただきました。同じくらいの高さに調節したつもりでしたが、胯の入れ方が甘かったようです。まだまだ修行が足りません。
6/24
先日の水曜日、公民館での体験練習に来ていただいた女性が、入会してくださるとのこと。とてもうれしいです。昨年の9月からこれで7人仲間が増えました。皆さんこのHPがきっかけでご入会くださいました。HP管理人としてもやりがいがありますね~!
今回の練習は24式の全体練習の後、大久保先生と管理人の2つのグループに分かれて行いました。管理人は入門の指導を初めて行いました。言葉が滑らかに出てこないですね。へたくそな指導で誠に申し訳ありませんが、皆さんにはうまくなってほしいと切に願います。
今回の管理人のご指導賜りポイントは32式剣の独立平托から弓歩挂劈に移る際の剣を後ろに回すところの回転が滑らかでないところ。剣を止めることなくスムーズに回転させるようにとご指導いただきました。
この週末、管理人の末子の友達の親御さんが経営するレンタルスペースをお借りして太極拳の練習をやってみました。広さは程よく、ちょうど24式太極拳套路ができるくらいの広さです。天井が少し低い(普通の家の天井の高さです)ので太極剣は伸縮剣でないと難しい(ここはちょっと残念)。ですが、冷暖房完備!これはいいですね!そして大きな鏡。これが最高でした。
普段ガラスに映る姿か、ビデオの固定映像を見るかしか自分の動きを確認できない環境で練習をやっているので、大きな鏡に映して練習をやってみると、とても新鮮でした。ここの部分ちょっとお尻が出ているとか、ちょっと目線がずれてるとか、普段の一人練習では気が付かずにスルーしてしまうようなバッドポイントが実によくわかる。たとえ鏡のある練習場所でも、鏡の一人占めってあまりできることではないので、これは本当にうれしかったです。
そしてこちらのレンタルスペースは希望すれば全面マットを敷くこともできます。全国大会はマットの上でやることになるようなので、マットの材質こそ違うとは思いますが、板のように硬くないところで太極拳をやってもバランスをくずさない練習がこちらではできるのではないかと期待しています。次回はマットを敷いてもらってやってみたいと思います。
6/19
いよいよ日本に帰国する日がやってきました。昨夜最後の夜はいつもお世話になっている中国の商社の方に夕食をごちそうになりました。久しぶりの和食でとてもおいしかったです。そしてそこで商社の方からサプライズプレゼントをいただきました。管理人が太極拳が好きなことをよくご存じだったので、フィギアを作ってくれるお店で管理人のフィギュアを作製してくれたそうです。管理人の写真を渡して手作りしてもらったものだそうです。送別会でもないのにこんなに素敵な贈り物をいただけるとは、まことに感謝感激です。会社のデスクに飾りたいと思います!
最近中国でインスタントのパクチーラーメンが流行っていると聞きました。管理人はちょっと苦手なのですが、せっかくなのでお土産に購入しました。誰か好きな人にあげようと思います。
さて、今日の夜は公民館での練習日です。夕方関空着の便で帰国しますのでちょっと遅れるかもしれないですが、練習に行くつもりです。また新しい方がこのホームページを通じてお問い合わせいただき、今日体験にいらっしゃる予定です。お会いできることを楽しみにしております。
6/15
宇治の競技会の翌日から、管理人は仕事で中国に来ています。今日は土曜日、休みで上海におります。太極拳の武者修行としてこちらで太極拳を教えていただきました。向かったのは上海交通大学の近くにある江南武術です。郭海軍(guo hai jun)先生に教わりました。先生は河南省出身で、子供の頃は少林寺で武術を習ったそうです。
32式剣をマンツーマンで教えていただきました。転身斜帯、弓歩攬、旋転平抹の時、剣から目が離れているので、剣をしっかりと見て、剣の動きと目を合わすしなさいとのことでした。そのほか、動作をゆっくりやりなさい、軸足にしっかりと体重をかけるようにしなさい、呼吸を軽くし体に力をいれずにもっと軽くやりなさい、跳歩平刺の着地の時に、両手を柔らかく使ってふわっと着地しているように見せるなさい、仆歩横掃の姿勢をもっと低くできるように柔軟をよくやりなさい、とご指導いただきました。あと、剣のおわりの礼をする時は、右手は剣指でなく、手を拡げた方がお礼の意味が深くなるとのことでした。
たった一時間のレッスンでしたが、暑さと緊張でどっぷりと汗をかきました。太極拳でこんなに汗をかいたのは初めてです(笑)。とてもいい経験ができて貴重な体験でした。ますます太極拳が楽しくなりそうです。
太極拳の後はいつも通訳でお世話になっている方に上海料理をごちそうになりました。練習後のごちそうは格別でした!
6/9
本日黄檗体育館で宇治市太極拳競技会2024が開催されました。我が広野太極拳サークルは集団演武で8チーム中惜しくも4位。よくぞここまで行きましたネ!すごい!ビックリ(失礼しました)。皆さんの努力のたまものです。演武も曲の中にバッチリ入りました。大成功でした!!これに味をしめて、秋のフェスティバルもがんばりましょう!
個人競技では対錬に出場した女性ペア(うち1名が当サークルメンバー)が1位。そして管理人も24式と32式剣で1位をいただきました。あ~よかった!
6/5
いよいよ宇治の競技会が9日に迫ってきました。本日は集団の最後の練習でした。もう大丈夫でしょう!あとは本番を迎えるのみ。今日はみんな表演服を着て、本番に備えた練習をしようということになり、記念写真も撮りました。フロントページにも掲載していますので、ぜひぜひご覧ください。決して捕らわれた宇〇人の写真ではございません。『黄金比』と呼んでください。
6/4
ヤバイ。面白過ぎる。やり始めると止まらなくなります。これでいい、これで完成というのがないのです。ああ!なんでこんなにハマるのかがわかりました。太極拳と同じだからですね。
本日のゲストとして、ミッチェルこと廣野光輝(ひろのみつてる)さんに今日も登場してもらいましょう。彼は新しい定式を覚えました。まだ初心者なのでここがもう少しこう、とかもあるかと思いますが、温かい眼で見守ってやってくださいまし。
そして今日、新しい仲間が増えました。鮫島静緒(さめじましずお)さんという女性の方です。彼女は昼間は某百貨店の外商部に勤めるアラフォーのバリバリキャリアウーマンです。彼女は関節が柔らかく、管理人はうらやましいかぎりです。
管理人はふと我にかえりました。いつからこんなオタクになったのだと。そしていつまでこんなことをやっているのかと。さあ、練習、練習!
5/30
昨日は大久保小学校体育館で練習がありました。宇治市の競技会もあと10日余りとなりました。この日も集団練習をみっちり行いました。1回目は時間オーバー。またやってしまいましたね。ですが2回目以降はばっちり曲に入りました。もう大丈夫かな? 競技会にでることを目標に掲げると、皆さんの修得スピードが上がってよいですね!まだ最近始めたばかりの方でも套路はほぼ覚えたようだし、ここから先のステップが本当に面白くなってくるところです。がんばりましょう!
さて、今回の管理人のご指導賜りポイントは弓歩です。「まだ弓歩かい!」とツッコミを受けそうですが。弓歩に行く前に力をフッと抜いて前足の胯を入れる。これがちゃんとできていない。そのまま弓歩に入って前引きのように見えてしまう。ここ、新たな課題として急いで修正せねばなりません。また、制限時間と断勁を気にしすぎるあまり、定式で一瞬止まるのが怖くなってしまっておりました。そのためちょっとメリハリがないというか、流れてしまうような動きになってしまっていたようです。一つ一つの動きをもう少し丁寧に行うようにとご指摘賜りました。つぎつぎやることが出てきます(笑)。
5/24
『合成人間』なるものをご存じでしょうか?この活動日記の読者の中にご存じの方はおそらく一人もいらっしゃらないでしょう(笑)。かくいう管理人もつい最近までその存在を全く知りませんでした。今日お話しする『合成人間』について、きちんと皆様に説明できるだけの知識を残念ながら管理人は持ち合わせておりません。千値練(センチネル)という会社から出ているフィギアだと思います。フィギアマニアではない管理人が説明できるのはこの程度です。すでに完売しているので、メルカリで手に入れました。
このフィギアがとても秀逸なのでございます。この『合成人間』は本物の人間みたいに、そして少なくとも管理人よりも関節が可動するのです。百聞は一見に如かず。刮目せよ!下の写真を見てみなはれ。見事な下勢ではあ~りませんか! 管理人もこれくらい下勢ができるようになれたらなあ。。。 さらに注目すべきはこの人、
自立しております。もちろん足の裏に両面テープとか貼ってませんよ。こけないようにちゃんと姿勢や関節の位置を微妙に調節してバランスを取ってはるんです。人間みたいです。どうすれば低い下勢が決まるようになるのか、動画や写真だけで研究するよりもよいかもしれませんね。そして毎度のことですが、撮影会になるとかならず邪魔が入ります。
この『合成人間』にはちゃんとした名前があります。廣野光輝(ひろの みつてる)と言います(管理人が名づけ親です)。みんなからは『ミッチェル』と呼ばれています。ミッチェルには時々このページにも登場してもらうことがあると思いますので、今後とも皆様よろしくお願いいたします。
5/23
昨日は大久保小学校体育館で練習がありました。だんだん暑くなってきました。エアコンがない体育館での練習はこれから汗がでるようになるので、タオルを忘れないようにしなければなりません。
今回も集団の練習を行いました。練習場所が広いので入場から退場までの練習も行いました。音楽に乗せての套路も時間ばっちり合いました。もう大丈夫だ、気が緩んだとたん、管理人は套路を間違えました。24式の短縮バージョンであることをうっかり忘れてしまいます。本番でやってしまわないように気を付けなければ。
さて、今回の管理人のご指導賜りポイントは弓歩の蹴り出し。蹴り出しする必要がない時でもわずかに蹴り出しをしている。それは后座の時に開く足の角度が広すぎるからで、角度を少し狭めて軸足が絶対動かないようにとご指導いただきました。また、24式の後半、下勢独立で不必要な姿勢の上下動が目立つので注意すること、搬欄捶の欄の時に体を回しすぎていて、体の軸がぶれてしまっているので、腰の動きと連動させるようにとご指摘をいただきました。搬欄捶まできたら安心して、これまで注意力散漫になりがちでしたので、気を引き締めなおして修正したいと思います。
5/19
アシックスよ、いったいどうしたのだ!
日本で唯一の太極拳シューズメーカーといえば、アシックスですね。履いている方はたくさんいらっしゃいます。現行モデルは『ウーシューWU TOW013』です。これが今絶滅の危機?に瀕しております。本日現在、アシックスのホームページでは白地にパールホワイトラインで26.0cm以上のサイズのみまだ在庫があるようですが、他の色は全サイズ在庫がありません。楽天やAmazonなどのショッピングサイトを検索してもパールホワイトラインの在庫が若干ある程度で、その他全色、全サイズほぼ在庫なし。ゴールドの特大サイズはまだ買えるようです。『今、目の前にある恐怖でさえ想像が生み出す恐怖よりは恐ろしくない。』とはシェイクスピア マクベスの一節ですが、このままアシックスは太極拳シューズから撤退してしまうのではなかろうか?という恐怖が現実のものになるのでは、と想像してしまうのです。メルカリではすでにプレミア価格が付き始めています。先日、サイズ24.5cmホワイト×ゴールドラインの新品未使用品が、な、な、なんと18,500円で出品されておりました。定価より5,000円以上のプレミアがついてます。(まあ、この価格では売れないだろう)と高をくくっておりましたが、先ほど確認してみたところ、値引き交渉もなくその値段で売買が成立していました。。。
アシックス、お前もか。。。 お前もロレックスになりたいのか?
ほしい人みんなの手元に届くだけの量を生産しなさい。それがメーカーの責務というものです。二度と手に入らなくなるのでは?という恐怖のため、とうとう管理人は自分サイズのホワイト×ゴールドライン27.0cmをYahooショッピングで購入してしまいました。購入すると、他のすべてのショッピングサイトのホワイト×ゴールドライン27.0cmが在庫なしに変わりました。みんな在庫も持たずに売ってたんかい!
5/16
昨日は水曜日でしたので、公民館でいつもの練習を行いました。やっぱり今回も集団練習からスタートです。みなさん套路はほぼ完ぺきですね。あとは完成度を高めていくのみ! しかしながら問題に直面しました。制限時間の4分にうまく合わせられない💦 はみ出しそうになって最後急いだり、急ぎすぎて時間が余ってしまったり。あれれれ~、うまくいかない。曲にのってやるのは難しいですね。まだ今のところ、管理人は本番でばっちり時間を合わせる自信がありません。。。もう少し練習が必要ですね。
今日の管理人のご指導賜りポイントは32式剣の撤歩反撃の動き初めの際に剣を振りかぶりすぎる点、進歩平刺の刺の出始めの位置が体の横ではなく前になっていた点、丁歩回抽の際の掤勁がつぶれていた点、旋転平抹で回転する時に左足を置く位置が間違っていた点、弓歩直刺で刺をする前に剣を後ろに引きすぎる点、など後半に集中しておりました。しっかり修正をかけたいと思います。
5/14
一瞬で体の可動範囲を拡げる方法
管理人は体がとても硬いです。ストレッチにチャンレンジして体が痛くなってやめて、直ったらまたチャレンジして体が痛くなってやめて・・・ これの繰り返しです。果たして本当に体は柔らかくなるのか?もう無理じゃないか?こんなネガティブな言葉ばかりが浮かんできます。そんな管理人がある本に出合いました。『小関式心とカラダのバランス・メソッド』という本です。もちろん(!?)中古で購入させていただきました。著者の方、ゴメンナサイ。
この本の中に紐を使ったトレーニング法が載っているのですが、ちょっとビックリすることがありましたのでここに書くことにしました。体が硬い人は必見です。管理人は実験済みですが、読者の方全員に当てはまるかどうかは定かではありません。簡単ですから、興味が湧いたという方は一度試してみてください。文章だけでは伝わりにくいので、娘の古い友達のメル本メルルちゃんに手伝ってもらいまSHOW~。
やり方
① 1.0~1.5mくらいの紐を用意する
② お尻の下のラインが当たるようにしてヘソの下あたりで紐を結ぶ(1、2枚目写真。服の上からで良いですよ)。少々強めに結ぶ方がよいような気がします。
以上で準備完了です。
では試しに両足を肩幅の広さに平行に開いて、体をそのまま後ろに捻じって後ろを振り返ってみてください。どこまで捻じることができたかよく覚えておいてくださいね。紐をほどいて、もう一度同じように体を後ろに捻じってみてください。さあ、どうですか?紐を結んでいた時の方が、より後ろまで捻じることができませんでしたか?
ではまた紐の有り無しの両パターンで、立った状態でそのまま片膝を上げてみてください。やっぱり紐有りの方が膝が上に上がりませんでしたか?
これに気をよくした管理人は紐をつけたまま太極拳の套路をやってみました。『これは!』と思うほど弓歩や独立がやりやすくなったように感じるのです。管理人の体が硬いからそう感じるだけかもしれません。紐を腰にまくだけで少し柔らかくなった体が手に入ったような気がします。こうなってくると当然競技会でも紐を腰に巻きたくなってくるのが人情というもの。でもこれは見つかったら反則になるかもしれませんね。。。
そこで管理人は考えました。ここから先は管理人のオリジナルです。キネシオテープってご存じでしょうか?ゴムのように伸びるテーピング用テープです。スポーツ選手が故障した時や筋肉が張っている時などによく貼っているアレです。これをさっきの紐のラインに沿って貼るのです。まず25~30cmの長さのキネシオテープを2本用意します。テープを引張りながら座骨のあたりからお尻のラインに沿って貼り始めて、少しお尻を持ち上げるような感じにしてお腹まで貼ります(3,4枚目写真)。反対側も同じように貼ります。左右対称に貼るのは意外と難しいです。なお貼るときはあられもない姿になりますので、鏡がある誰もいない部屋で貼ることをお勧めします(笑)。(撮影中、いつものように愛猫ミーちゃんが邪魔をしに来ました。)
こうすることで管理人は紐を結んだ時と同じような効果を実感することができました。テーピングなら反則を気にしなくてよいのではないかと思います。しかも紐のようにズレることがない。ただし残念なことが一点。キネシオテープを剥がすと、3分間の戦いを終えたウルトラマンのように元の体に戻ってしまいます。体は一ミリも柔らかくなってないようです。これをずっと続けていけば少しは柔らかくなるのかな?
5/12
今日は宇治市民総合体育大会の開会式が山城総合運動公園(太陽が丘)体育館でありました。今回の選手宣誓は宇治市太極拳協会の方が務められました。また、東宇治中学の吹奏楽部の皆さんが、ハツラツとしたカッコいいマーチングをご披露してくれたそうです。残念ながら管理人は出席できませんでしたが、写真をいただきましたので下に掲載します。ご覧あそばせ。
管理人はというと京都テルサで行われた公認普及指導員認定のための講義・実技の受講および学科レポートを提出してまいりました。公認普及指導員は現在試験はなくなり、講義内容に基づく学科レポートの提出が代わりに行われます。学科レポートといっても中身はテストと同じで、テキスト等は見ないで、24式の套路の順序を記号で答えたり(定式名を漢字で書くのではなく選択方式です。漢字にルビは振ってませんので読める必要はあります)、太極拳用語の四文字熟語の穴埋め問題が出ました。想像していたより難しく感じましたが、本テストの点数はあまり気にしなくてもよかったようです。だからレポートと呼んでいるのでしょう。
午前中は学科で午後は実技に入ります。実技の前半は入門、初級について初心者に教えるにはどう説明すればよいかについて、先生から指導を受けながら実際に套路を通しました。既に無意識にやっていることを改めて初心者にもわかるように説明することは、かなり難しく感じました。初心者にもわかりやすくするために、温泉につかった時のように力を抜く、などと喩えをうまく使った方が分かってもらいやすいと教えていただきました。教えていくうちにこのような自分の引き出しを増やしていくようにするようご指導いただきました。
実技の後半は弓歩、虚歩を中心とした動作の間違い例について具体的にご教示いただき、また実際に生徒の一人にわざと間違った動作をさせて、残りの生徒がどこが間違っているのか、どう直せばよいのか、という模擬練習のようなことをやりました。また、生徒一人一人に24式の起勢から手揮琵琶まで套路を通してやり、どこが悪いのか、どう直すのかといった本番さながらの模擬練習も行いました。ここがおかしい、と指摘はできるのですが、この部分がこうわるいからこのようにすればよい、とわかりやすく説明することはできませんでした。改めて先生のすごさを実感した次第です。人に教えながらすこしずつ覚えていくしかありませんね。
さて、最後はおまけでございます。太極拳とは無関係です、念のため。
つい先日、わが社にまたあの取締役島耕作がやってきました。管理人は仕事の話はそっちのけで、彼が買うと言っていた車の話の続きを聞きました。「もう買われましたか?」と管理人。「はい、ついに買いました」と取締役島耕作が目じりを下げながら答えます。鼻の穴も若干膨らんでいるように見えます。「やっぱりレクサスにしたんですか?」と管理人が聞いたところ、「いや、実は・・・」と取締役島耕作は少しバツの悪そうな表情にかわりました。事情を聞いたところ、レクサスに決めたのでアルファロメオのディーラーに正式に断りに行ったところ、「1週間だけお時間をください」とアルファロメオの営業マンに懇願されたとのこと。そして1週間後に驚くべき見積もりを提示され、そのままイタリアの名車アルファロメオに決めてしまったということでした(笑)。まあ、よくある話です。管理人は改めて営業の極意を学びました。最後の最後まであきらめてはダメですね。ほぼ失注しかけていたところからの大逆転サヨナラ満塁ホームランです。
この話には続きがあります。ネットの自動車保険では、外車は車両保険には入れないそうです。もちろんアルファロメオのディーラーが取り扱う保険はそんなことはないので、それに加入したそうです。その車両保険の付帯条件は、修理費が600万円を超える場合は免責で自己負担ゼロになるらしいのです。取締役島耕作はディーラーの営業マンに「600万以上って、ほぼ廃車に近いような事故でも起こさない限り、使うことはありませんよねぇ?」と言ったところ、ディーラーの営業マンは「そんなことはありません。横からドアをぶつけたら、それぐらいは簡単に行きますから」とあっさりと答えられたとのことです。『あなたな~らどうする~』というメロディーが浮かんできました。外車はカッコいいですけどね~。管理人はやっぱり国産車にすると思います(笑)。
5/10
5月8日の練習日にお一人、このホームページを見て体験練習に来てくださいました。広野公民館のすぐ近くにお住まいの方ですが、こんなに近くで太極拳をやっていることはご存じなかったとのこと。まだまだ宣伝が足りませんね~。大変うれしいことに、ご入会いただけることとなりました。これから一緒にがんばりましょう!
本日の練習は宇治市の競技会に向けた集団の特訓(?)を行いました。やはり下勢独立が難しいみたいですね。一度覚えたと思ってもすぐ忘れてしまいます。お気持ちよくわかります。管理人もまだきちんとできませんので、心配いりません(笑)。その調子でがんばってください。
本日の管理人のご指導賜りポイントは、32式剣の並歩点剣から独立反刺に移るときの剣の引き方でした。動きがぎこちなく、メリハリがなかったので修正していただきました。独立の時の姿勢は褒めていただきました。やった。
今日の夜は月に一度あるPTAの定例会議、そして来週の金曜日はPTA全委員が集まる年に一度の全委員会というビッグイベントが予定されています。○○委員長として頑張ってきます(ほどほどにですがね)。
5/3
昨年の末子の誕生日にと妻がプレゼントとして直径58mmの大きなカンバッジを作ることができるキットを買ってあげていたことを管理人は昨夜初めて知りました。だれも使っていないようなのでこれを拝借して早速製作に取り掛かりました。こんなに大量生産してしまいました。右端のリップと比較するとおおよその大きさがわかると思います。
カバンに取り付けて撮影会を行いました。途中ちょっと邪魔が入りました(笑)。ということで今日はやや寝不足です。
5/2
昨日は広野公民館で練習がありました。いつものように宇治競技大会集団の練習と32式剣を見ていただきました。集団では24式太極拳の4分バージョンを行います。下勢は難しいですね。動きを覚えるのに今回初参加の皆さん苦労されておりましたが、最後は修得されたようです。
今日の管理人のご指導賜りポイントは下勢の時にお尻がポコンとでている点とその後の独立に移る際にお尻に変な動きがでるところです。下勢で反り腰にならないようにと、しっかり軸足に乗ってから独立するようにとご指導いただきました。今日はやけにお尻が出ているとご指摘いただきました。なかなか治りませんねぇ。。。 32式剣では並歩点剣から独立反刺に移るときの剣の動かし方がぎこちないのでその修正と剣を立てるときの腕の位置の修正をするようにとご指導いただきました。独立反刺のあとの劈が点剣に見えないよう、劈の直前に剣首を下げすぎないようにと注意を頂きました。また向右平帯から向左平帯に移るときに胸から動いているとのご指摘を頂きました(ここはすごく苦手です)。また左足の位置が左すぎたので修正していただきました。
休憩時間に太極拳ぬかる民のKさんが特技をみんなに見せてくれました。足の人差し指と中指でやるチョキと逆つま先立ち(!?)です。彼女は誰でもできるとおっしゃいましたが、少なくとも管理人は一生できないと断言します。動画を撮らせていただきましてので、リンクをクリックしてお宝映像をご鑑賞くださいませ。お宝映像
4/25
昨日は月に一度の大久保小学校の体育館での練習日でした。本日も宇治競技大会の集団の練習をみっちり行いました。あとひと月とちょっとですので、みなさんがんばりましょう。
管理人は本日も32式の特別練習をしていただきました。前回からの続きで進歩反刺からです。反刺からの戻りおよび反身の際に剣が顔に近づきすぎている点をご指摘いただきました。本物の剣だったら危ないですね! 続いて劈から左足を寄せる時、剣がふらふらしているとのご指摘が。剣に意識が行ってませんでした。点剣から剣を手首で回して独立平托の際の手首のスムーズな回しかたも教わりました。次に虚歩掄劈から撤歩反撃に移るときの目線が剣を誘導していなかった点についてご指摘を頂きました。撤歩反撃から進歩平刺に移るときの剣の動かし方や丁歩回抽から旋転平抹に移る際の剣のスムーズな回し方も教わりました。最後、少し練習時間をオーバーしましたが、ようやく套路を一通り教えていただくことが終了いたしました。まとめると管理人は定式から定式への動きがまだスムーズでなく、不自然な動きや中途半端な動き、剣に意識が入っていない動きが多く、ここの改善が目下の課題です。これができるようになれば断勁からも卒業できるのではないか?そう信じて邁進していく所存です!
4/21
今日はウィングス京都で第2回目の全国大会の選手練習会がありました。選手練習会は今回が最後になります。今回のご指導賜りポイントは次の3点。①反り腰、②独立上刺の断勁、③弓歩攔の剣の位置が高すぎる、でした。なるほど、もっともなご指摘ばかりでした。特に①の反り腰はしっかり練習して直すようにとご指導賜りました。これを直すだけで見栄えが随分よくなるはずとのことでした。
剣グループは3名ですが、その中に女性のツルギストがいらっしゃいます。ツルギストのXさんとお呼びすることとします。この方の剣は、経験未熟な管理人が見ても素晴らしいと思います。自主練習中の管理人の剣をご覧になっていて、見るに見かねたのでしょう。ツルギストのXさんからもご指導賜りました。虚歩下截から弓歩刺に移る動作で一旦下がるとき、剣の向きがバラバラなので、しっかり剣の先の想像上の相手をよく見て剣が常に相手にまっすぐ向いているように気を付けること、弓歩の後ろ足の角度が少し広すぎて剣先まで力が伝わっていないので、もう少し角度を狭めてしっかりした弓歩をすること、独立平托から剣を後ろに回すときに勢いで回すのではなく、まず右脚を曲げてゆっくり左足を着地させ、徐々に腰を回していくことで剣を回すように丁寧に動くこと、上下の振れをなくし、体の開合(字はあってるでしょうか?開いたり閉じたりすることです)を出すこと、などなど、ツルギストXさんからたくさん教えていただきました。
また。ツルギストXさんから「体に落とし込むまでが練習です」という名言をいただきました。さらに、「これから3年間、すごく伸びると思うから、3年後が楽しみです」と励ましのお言葉もいただきました。まことに光栄です。ご期待を裏切らぬよう、体に落とし込むまで練習しようと思いました。
4/19
一昨日、公民館でいつもの教室練習がありました。全体練習は引き続き宇治競技大会での集団競技の練習を行いました。曲の長さとピッタリ合うようになり、あとは全員の動作を本番までにどこまで合わせられるようになるかがポイントのようです。皆さん、気楽にいきましょう!
さて、今日の管理人のご指導賜りポイントは右攬雀尾から単鞭に移るときの右の胯の入り方が浅く、お尻が出気味であるところでした。そのまま単鞭に移ろうとするとさらに前引きにも見えてしまうとのことでした。元凶は胯の入れ方だと理解し、すべての動きの中でその部分を修正する必要があると感じました。
32式特訓を今日もしていただきました。先週の続き、独立掄劈からです。独立上刺を突く前、お尻が出てしまっていたところをまずご指摘頂きました。続く虚歩下截では腰から右にひねってしまっていたので上半身だけに修正。ここは講習会でも指摘されていたのですが、またやってしまいました。跳歩平刺、右弓歩撩では剣指の高さが低いのでもう少し上にあげるようご指摘いただきました。2回目の左弓歩攔から進歩反刺に移る際の剣裁きのコツもご教示いただきました。これはカッコいい!今日はここで時間切れとなりました。今日のお聞きした内容をしっかり修正して、日曜日の(恐怖の!?)選手練習会に臨みたいと思います。
4/16
剣をこよなく愛す太極拳愛好者のことを、管理人は以後『ツルギスト』と呼ぼうと思います。一応グーグル検索して『太極拳&ツルギスト』はヒットしなかったので、管理人が名づけ親だと勝手に思っておりますが、既に使っている方がいらっしゃったらゴメンナサイ。
先日のレベルアップ32式剣講習会の参加メンバーの中に、お一人、管理人がよく知っている方がいらっしゃいました。この方、ベテランで競技会にもよく参加されています。練習スタイルはとにかくストイック。いつお見掛けしても練習しているところしか見たことがございません(笑)。
種目は管理人が知る限り、剣のみの正真正銘『ツルギスト』です。講習会でも剣の時しかお会いしません。イニシャルですぐに個人が特定できてしまいそうなので、ここでは『ツルギストのZ』さんということにしておきます。
そんなツルギストのZさんと昼食をともにしました。ツルギストのZさんから、以前32式剣で全国大会に出ることになった時のお話を伺いました。ストイックなツルギストのZさんは大会出場が決まると、大会までに套路を320回すると決めて、毎回時間を測定しながら1回やるごとに正の字をつけていったそうです。100回くらいで続けるのが相当つらくなったそうですが、なんとか最後までやり切ったそうです。シェイクスピアの名言に『楽しんでやる苦労は苦痛を癒すものだ』という言葉がございますが、苦痛以外の何物でもないのでは?と感じてしまう管理人は、まだまだ山の麓にすら立てておりません。管理人はツルギストのZさんに「どうして320回なのですか?」とお聞きしたところ、「32式だから」という何ともベタな答えが返ってきました(笑)。
続いて、自主練をどこでやっているか?という話になりました。ツルギストのZさんは以前体育館の外の空きスペースでやっていたとのこと。毎回事前に体育館の受付の方の了解を得た上で練習されていたそうです。体育館の外は平らだし、大抵大きなガラスがあるので自分の姿が映って、練習にはうってつけの場所ですね。さすがは『ツルギスト』です!
ある時、ツルギストのZさんがその日の自主練を終え、剣を鞘に納めて帰り支度をしていると、向こうの方から二人組の警官がやってきたそうです。長物を携えているツルギストのZさんに「ここで何かされていましたか?」と二人組の警官が質問してきたそうです。そうです。この二人組の警官は。通報があったためにここまでやってきたのでした。さらにこの二人組の警官は手に『サスマタ』まで持っていたそうです(笑)。ツルギストのZさんは二人組の警官に事情を説明して事なきを得たそうですが、端から見ると刃物を振り回している狂人のように見えたのですかね?
かくいう管理人も以前、誰もいない公民館の外のスペースで剣の練習をしていて守衛に注意されたことがあります。「税金はらってるんだからいいじゃないか!ぺッ」と悪態をつくこともできず、スゴスゴとその日は帰り、以後その場所で練習することはなくなりました。
自主練場所の確保、『ツルギスト』にとってこれは最大の課題かもしれません。無料で、広くて、下が平らで、天候に左右されず(つまり屋根があり)、全身が映るガラス(鏡とはいいません)があり、できれば夜も使え、明かりもあって、そして何よりも大切な、通報されることがない、そんな理想郷はないものでしょうか? 「望みなしと思われることも敢えて行えば、成ることしばしばあり」この言葉を信じて、今日も管理人の理想郷探しの旅が続きます。
ちなみにツルギストのZさんは現在、炎天下のグランドの隅っこで自主練に励まれており、そのため年中日焼けしているそうです。また、蚊の出る季節は貧血になるくらい血を吸われるともおっしゃってました。管理人も一歩でも『ツルギスト』に近づけるように精進して行きたいと思うのでした。でも蚊はキライです。
4/14
本日京都テルサで京都府連が開催する32式剣のレベルアップ講習会に参加してまいりました。準備体操が終わるとまず初めに全体のレベルを先生が確認するために全員で全套路を行います。やり終えたあと、講師の先生とお顔があい、先生は苦笑い。(あ~、またや!)管理人はいろいろな先生にいつもこの顔をされてきておりますが、いまだに慣れることができません。大手術の始まりの予感を胸にいただきつつ、練習が始まりました。
初めの部分はつい先日教室の先生に修正していただいたばかりだったこともあり、あまり大きな修正点はなかったです。嵐の前の静けさというところでしょうか。しかし平帯(ピンダイ)あたりにきた頃です。ついに重欠点が見つかりました。一つ目は平帯で切ったあとの胸が張りすぎている、腰が反っている、剣指の位置が後ろすぎて、胸から肩がペタンと平たくなっているとご指摘賜りました。「まずは胸を落としなさい、腰も少し後ろに出すような感じで。そうすれば足に重心が落ちていくことを感じられるから。」はじめはこの感覚がつかめず、変な動きをしておりましたが、だんだん足に落ちていく感覚というのがつかめるようになってきました。いままで得られなかった感覚を感じることができた瞬間です。(腑に落ちた~)と感動している暇はなく、次は剣指です。もう少し前にもってきて、ポン勁を作りなさいと。一旦できたとわかっても、この形は套路の中に何度もでてくる形です。すぐに忘れて、悪い形になります。そのたびに先生から「また戻ってるよ~」。何度もご指摘を受けました。
次にご指摘いただいたのは左弓歩攔(ツオゴンブーラン)から右弓歩欄(ヨウゴンブーラン)に移るときに后座(ホーゾー)してから後ろの右脚を引き寄せた時に左の胯(クワ)が十分入っていないために引きが足りなくなっているというところでした。こうしないと剣の動きが小さくなるということでした。なるほどなるほど。
次は反身回劈(ファンシェンフイピー)から左足を寄せた時、右手の力が抜けていなかったために動きが硬くなっていました。もっと力を抜くようにとご指摘いただきました。
他にもいろいろと細かい部分をご指摘、ご指導いただきました。動きが講習会前と比べて少ししっくりくるようになったような気がします。次週はいよいよ第2回選手練習会がウィングス京都であります。あな、おそろし。一週間しかないですが、今回の講習会の成果を少しでも活かせるよう練習したいと思います。
4/13
管理人、大見得を切る!
振り返ること2か月前。末子が通う小学校の次年度PTA役員選挙がありました。この選挙、過去3年以内に役員をやっていない民に被選義務(?)があります。そして夫婦共働きである、妊娠している、小さな子供がいる、親の介護をしている、くらい(!?)の個人的事情は免除理由としては認めてもらえないという『鬼規則』もそこにはあります。今のご時世、それらを安易に認めてしまうと候補者がほとんどいなくなってしまうという背景があります。管理人の妻がその選挙に出席し、くじを引いた結果、役員当選は免れたものの、補欠3位を引いてしまいました。補欠とは役員当選者の当選が後から免除された場合、その順位の高いものから順に当選が回ってくるというシステムのことを言います。その日のうちに数名の役員当選者から「どうしても引き受けられない理由」に関する口頭陳述が関係者らになされ、それが承認されました。その結果補欠2位までが即日繰り上がり当選となり、次年度主要役員人事がすべて決定し、悲喜こもごもの役員選挙はこれで終了しました。ギリセーフ!妻は、その夜、安堵の息を漏らしたのでした。
そんなことはとうの昔のことと忘れていたある日の夕方、妻の携帯が突然鳴り出しました。役員の一人にキャンセルが出て、補欠3位である我々にお鉢が回ってきたとのことでした。今年はよくお鉢が回ってきます。しかしながら、前年度役員から今年度役員への引継ぎ会議はもう既に終わっています。妻は「なんで今頃?」とも聞けず、渋々、引き受けることとなりました。後日開かれたPTA定例会から帰ってきた妻に話を聞いたところ、『副』ではなく『正』、つまり『○○委員長』の座を仰せつかったとのこと。そして『〇〇委員長』としての最初の仕事は、1年生の入学式への出席と式後の父兄へのスピーチということでした。入学式は数日後に迫っています。もちろん平日です。ようやく管理人にも事の重大さがわかり始めました。これは大変なことになってきました。妻の表情は一向に冴えません。。。
管理人はここで一計を案じました。管理人は歌舞伎役者さながら、「その役、拙者が仰せつかりましょう」と大見得を切ったのです。この時の妻の表情は生涯忘れられません(笑)。
「その代わり・・・」管理人劇場の始まりです。
管理人にはある『後ろめたさ』がありました。それは最近、太極拳の競技会や講習会等で、休みの日によく家を空けなければならないことでした。それは小学生の子を持つ共働き世代の親として、(いつキレられるか)という内なる恐怖との闘い、とも言い換えることができましょう。今のところ無事ではありますが、この先も安泰!とはとてもとても言えません。管理人はこの憂惧から一刻も早く解放され、心置きなく太極拳に集中できる環境を手に入れたいと常日頃より思案しておりました。そのため管理人はこの時ばかりと先の『交換条件』を口走るに至った訳でございます。
機を見るに敏、肉を切らせて骨を断つ、知らぬが仏、隠忍自重、沈黙は金、後悔先に立たず、自業自得。。。今の管理人の心中をあらわすのにしっくりくる言葉がなかなか思い浮かびません。もちろん妻はこの『交換条件』にもろ手を挙げて賛同してくれ、管理人は幸か不幸か、晴れて『〇〇委員長』の座に就くことと相成りました。
4/11
昨日は公民館での教室練習がありました。6月に教室メンバー全員で出場する宇治競技大会の型の練習を行いました。24式の短縮バージョンなので順番を考えないでいつも通りやっていると間違ってしまいます。曲は森山直太朗の風唄です。初めて聞いた曲ですが、なかなか良い曲です。曲付きで動画を撮っていただき、グループLINEに送っていただきました。自主練にも使えますね。みなさん、がんばりましょう!
先日のウイングスでの選手練習会での管理人のご指摘賜りポイントについて、教室の先生に報告しました。改めて先生に、まずはこんな感じかなと自分で考えてみた動きを見ていただきましたが、やっぱり全然違う(笑)。起勢からやり直しです。動きに勢いを出したほうが良いのかと思ってやってみたことは、腰をひねりすぎ、手を前に出しすぎなど、なるほど、なるほど。自分の頭の中のイメージだけでやっても駄目ですね。
起勢の後の右手の引き方と出し方、並歩点剣 (ビンブーディエンジェン)の後の後方への下がり方、その後の右手の後方の位置、独立反刺( ドゥーリーファンツー)の剣の位置と角度、仆歩横掃( プーブーホンサオ)の剣の正しい位置、平帯(ピンダイ)の切り方、独立掄劈 (ドゥーリールンピー)の立ち方、左手の剣指の位置など、時間を忘れるほど一つ一つ丁寧に先生に見ていただき、ご指導賜りました。残念ながら独立掄劈 (ドゥーリールンピー)までで時間切れとなり、残りはまた次回ということになりました。
『もっとうまくなりたい』と本当に心から強く思うのでした。
4/7
昨日ウイングス京都で全日本選手権大会出場選手および国体出場選手の練習会が行われ、管理人も初めて参加してまいりました。京都府連が定期的に開催する講習会とはまったく異なる雰囲気で、ただならぬ緊張感が漂っておりました。参加者の顔ぶれを拝見すると、「あー知ってる、見たことある」という方々ばかり。『ここに管理人の居場所はあるんか? アイフル~』という曲が管理人の頭の中に流れました。
時間になると参加選手全員が集められ、本日ご指導いただく先生のご挨拶がありました。先生は一名でした。一名で全競技者の指導を行うの? 驚きました。それからすぐに競技別に分かれて自主練、先生がグループごとに見て回り、個々に要改善点を指摘するという流れです。
管理人は剣グループで、32式剣の女性、42式剣の女性と管理人(32式剣)の3名で各々自主練習を始めました。先生は最初に剣グループに来ていただき、早速ご指導を賜りました。が、管理人はいきなりダメ出し。ダンケイ(断勁と書くのかな。つまりは動きがぶつぶつ切れていて動きに繋がりがない)をまず直すようにとご指摘いただきました。教室練習でも先生からご指摘いただいていましたので、やっぱりそうですよね、と思いました。まずはここから直さないと先に進めない、そんな状態でした。
その後、先生が全員をもう一度集めて、動きの中で虚実を明確にするようご指導いただきました。定式と定式の間の流れの中で虚実をしっかり出して、手や剣を置きに行くようなことはしないようにと注意を受けました。審判に何を見せたいのか、どう見せたいのか、をしっかり意識してやらないと点数は全くとれません、とのことでした。先生のお手本を拝見すると、なるほどよくわかりました。しかしながら、いざ自分でやってみるとなるとできません。これ、型別でポイントごとに動画を撮ってDVDにして売り出せば、きっと売れるのに! すぐに商売に結び付けて考えてしまう下世話な管理人は、もう少し慎まなければなりません。
さて、もう一つ管理人がご指導賜った点は、剣のどこで切ろうとしているのか、それをもっと意識しなさいとのことでした。これもよく言われてきたことですが、今一つピンと来ていませんでした。一つヒントをいただいたのは、実際に相手を切ろうと思って動いてみなさいということでした。体のどこに力を入れなければならないのか、どういう動きになるはずなのかがわかるはず、ということでした。
2週間後にもう一度練習会が開かれます。この時までにどれくらい修正できるかわかりませんが、まずは今回の改善ポイントに集中して練習したいと思います。
4/4
今年度の太極拳教室が始まりました。今年度も昨年度同様、たくさん人が入ってくれたらいいのになと思います。
さて、6月に宇治市太極拳協会の競技大会が行われます。今年は当教室から団体種目に出ることにしました。団体種目は制限時間4分間です。当教室は24式をベースにして表演することとなりました。今回第一回目の練習を行いましたが、初回からまずまずの出来。問題ないでしょう。本番が楽しみです。
本日のご指導賜りポイントは前足の出し方です。前足を出すときに猫足のようにそっとつま先から出して踵からつける。これを丁寧にやれるように練習すれば足ぴょこんも直るのではないかとご指導いただきました。管理人は足を出すときに少し足を上げ過ぎていたようです。もう少し低めに出すことを意識して練習しようと思います。
今回久しぶりに32式を先生に見ていただきました。動画も撮っていただきました。久しぶり過ぎて浩然の気のことを忘れてしまっており、管理人としたことが、緊張してしまいました(笑)。固定撮影でない動画はいいですね!課題がとてもよくわかりました。
3/28
昨日は公民館で練習がありました。24式をいつもより念入りに練習しました。そして今回は新兵器を導入いたしました。管理人のSONYハンディカムで全体練習の動画を撮影し、練習後に教室のグループラインに配信しました。ここでその動画をお見せすることは差し控えさせていただきますが、下の写真のような感じです。普段の一人練習の動画と違って、自分の動きが違う場所がとてもよくわかります。いつも注意されているところが、客観的にどう見えているのか、人とどう違うのかが本当によくわかります。動画を撮られ慣れていない方にとってはプレッシャーでしかなかったと思いますが(ゴメンナサイ)、管理人は家に帰って改めて動画を見て、『これはとてもいい!』と思ってしまいました。自分の後ろに先生がいらっしゃる時の動きまで見られることも最高です。動画撮影の許可をくださった先生にとても感謝です。管理人は以前は自分の動画を見ることがとても苦痛でしたが、今ではまったく平気になりました。自分を客観的に評価できるようになってきたのだと思います。これも慣れですかね!これからも時々は教室練習の動画撮影を行いたいなと思いました。
さて今回の管理人のご指導賜りポイントは、久しぶりに出ました、足ぴょこん。海底針(ハイディージェン)から閃通臂(シャントンペイ)に移るときの前足がぴょこんしてしまいました。忘れたころにやってくるっていうアレですね。良いことなら大歓迎なのですが。。。また、海底針の際の右の胯(クワ)の入りが浅いために右ひざが前に出過ぎているとご指摘いただきました。
3/25
意図的に『腑に落ちる』感覚を得るための科学的アプローチ
メンタリストのDaiGoさんがYoutubeで「成功を掴む独学の科学」という動画を上げております。この中でDaiGoさんは何かのスキルや知識を身につけるためには、独学が適していると言っています。なるほど一利あると思いましたので今回そのアイデアを拝借し、我が太極拳にそれを応用してみたいと思います。
この動画はスイス連邦共和国チューリッヒ校で行われた研究をもとにされています。この中で、本当にスキルや知識を身につけたいと思えば、試行錯誤して失敗しながらやった方が、スキルや知識の定着率は上がると言っています(これを生産的失敗と呼ぶそうです)。そしてこれには独学が適しているのではないかとDaiGoさんは言っております。
太極拳をやっているときに『腑に落ちる』瞬間があるということをこの日記の中で何度か書いたことがあります。この瞬間のために太極拳を続けているのだ、という麻薬中毒患者のような方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか(管理人のように)。そして管理人はこれが『ぬかるみの世界』の正体ではなかろうかとニラんでいるのです。しかし、この『腑に落ちる』瞬間というものは突然不意にやってくるものなので、それがいつやってくるのか、何度やってくるのか、本人にはまったくもって予想がつきません。
しかしこの動画を見て管理人はピンときてしまいました。今回の動画を参考にすることによって、もしかしたらこの『腑に落ちる』瞬間を意図的に自分で作り出せるようになるのではないだろうか、というのが今回の研究テーマです。『腑に落ちる』とはなんと依存性が高い麻薬なのでしょう。そして今回の研究が首尾よくいけば、その高級麻薬を自分で栽培しそれを自分で吸引できてしまうということになるのです。合成高級麻薬と呼ぶこともできるかもしれません。ですがドント・ウォーリー、安心してください。もちろん合法です。ハイ、いつものように管理人の妄想の世界ですから、あまり真に受けすぎないように注意して読んでくださいね。あくまでも管理人の仮説ですから。
まずは『腑に落ちる』とは何ぞや?という活動日記初心者の方のために、改めて言葉の定義を説明したいと思います。太極拳の練習中、先生からご指摘いただいた一言によって今までできなかったところが突然できるようになる、またはこれまでできなかった真の原因に気づけるようになる、というようなことを管理人は『腑に落ちる』と呼んでいます。それがたとえ傍から見ている分には気がつかれないような些細なことであったとしても、本人にとっては突然目の前の霧が晴れたような感覚を味わいます。同義語として『アハ体験』という言葉があります。しかしながら管理人は『腑に落ちる』は『アハ体験』よりも1,000倍の毒性があると信じております。『腑に落ちる』を意図的に作り出せるようになれば、その人はまさに『毒劇物取扱者』としての国家資格保有者になるのであります。
それでは始めてみましょう。
ステップ1:手本にしたいテキスト、望ましくはDVD等の動画を見ながら、完コピを目指して一人練習する。できれば自分の動きを動画に撮って手本通りの動きができているかどうかを子細にチェックする。その際、自分の知っている知識はフル活用して、ここの動きはこうあるべきなどと考えながら完コピを目指すとなお良い。手本の選定を間違えると、すべて台無しになる恐れがあるので、手本の選定には細心の注意を要する。先生に聞いてもよい。管理人は手始めとしては日本連盟から出ているDVDなどが良いと考える。
ステップ2:ここの部分はできる、ここはどうしてもできない、または何か違う、という部分がそれぞれ何処なのかを自分自身で認識する。
ステップ3:できない部分、何か違う部分を深堀りする。他のテキストや動画などにそのヒントや答えがないか調査・研究する。
ステップ4:ここまでやった上で先生の指導を受ける。自分でやってもできなかったところはもちろんのこと、できると思っていたところもおそらくいろいろ指導を受けることになる。その際、正しい動きを教わるだけでなく、具体的にどこの部分が悪かったのか、自分にはどんな癖があるのか、などを先生からお聞きする。そして自分がどうしてそのような間違った動きをしていたのか、『その理由』を見つける。
ステップ4において『その理由』を見つけた瞬間、あなたが心から待ち望んでいた、イナズマに打たれ全身に大電流が流れるようなあの『腑に落ちる』瞬間、痺れる瞬間がきっとあなたの下にやってくることでしょう。もっと強い刺激が欲しい欲張りで中毒患者のあなたは、ステップ1~3をより念入りに行うことです。『その理由』を見つけた瞬間(とき)、あなたはそこで失神するかもしれません(笑)。
3/24
本日ウイングス京都で開催された段理解講習会に参加してまいりました。3段の講習会に初参加しました。3段の検定は24式の高探馬(ガオタンマー)までなんですね。短くなるということはそれだけ深くなるということ。結論から申し上げると、最初から最後まですべて修正点がある(笑)という恐ろしいというか、やっぱりというかの結果が待っておりました。こんなにたくさんのことをこれまで見逃していただいてたのかということを改めて再認識いたしました。また教室の先生からよくご指摘いただいていたことも、「あ~、これか~」という箇所が何か所かありました。今回のご指摘賜りポイントの中で管理人が最もご指摘いただいてよかったと思ったところがあります。自分でも全く意識がなかったのですが、管理人は肩の位置が普段から後ろしていて、その結果、少々胸が張るような姿勢になっていました。これが良い姿勢だと思っていましたが、今日、胸を落とすようにと言われると、肩は前の位置にしないとうまくいかないことがわかりました。肩を前の位置にすると背中とのつながりが意識しやすく、またバランスを崩しにくくなりました。今日はこの部分が腑に落ちたことだけで大収穫だったと思います。しかしながら3段受験はまだまだ道険しというところで、今年の受験はちょっと難しいかなと感じました。
さて、講習会でいつもお会いするメンバーにお願いして写真を撮らせていただきました。皆さん、熱心な方ばかりで頭が下がります。みんなで近くの和食屋さんでお昼を一緒にいただきました。今回始めてお会いした方も一名いらっしゃいますが、その方、今朝舞鶴からバスに乗ってこられたとのこと。いやはや、本当に頭がさがります。
3/22
最近管理人は出張等で仕事が忙しくてなかなか活動日記を書けず、ずいぶんほったらかしになっておりました。申し訳ございません。さて、今日は管理人の会社の元取引先の方をご紹介したいと思います。この方はHさんといいます。Hさんはご自分でオーダーメイドの測定装置などを設計し、顧客にその装置を納入するというお仕事をされておりました。お一人で会社を経営されておりました。そのHさんが昨年、仕事を引退して廃業しますとおっしゃられました。それからしばらくお見えにならなかったのですが、先日、以前にHさんに作っていただいた装置が突然動かなくなったので、お電話したところ、わざわざ当社まで来てくれました。そのトラブルはお陰様ですぐに解決し、その後、少しお話をさせていただきました。
Hさん、普段は地元のクラブで若い人と週に一回、ソフトボールをやられており、スキーも毎年年に数回は行かれております。今年の1月にもスキーに行かれた様子をFacebookにあげられておりました。かっこいいです。「5本連続滑ったらちょっと休憩したくなりました。もう歳ですね~」とおっしゃっておりました。いやいや管理人などは1本滑ったら、もうあとは温泉に入ってビールでも飲みたいと思うでしょう。このHさん、おいくつだと思いますか?
なんと今年で90歳になられます。でも見た目は70代にしか見えません。スキーをするために、ご自分で長野までお車を運転されるんですよ。驚異的な体力です。
そんなHさんが仕事を辞められた理由は奥さんの介護のためでした。といっても奥さんはまだ一人で動くことはできるそうなので、いつもそばにいてあげられるようにということだったそうです。Hさん、出張が多いお仕事でしたので。ご本人は丈夫でも、奥さんも同世代の方だそうですから、致し方ないことではありますね。高齢化社会の日本にはこんなパターンもあるのです。そんなHさん、最近のお暮しをお聞きしたところ、「とにかく暇で暇で仕方がない」とのことでした。お体も丈夫、頭もしゃっきりしているHさんですから、それはそうでしょうと管理人もうなずきました。
そこで管理人は太極拳を始められたらいかがですか? と得意な話に持ち込みました。運動神経抜群のHさんならすぐに上達しますよと。Hさん曰く、「いやいや、こんな歳から始められませんよ~」とご謙遜されておりましたが、何をおっしゃいますやら! 管理人より体力があるHさんです。きっと問題ないでしょう。Hさんは大阪にお住まいです。もし近所なら強引にでも誘うところなのですが(笑)。始めてくれたらいいのになぁ。
3/7
昨日は公民館での練習日でした。24式太極拳の全体練習のあと、月初め恒例の単式練習を行いました。単式練習では弓歩、野馬分鬃(イェマーフェンゾン)、楼膝拗歩(ローシーアオブー)の移動練習をみっちりと行いました。下半身だけでも難しいのに、上半身が加わるとさらに難しくなりますね。各生徒によってそれぞれいろいろな課題があると思います。奥が深すぎて全部をすぐにマスターできるものではありませんので、どこから手を付けていくべきなのか、個人個人がはっきりと把握できるようになった方が上達が早まりますね。特に初心者のころは、何が正しい動きなのか、どうしてそれが正しいのかが十分理解できなかったり、言われた通りに動きが再現できているかどうかを自分で確かめることが難しかったり(出来ていないのにできていると思いがち)、というところに苦労したと管理人は記憶しております。練習が終わってから思いついたのですが、先日購入したSONYハンディカムで皆さんの練習風景を撮影して、あとでグループラインに配信すればよかったと思いました。それを見れば、自分がなぜ注意をうけているのかがすぐに理解できると思います。文明の利器は活用してなんぼですよね!
今回の管理人のご指摘賜りポイントは、転身搬欄捶(ズァンシェンバンランチュイ)の際の右拳を打つときの右手の回し方。下から回転させて打つようにすればもっと滑らかに動けるようになるということでした。管理人は半周くらいしかしてませんでした。あと、右手を腰に持ってきたときの拳が、いつの間にやら縦拳になってしまってました。手の甲が下向きになるように構えないといけませんよね。打つときは縦拳だから縦でよいと知らぬ間にやってしまっていました。ほかの場所に気を取らている間に、知らぬ間に変わってしまっている。これ管理人はとても多いので気を付けなければなりません。
3/2
先週ウイングス京都で32式剣のレベルアップ講習会を受講してきました。参加者は15名でした。今回の32式剣の講習は、多分人数の関係で、初段検定対策講習とレベルアップ講習の合同講習となりました。参加者のレベルのばらつきが大きいので、うまくまとまるのだろうかと不安になりましたが、先生、さすがですね。これは全くの杞憂でした。管理人の今回の講習でのご指導賜りポイントについて、いくつか挙げてみたいと思います。
・肩を下げる:管理人は剣をしているとついつい肩が上ってしまいます。肩を意識的に下げることで腰から仙骨あたり(かな?)に力がぐっと入ります。たとえば提膝捧剣(ティシポンチェン)から跳歩平刺(ティヤオブ ピンツ)に移る動作の時、肩をしっかり下げると踏み出して跳歩するときにしっかり腰を入れて踏み出すことができるようになることを実感しました。
・跳歩の着地:着地した瞬間に両手を手前に引いておりましたが、バランスを崩しやすいので、両手は伸ばした手の位置のままにして着地した方がよいとのことでした。
・攔の時の目線:管理人は剣を引いた時は剣を見ているのですが、それを回して頭上に振り挙げるときに目線が先に前を向いてしまっており、体の動きと腕の動きの連動が外れ、後ろに剣が置いてきぼりのようになっていました。テニスの手打ちにならないようにやるとよいのかなと思いました。
・后座:またまたまたまたまたまた注意されました。特に転身の時に後ろ脚にしっかり乗る前に転身してしまっているところを注意されました。
・その他、剣は振り回すのではなく、体の回転に合わせて動かすようにすること、上半身を前後左右に傾けないことなどの諸注意を受けました。
いつも教室の先生から注意を受けているところばかりですが、いつもと少し違った角度からご指摘いただくと改めて気がつくことがあります。今回の講習も大変有意義なものでありました。
今回の講習会に初段、二段検定受験の同期の方々も本講習会に来られておりました。皆さんは剣ではなく、来年受験する予定の三段の検定の準備のため、推手の講習受講に来られたとのことです。準備がはやいって! 管理人は少々焦りましたが、今は32式をもっと練習しなければならないので、大会が終わるまではそちらに集中したいと思います。
講習会終了後、同期の方々とウイングス近くの焼き鳥屋での反省会!?に行きました。管理人は初参加でしたが、講習会後に時々開催されているそうです。皆さん、太極拳愛がとても熱かったです。最後まで太極拳がらみの話をしていたと思います。酒を飲むと記憶力がとたんに薄くなる管理人は、残念ながら話の内容はあまりよく覚えておりません(笑)。支払いの時、割り勘で「一人〇〇円」の掛け声の下、管理人は自分の財布の中身を見たら、細かいお金がありませんでした。割り勘で支払うということがとても久しぶりだったので、完全に油断しておりました。お店には若いお客さんが多く、多分彼らはたとえ割り勘であろうと電子マネーでさっさとスマートに支払いを済ませるのでしょう。昭和世代の管理人は彼らの視線に耐えながら(おそらく実際には見られていたわけではなく、管理人のただの妄想です)、「おつりありません?」などと悪戦苦闘しながらなんとか無事に支払いを済ませることができたのでした。同期の方々とは楽しいひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。これからもどうぞよろしくお願い致します。
2/28
今日は練習日でした。うれしいことに今日も体験で男性が一名いらっしゃいました。この方、実は管理人の仕事の取引先の方で、管理人がお誘いしたのです。「体験練習してみたら、想像していたのとぜんぜん違って難しかった」と練習終わりにおっしゃってました。管理人が入会した時は、「太極拳はこんなに簡単なのか」と思いましたので真逆の反応です。でもこの男性の方が正しいのです。管理人はこの後(今も)、泥沼のぬかるみにはまることになりましたので(笑)。コロナ渦を経て減少してしまった生徒数がようやくもとに戻ってきました。人数が増えてにぎやかになり、毎週の練習がますます楽しみになってきました。また今年の6月にある宇治の競技大会には、当教室メンバーで久しぶりに団体競技に出場することにもなりました。楽しみですね。みなさんがんばりましょう!
さて、本日の管理人のご指導賜りポイントは、24式の下勢の時に前足のクワをもっと入れること、32式剣の虚歩下截(シュイブーシアジェ)の時の左足のつき方と定式の時の目線の向き、跳歩平刺(チャオブーピンツー)の着地した時の右脚の上げ方、両手の位置についてでした。特に32式は言われないと気が付かないところが多いと感じます。いやはや難しいですね~。管理人は一向にぬかるみから這い出ることができません。
2/28
前回ここでお話ししたワイドコンバージョンレンズが思いのほか早く届きましたので、さっそくそのインプレッションを行いたいと思います。百聞は一見に如かず、論より証拠、ということでまずは下の2枚の写真を見比べてみてください。一枚目はワイドコンバージョンレンズなしのノーマル状態でSONYハンディカムの広角側一杯で撮った時の画像、二枚目は同じ条件でワイドコンバージョンレンズを取り付けた時の画像です。二枚目の写真はずいぶん後ろに下がって撮ったように見えますよね。実は同じ位置から撮影しています。付けると画角がすごく広がったことが見て取れると思います。明るさ、色味もこの写真で見る限りあまり変わりませんね。ただし四隅はすごいケラレ(レンズのフィルター枠が写り込んで黒くなる現象)ますし、写真も少し歪んでしまっています。でも管理人の使用目的であればケラレはほとんど影響ありませんし、写真の歪みも管理人の体や心の歪みに比べれば、さほど深刻なものではないと思われます(笑)。Amazonで1,670円で買った超ロープライスなワイドコンバージョンレンズですが、なかなかやるじゃあ~りませんか?これで準備は整いました。あとは練習あるのみ!7月の全国大会目指して頑張ります。
2/24
管理人にはいろいろな趣味があります。趣味で収集した物の中にはもう3年以上それらに触れてもいないというものが数多くございます。他人から、「それは最近熱が冷めたからではないか」と言われると多少なりともカチンとくるのです。言い訳するつもりはありませんが、我が身は一つなわけですから、元来そんなにたくさんのことをすることは物理的に不可能なのでございます。立派な屁理屈が成り立つのでございます。
さて、物が増えると物を置くスペースが次第になくなってくるというのは物理の法則で証明できますね。そこで管理人は趣味の品々(以後、『宝』と呼ぶことにいたしましょう)のうち、使用頻度が低い『宝』の一部を思い切って処分することにしました。処分する『宝』のリストは次の通りです。
一眼レフカメラ用レンズ4本、機械式腕時計2本、天体望遠鏡1本、望遠鏡レンズ、望遠鏡の備品等。
これらの『宝』たちを近所のカメラのキタムラとメルカリで売りさばくことに致しました。結果、1か月以内にすべて売りきることができました。管理人もついに終活戦士ダンシャリダーの仲間入りを果たすことができたのです。
さて、『宝』を処分すると後悔の念にさいなまれるのではと想像しておりましたが、そんなことはなく、身も心も軽くなったような、すがすがしい気持ちになりました。以前よりも増してこれから前向きな人生が送れそうです。あまりに気分が良くなったために、ついつい別の『宝』まで処分したくなる衝動にかられました。しかし管理人の心の中の用心棒が「やめときなはれ。それを売らはったら、あとあと後悔しはりまっせ」と歯止めをかけようとします。作用・反作用の法則とでも申しましょうか。ここは用心棒の言うことに従うのが賢明と判断し、早まることはしないことにしました。
ところでネット検索していると、最近うっとうしい広告が目につきませんか?過去に一度だけクリックした商品が何度も何度も出てくるというアレです。しかもご丁寧にそれらの関連商品やセールのお知らせまでもあれやこれやと教えてくださる。このばか野郎。管理人をなめてもらっては困ります。そんなわかりやすいマーケティング手法に易々と引っかかるような管理人ではないのです。この悪魔広告をきれいさっぱり消してしまうアプリは、果たしてないものでしょうか?
先日京都府連の競技大会で同じ教室の方の動画をスマホで撮影いたしました。しかしながら管理人はその出来栄えに満足できませんでした。誤解されると困りますのではっきりと申し上げておきますが、演技は素晴らしいものでした。不満なのはその画質です。スマホのカメラはずいぶんよくなったと思いますが、ズーム撮影はやっぱりダメだ。そう確信したのです。その時たまたまSONYのハンディカムというビデオカメラの広告が目に入りました。以前ちらっとPCでの作業の合間に見たやつです。その時は、「今時ビデオカメラかい、誰が買うんじゃい!」と一人ツッコミを入れながら見ていたような気がします。
一昔前の子供の運動会や発表会ではほとんどの人がビデオカメラを構えていました。管理人も子供ができた時にやはりSONYのビデオカメラを購入しました。若かりしあの頃ですら結構重かったと記憶しております。記録媒体は磁気テープでした。今時ありませんわ。
しかしながら、最近ではスマホで撮る人もいれば、ミラーレスなどの最新デジタルカメラで動画撮影する方も見受けられます(管理人もその一派です)。もちろん今でも、より小型・軽量になったビデオカメラで撮る方もいらっしゃり、とてもバラエティ豊かになっております。選択肢が複数あるというのは社会が健全であることの証左であるとも言えますが、一方でどれがベストな選択なのかと悩みの種にもなりえます。近所の家電量販店ではビデオカメラコーナーのスペースが縮小されております。モノが増えるとモノを置くスペースがなくなるというのは物理法則である、ということがこれで証明することができました(笑)。
ビデオカメラを作っている日本メーカーは今ではSONYとPanasonicの2社だけになってしまいました。寂しいかぎりです。では、ビデオカメラのメリットとは何ぞや?管理人の研究魂に火がつきました。調べてみると意外と簡単に答えにたどりつきました。ビデオカメラのメリット、それは①動画撮影がとっても簡単なこと(専用機なので当たり前ですが)、②ズームからワイド撮影まで(遠くから近くまで)レンズ交換なしで済むこと、③長時間撮影も難なくこなせること、④手振れ対策機能が充実していること、などが挙げられます。
①、②はスマホも満たしていますが、③は結構厳しい。スマホのメモリ容量がパンパンになったり、炎天下で動画撮影するとスマホがどんどん熱くなり、安全機能が働いてカメラアプリが勝手に閉じて冷めるまで撮影不可になってしまう、などなど。次に自分の子供の出番だったりした時にこんな事態が発生したらとても眼が当てられませんね。しかもズームも弱い。④の手振れなんて最悪レベルです。一方、デジカメを使った動画撮影では②と③と④が課題になります。②はズームレンズをつければよいではないかとの反論も聞こえてきますが、レンズがデカい、重いで持ち運びや撮影がつらくなります。③はどういうことかというと、デジタルカメラはバッテリー(充電できる電池のことです)をカメラの中に入れる必要があるため、その制約上バッテリーをあまり大きくできません。基本的に静止画を撮るものだからバッテリーの容量はさほど大きくしなくても良いのです。よって電池を食う動画撮影に使う時は予備のバッテリーを常に持ち歩いておかないと、肝心なところで「電池切れ」になり、あっという間にカメラがただの箱に変身してしまうという不安が常につきまといます。巷にあるタイプC接続できる予備バッテリーではデジタルカメラのバッテリーは充電できませんしね。デジタルカメラは他の機器とはまったく互換性がない、そのカメラ専用のバッテリーが必要になるのです。しかもこれがまたけっこう高いときた。だからスマホに負けるのだ!
前置きが大変長くなりましたが、ここらでそろそろ結論を申し上げたいと思います。活動日記の読者の方々にとっては、管理人が次に何をするのかは既にお察しの通りであるかとご推察いたしますが、おおむねその予想に違わぬことと存じます。はい、管理人はSONYのハンディカムを購入したのです。『宝』を売却して懐があったまるやいなや、管理人の物欲マグマがモリモリと盛り上がりました。そしてあの悪魔広告の連鎖。まんまと奴らの術中にハマってしまったのでございます。
早速試し撮りのため、管理人は太極拳の一人練習を撮ってみました。室内で撮るので撮影距離は近いです。ですがハンディカムはスマホのインカメラ(自撮り用レンズ)より広角で撮ることができますので、三脚固定でより広い範囲を撮れるようになりました。これはとても重要なことです。太極拳の套路をやると移動するので、固定撮影では画面からはみ出てしまうのです。でも欲を言えばもう少し広角にしてより広い面積を撮れるようにしたい。なぜならまだはみ出だすからです。
ネットで調べてみると同じようなニーズを持つ方が必ず見つかるものです。検索したところビデオカメラのレンズの先に取り付けるだけでより広角になるという、『ワイドコンバージョンレンズ』なるものがこの世の中にはあることがわかりました。値段は千数百円から数万円までとピンキリです。一般的にカメラレンズの価格というものは、それが持つ性能とリニア(比例)な関係にあります。値段が高い方がほぼ間違いなく高性能なのです。ブランドの時計やバッグとはまた違った世界なのです。でも一人練習での動きのチェックのためだけに数万円はいくらなんでも高すぎて、さすがの管理人の物欲マグマでさえも萎えてしまいます。ということでまずは試しに中国製と思われる一番安いレンズを買ってみることにしました。こいつは安いがレビュー評価もイマイチです。輸入品なので届くまで少々時間もかかります。この空白の時間がまた、何とも言えずたまりませんねぇ!届いたらここでまたレビューしますね。
こうしてせっかく拡げられたスペースには、また新たな『宝』が置かれることになりました。『エントロピー増大の法則』というのもまた物理の法則です。これは、物事は放っておくと乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発的に元に戻ることはない、という法則のことです。管理人には物理の法則に従う以外、もはやどうすることもできないのです。物欲だけで片づけられる問題ではないのかもしれないのです。これは決して言い訳ではないのです。全人類、いや全宇宙に課せられた普遍的で壮大なテーマなのかもしれないのです。
2/23
ふとした拍子に腰や背中、膝、腕など体の一部がおかしくなることが多くなった今日この頃、皆様はどうおすごしでしょうか? 管理人は武術の動きを生活に取り入れれば体がもっと楽になるかもしれない、と考えました。「古武術式の体の使い方」という本の中に、それらが分かりやすく、しかも取り組みやすいものがありましたので、いくつか紹介してみたいと思います。
・椅子から立ち上がる 「シーソーの原理」で楽に立てる
椅子から立ち上がるときにそのまままっすぐ立ち上がると、上半身の重さが膝に集中することになります。その結果、膝に負担がかかってしまいます。そこで立ち上がるときに背骨をまっすぐにしたまま少し前かがみになってクワを入れた状態にして立ち上がります。すると膝にあまり負担がかからず立ち上がることができます。座るときも同じ要領で。見た目はちょっと変ですが(笑)。
車のシートに座る時もこの原理が使えます。よほど天井が高い車でない限り、足から車に入ると、頭をぶつけないように上半身をのけぞらしたり、かがんだりしなければ乗り込めません。そこで先ほどのシーソーの原理を使います。クワを入れた状態で車の座席の真横から、おしりから乗るようにします。上半身は少し前傾しているはずですから頭がつっかえずにそのまま乗り込むことができます。後はお尻を軸にして90度回転させれば楽に座席に座ることができます。
・階段の上り 手のひらを太ももにつける
階段を上る際、普通は逆方向の手足を出しますね。例えば前足が左足なら腕は右手を出すなど。そうすると腰にねじれが生じるので、上半身と下半身が分断されてしまい疲れやすくなるそうです。そこで前足の太ももに同じ側の手のひらを軽くつけて上るようにします。そうすると腰がねじれず全身が連動して体の動きの効率がよくなり、かつ呼吸も楽になるようです。さらにつま先を少し外に向けると太ももの内側の筋肉も使えるようになり、より筋肉を効率よく使えて楽に上れるようになるようです。
・落ちたものを拾う 股関節を曲げるとさっと拾える
床に落ちたものを拾うとき、普通は腰を曲げて前傾して取ると思います。そうじゃなくて、バレエでやる挨拶の時のように足をまずクロスにして、そのまま前にかがみます。そうすると、腰が曲がらずクワから体が折れると思います。そして前側の足と同じ方の手で物を拾います。ちょっと華麗な感じで物が拾えるような気がします。
・買い物袋を持つ 「狐の手+かいな返し」
買い物袋を持つときにぎゅっと握るのをやめて、中指と薬指の根本で持ち手をかけるように持ちます。剣の持ち方と似てますね。手が疲れてきたら、かいなを返して手の甲を内側にします。こうして肩甲骨を広げるようにして持つと背中と腕が連動して楽に力が出せるようになるそうです。
・掃除機をかける 体と掃除機を一緒に動かして一体化
掃除機の柄を中指、薬指、小指で握ります。掃除機をかけるときは、弓歩の後ろ足を前に引き寄せるような姿勢にして、前足のクワが少し入るようにして立ち、前足と柄が平行になるように動かすと一体化し、重心移動もスムーズになるようです。意味わかりました?これ、言葉だけで説明するのはちょっと難しい(笑)。
一度試してみて、気に入ったものは生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。管理人は個人的にはシーソーの原理が気に入りました。
2/21
今日も広野公民館での練習日。24式では左下勢独立の後、右下勢独立に移る際、くるっと両つま先で回った瞬間に体が伸びあがってしまっているとのご指摘を先生からいただきました。気づかないうちに変なクセがついてしまってました。『上達論』でも言ってましたね。「体の癖は体の偏見であり、心の偏見は心の癖である」と。偏見のある体とは「得意、不得意に偏りがある体」のことで、偏見の多い思考回路は肉体にもその偏見が反映され、運動の理想である、『自在になること』からどんどん遠ざかってしまうことになると。最近の管理人は偏見の多い思考回路に陥っていたのかもしれません。偏見とは許せない心である、とこの本には書かれておりました。確かに管理人は最近仕事で許せないことがありました。それを書き始めたら管理人は一冊の本にする自信があります。将来、半沢直樹のような小説にしてやろうと思っています(笑)。以上のように、管理人にはまだまだ当分の間は『許し』を体得できそうにはありません。
それはさておき、32式剣では独立托剣(ドゥーリートゥオチェン)から転体挂剣(ジュアンティークアチェン)の時に目線が下がっている(剣先が下すぎ)、続く弓歩劈剣(ゴンブーピーチェン)の剣が頭の上を通って右斜めに行っていると注意を受けました。またその後の掄劈(ルンピー)の後の虚歩劈剣(シェイブーピーチェン)は虚歩になる前に左手の剣指を後ろに回し過ぎて胸を張るようになってしまっているとご指摘を頂きました。このあたり、なかなか自分では気づくことができませんでした。とても勉強になりました。
半年くらい前に始めた方に、白鶴亮翅(バイフーリャンチ)を教えてくださいと言われました。いやいや、管理人自身もちゃんとできているかどうか不確かであまり自信がないのです・・・。とにかく必ず押さえなければならないポイントをいくつか絞ってお伝えしようと思いました。超難関でした。一連の動きの中に複数の関節の動きの連動があるという、いくつものスキルの束があり、とても一度で教えきれない。さて、どこから手を付けていったらよいものか。上半身は後からでもできると考えて、今日は下半身の動きと姿勢を慎重にお伝えしました。でもこの内容、実は管理人が二段受験の練習の際に習った内容です。こんなことを今から教えて大丈夫なのでしょうか? 人は成功に向かってつまづくと言う言葉があるそうです。この方にも早く『太極拳ぬかる民』になっていただければと切に願う次第です(笑)。
先生が人に教えることによって改めて気づくことがある、それは自分にとっても勉強になる、というようなことをおっしゃられました。それを聞いた某女子メンから「インプットとアウトプットのつるべ打ちや」との名言が飛び出しました。いろいろ勉強になった一日でございました。
2/15
昨日は広野公民館で練習がありました。先週体験に来てくださった男性はめでたくご入会いただきました。ありがとうございます!これから一緒に頑張りましょう!
さて、先週先生からご指摘いただきました后座ですが、練習の初めに再度チェックいただきました。この一週間で修正した甲斐もあり、なんとかOKをいただいた次第です。また時間がたって指摘されないようにしたいと思います。
さて、今日の練習はいつものメニューに加えて歩法単式練習をおこないました。管理人がいまだに苦労しているあの弓歩⇔后座で、初心者の方々も苦労されておりました。管理人も自分のわかる範囲でお伝えするのですが、なかなかうまくできないようでした。前後でなく斜めに動いてしまうという問題が解決できなかったようです。管理人も長らくそれでやってきたという経緯がありますので、お気持ちお察しいたします。ではどういうきっかけで管理人は斜め移動を克服したのか? それが思い出せないのです。一発で直ったのではなく、弓歩の時は直ってきたけど、后座の時は直っていないというような中間状態を経て徐々に修正してきたのだと推測します。管理人が考える、弓歩⇔后座の動きが難しい理由というのは、一連の動きの中に複数のしてはならない動き、チェックポイント(以後、『地雷』と呼びます)があって、その地雷を踏んでしまうと動きがすごく間違ったものになってしまう。そしてその地雷を乗り越えたと思ってもまた別の地雷を踏んでしまう。これがこの動きがなかなか腑に落ちてくれない理由なのではないかと考えます。これらの地雷をうまく避けながら、初心者でも(ある程度)正しい動きがすぐに再現できるようになシンプルでわかりやすい伝え方はないものか、今後の課題として考えていきたいと思います。
2/11
Velbon(ベルボン)という名前をご存じでしょうか? 知っている、聞いたことがあるという方、かなりカメラにお詳しい方だとご推察いたします。管理人はカメラを少しかじっていて、天体写真にハマった時期もあります。下の写真の欠けた月は焦点距離900mmの屈折望遠鏡とカメラを接続してとったもの、赤い月は2022年11月8日の皆既月食を焦点距離600mmの望遠レンズで撮ったものです。でも今日は写真の話ではなく、三脚の話をしたいと思います。
Velbonというのは三脚の有名なブランドなのです。バッグで言えばヴィトンやグッチといったところでしょうか、知らんけど。。。管理人はVelbonをずっと海外メーカーだと思っていましたが、調べてみたら実は日本のメーカーでした。しかし数年前にカメラ用品大手のハクバ写真という会社に事業を売却してしまいました。でもブランドは今でも残っております。そしてカメラ愛好家から今も絶大な信頼を得ているのです。
この間、中国ビザ申請用に写真を撮ってもらいに、近くにあるカメラのキタムラに行きました。写真が出来上がるまでの少しの間、管理人は暇つぶしに店内のカメラ用品を物色しておりました。とても危険な時間でした。そしてとうとう管理人の眼は三脚コーナーに吸い込まれて行ってしまったのです。
管理人は三脚をいくつか所有しているのですが、どの三脚も今求めている用途には足りないところがあるのです。それは例えばもっと小さくなったらとか、もっと軽かったらとか、もっと使いやすかったらとかです。カメラに興味がない方からすれば、三脚なんてどれもみんな同じに見えるかもしれません。ところがどっこい、三脚の世界、実はとても奥が深いのです。軽さを重視すれば剛性が不足し、カメラがゆらゆら揺れてピンボケ写真になりやすくなり、大きなカメラは支えられなくなる。剛性を重視すればとても安定した写真が撮れるが、重くて持ち歩く気になれない。三脚って使う時以外は本当に邪魔ですからね。だから自分の目的とうまくマッチしていないと、どんなに良い三脚であっても『使えないヤツ』に簡単になってしまうのです。
さて、管理人が求めていた三脚は、太極拳の競技大会などに連れて行って客席から安定した動画撮影ができること、小型のミラーレスカメラくらいはしっかり支えることができることを満たすヤツです。特に重要な点としては、折りたたむとカバンに入るくらい小さくなって、しかも軽く、さらに三脚の設置、撤収作業が場所をとらずに素早くできるヤツを求めていました。しかしこれがなかなかない。ちょっと大きいやつであればあるのですが、カバンからはみ出てNG。トレードオフの領域ですからね。そりゃなかなかありません。
証明写真を撮るために立ち寄ったカメラのキタムラの三脚コーナーに、これらの管理人の貪欲な願望を満たす三脚がついに見つかったのです。それが、Velbon UT-3ARという三脚です。折りたたむと300mm以下、重さは800g以下でカバンに入るし、それほど苦にならずに持ち歩ける重さです。三脚の足はくるっとひねるだけでロックが解除されて伸ばすことができ、もう一度くるっと反対方向に回せばロックできます(これをウルトラロックと呼ぶそうです。こいつがまた秀逸です)。カメラと三脚の接合部は自由雲台と呼ばれるカメラの角度を自由に調節できる部品がついています。とにかく優れものです。定価は2万円近くするようですが、ここのお店はちょうど在庫一掃セールで9千円ちょっとで売っていました。高い写真代になってしまいました。管理人の物欲マグマが活火山となり復活し、そして噴火した瞬間です。でもいいのです。ベルボンよ、おおベルボンよ。ぼくは船乗りじゃないけれど、たとえ君が最果ての海の彼方の岸辺にいても、手に入れるために危険を冒してでも海に出るだろう。
なおスマホを取り付ける場合は別途スマホホルダーが必要になります。これはAmazonとかで売ってる安いやつで十分です。
使ってみたところ本当に便利でした。管理人は普段一人練習の時にこの三脚にスマホをセットして自分の太極拳のデキを評価しています。またお尻がでてる、前引きしてるやん、体が前傾しすぎてるで、いや反り過ぎやって、などなど独り言をぶつぶつ言いながら、そんな動画は「エイッ」とすぐに消してやります(笑)。なお、以前はAmazonで1,480円で買ったAmazon限定ブランドの三脚を使っていましたが、軽い以外にはまったく取り柄がなく、コイツはさすがに皆様にはお勧めできません。Velbonでの快適な太極拳ライフ、奇特な(!?)あなたも一度体験してみませんか?
2/7
今日は月始めながら大久保小学校の体育館で練習がありました。そして今日はとても良いことがありました。先日このホームページから問い合わせをいただいた方が体験練習に来てくれたのです。なんと比較的人口の少ない40代男性です。これから続けていただけたらとてもうれしく思います。
今日は24式と剣の単式練習、そして32式剣の練習を行いました。管理人にとって、とても残念なお知らせがあります。先日ついに開眼したと確信した后座ですが、先生からその動きは違うとご指摘いただきました。またやってしまいました。ようやく黄金の天使の羽をつかんだと思っていたのですが、指先からするりとこぼれ落ちていきました。指先には一片の羽毛すらもう残っておりません。また一歩、ぬかるみの世界の深みにはまってしまったようです。ほんとにもうエンドレスですね。エンドレスナイトです。ばんばひろふみです。いやむしろ兵頭ゆきです。頭が混乱しています。もう一度出直して頑張りたいと思います。
2/4
先日携帯に登録していない番号から電話がかかってきました。電話をとると京都府連の方でした。とっさに、この間の2段の検定の結果は取り消し、不合格です、と言われるのかと危惧致しました。ところが話を聞くとそれは杞憂であったことがわかり、実際には32式剣の全国大会に出ませんか?という内容でした。どうやら一位の方が出場権を放棄したために管理人にお鉢が回ってきたようです。場所は東京で、7月にあるそうです。(あと半年くらいある)ととっさに計算はしたものの、即答は避け、改めて連絡させていただく旨を伝え、電話を切りました。
妻に相談したところ、「別にいったらいいんとちゃう?」との返事。教室の先生や教室が同じ方にラインすると「良い機会なのだから、やってみたら」とすぐにお返事をいただき、心が決まりました。管理人は今年の全国大会に出場いたします! こう見栄を切ってみたものは良いものの、競技会も終わったし、検定もないし、今年はのんびりやろうと思っていた矢先の出来事でした。これで今年もゆっくりできないことが確定してしまいました。
32式剣はまだ自分の中でも練習不足の自覚がありましたので、これを機会にしっかりと精進したいと思っています。あと、『浩然の気』が全国大会でも有効なのかどうかについても個人的には興味があります。これからの半年間、心の揺れ模様を含め、皆様にしっかりとお伝えしていければと思います。皆様応援、よろしくお願い致します。
そうそう、今回の件、先日の新年会前の出来事でした。我が教室から京都府代表が2名(もう一方は対錬で別の教室の方とペアで出場されます)選出されたということで、新年会の席での大久保先生はこの上なく上機嫌だったということは言うまでもございません(笑)。
1/31
本日は練習を休みにして、新年会を行いました。コロナ以来5年ぶりの開催となりました。この5年でメンバーは大幅に変わってしまいました。料理もおいしく、いろんな話ができて大変楽しい時間を過ごせました。楽しかった。またやりたいな~。今度は全員参加で!
1/28
TED Talks というプレゼンテーション番組があります。YOUTUBEで誰でも無料で見ることができます。ジョシュ・カウフマンさんという方の回で面白いことを言っていたので、簡単に紹介します。
皆さんの中で「一つのことを習得するには1万時間かかる」、という説を聞いたことがあるという方はいらっしゃいますでしょうか?彼はスキルの習得についていろいろな本や文献、論文を調べた結果、これに行きついたとのことです。彼は1万時間という数字を見て愕然としました。フルタイムの仕事に換算すると約5年間分に相当する、そんな時間は自分にはないと。でも同時にちょっとおかしいなとも思いました。これまでの自分の経験と照らし合わせてみて、そんなに長い時間はかけていないと。
もっといろいろ調べていくと次のことがわかりました。これを最初に言い出したのはアメリカの大学の教授でした。この教授の研究では複数の分野の超一流レベルの人を調べてみると、そうなるまでに一万時間くらいの時間が必要だったという研究だったそうです(もちろん時間をかけるだけで誰でもそうなれるわけではないと思いますが)。それがいろいろな人に曲解されていって、いつの間にか「何かを習得するには1万時間必要である」となってしまったのだろうと言っていました。
そしてここからが彼のプレゼンテーションの見どころですが、彼は何かを習得するのには20時間あればある程度習得できる、と言っています。ただしそれにはやり方があってそのポイントは4つあるといっています。その1つ目が管理人の琴線にふれる内容でした。それは、1つのスキルというのは実はいくつかのスキルの束になっていて、まずはそれを1つ1つの小さなスキルに分解することだと言っています。そして自分が習得したいのはその小さなスキル中のどれかということを突き止め、それを繰り返し練習してマスターするのが習得の近道だと言っています。
管理人は先日競技会で二十四式と三十二式剣に出場したと、このページに書きました。同じ教室の方がその時の管理人の動画をとってくれていたので見てみました。一番の問題点だと感じたのは弓歩(ゴンブー)⇒后座(ホウゾウ)⇒弓歩の動きがまだできていないということでした。確かにまだ自分のなかでしっくりいってない動きの一つであることは自覚がありました。二十四式では何度も出てくる動きなので、これがうまくできない=二十四式はうまくなれないの式が成り立つくらい重大問題だと言えると思います。そこで先ほどのジョシュさんの教えに従い、弓歩⇔后座のスキルを一つ一つのスキルに分解してみることにしました。ここから先は完全に管理人の独断と偏見になります(まあ、いつもそうですが・・・)。異論は多々あるかと思いますが、一つの意見と思って読み飛ばしてください。
この中には細かいスキルがたくさん詰まっていますが、管理人が特に重要なスキルだと思うものを次の3つに絞りました。①頭の高さを変えないで上半身をまっすぐに保つこと、②重心を前に移動させるときは後ろ足から押す、後ろに移動させるときは前足から押すこと、③股関節の内旋を使うこと
①、②は言わずもがなですよね。これをしくじるとすぐに先生から指摘されます。わかっているけどやめられない、というか、気を抜くとやってしまっているというのが本音のところです。で、今日一番言いたかったことは③なのです。自分の動画を見ると①、②は気をつけてるな~ということは見て取れるのですが、何か動きに不自然さが残っている。この正体が③だったということです。
自分の動画の問題箇所に気づいた後、二十四式の上手な方の動画を見てそのことが分かりました。彼女は上級者なので弓歩は管理人よりももっと深いです。管理人が彼女と同じようにやってみると①が崩れてしまいます。でも彼女はもちろんそうはなりません。彼女の動きをよく観察してみてついに気が付きました。管理人は③ができていなかったのです。その動きがわかった上でやってみると、管理人でも①と②をキープしながら深い弓歩の後の后座ができるようになりました。これまで管理人は、いろいろな先生に弓歩の出す足をもう少し少なくして、と言われ続けてきたのも理解できるようになりました。③ができない状態で弓歩の前足を出せば出すほど后座の形が崩れてしまい、より難しい技になってしまうからです。試しに出す足の量を今よりもっと少なくすると、③のスキルを使わなくても后座ができているように(問題点が目立たないようにという意味ですが)見えます。
ジョシュさんの残りの3つのポイントを知りたい方は、是非YOUTUBEを見てください。本日時点で3,765万回再生されています。英語のスピーチですが、設定から翻訳字幕を表示することができます。
以上、管理人の研究発表会にお付き合いいただきまして、まことにありがとうございました。
1/24
取締役島耕作、現る
以前、管理人の知人で取締役に昇進する予定の人のことを書いたのを覚えていらっしゃいますでしょうか。つい先日、彼が部下を引き連れて年始の挨拶のため当社に来てくれました。会議室に入るや否や、彼は「改めまして」と誇らしげに、新しくなった名刺を管理人に手渡したのでした。その名刺にはまぎれもなく、彼が取締役島耕作になったことが書き記されていたのでした。めでたい。
お祝いということで、最近会社の近くにできた評価が高い、鰻を出す店に行きました。管理人は以前からこの店がすごく気になっていたのです。彼の希望もあって、特上のひつまぶしと食後にコーヒーをつけて注文しました。ところが管理人、恥ずかしながら今までひつまぶしをちゃんと食べたことがなく、食べ方をよく知らなかったのです。管理人はこれまで、ひつまぶしを注文するくらいならむしろ鰻丼を注文する人生だったからです。この年になって店員さんに「ひつまぶしの食べ方を教えてください」というのは少々抵抗感があり、しかしながら目の前にあるひつまぶしは早く食べたいし、さてどうしようかと悩んでいましたところ、彼の部下がたまたま名古屋出身であったため、その食べ方を親切に教えてくれました。いやはや助かりました。
ひつまぶしの流儀は彼の部下曰く、まず茶碗にひつまぶしをよそってそのまま食べる、次に薬味を載せて食べる、そして最後に出汁をかけて食べる、とのことでした。一粒で三度おいしいというやつですね!評判通り、ここの鰻はとってもおいしく、是非また来たいと強く思いました。誰か早く出世しないかな?
そうそう、先日彼が来た時、出世が決まるやいなや、アルファロメオを購入しようと思っていると管理人に告げていたのを思い出しました。そこでもうアルファロメオは買ったのかと聞いてみたところ、すでに彼の心は変節していることを管理人は知りました。あんなに欲しいと言っていたものがすぐに変わるのもバブル世代の特徴の一つだと管理人は思っています。彼の新しい意中の車はレクサスになっていました。もう印鑑を押す直前だそうです(前もそんなことを言っていたような・・・)。それを聞いて、アルファロメオより100倍賢明な選択だと管理人は思いました(笑)。アルファロメオユーザーの方、ゴメンナサイ。アルファロメオはまぎれもなく最高です!
また、前回管理人の口から「趣味=太極拳」という言葉が出たことにやはり相当のショックを受けたという話を彼がし始めました。改めて「このあいだは本当に驚いた」と彼の部下にまで切々と言うくらいでした。しかし管理人は、まだ物欲マグマの渦中にいる彼に太極拳の魅力を伝えるのは時期尚早と判断し、その会話に微笑みながらも、特上ひつまぶしを味わうことに意識を集中することにしたのでした。
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今日、京都市武道センターで京都府武術太極拳競技大会が開かれました。年に1回の京都府の公式大会です。当サークルから女性1名、男性1名(管理人です)が出場しました。種目は女性は女子24式太極拳と対練(ペア自選太極扇)、管理人は男子24式太極拳と男子32式剣でした。女性は24式で2位(一番層が厚いクラスなのでスゴイです!)、対練では優勝し、対練で全国大会に進出しました。一方、管理人はというと24式で3位(といっても出場者3名なのでベベでした。トホホ)、しかし、32式剣では2位となりました。32式は出場者も多く、管理人のほかはキャリアの長そうな方々ばかりでしたので、これもベベだと思ってやったところ、まさかの結果に。先日の水曜日の練習の時でも全然ダメだったので、本当に予想外の出来事でした。たまにはいいこともあるものですね!
我々の結果に、大久保先生も上機嫌!それを見て余計にうれしくなりました。
1/11
昨日広野サークルでの今年初めての練習がありました。新年ということで集合写真を撮りたかったのですが、数名欠席の方がいらしたので、次回に回します。
さて、1月21日に京都市武道センターで京都府武術太極拳競技大会があります。当サークルからは管理人ともうひとかたが出場予定です。競技大会直前なので、先生に管理人が出場する24式と32式剣を見ていただきました。24式は検定でかなり練習をしてきたので、もう練習はさほどしなくてもよいだろうと高をくくっておりましたが、起勢からご指摘をいただく始末。検定で見るところと試合で見るところは違うんですね。もちろん同じところもありますけど。結局、トータルで10か所以上の要修正点が見つかりました。トホホ。32式剣は練習時間切れのため後半はさっと流しましたが、それでも10か所以上のご指摘を賜りました。これはとってもヤバい状況です。もう10日しかありません。できる範囲で精一杯がんばりたいと思います!
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今日、黄檗体育館で周佩芳先生をお招きして宇治太極拳協会の初稽古が行われました。準備体操で周佩芳先生直伝の股関節のストレッチを行いました。これをマスターすれば、夢の仆歩(プーブー)も難なくできるようになると思われるウルトラスーパーストレッチです。もちろん管理人には劇痛(ゲキイタ)でした。管理人に夢のその日は果たしてやって来るのでしょうか?
明日も引き続き黄檗体育館で周佩芳先生の特別講習会が行われます。さあ、今年も皆さん、がんばりましょうぞ!
周佩芳先生の特別講習会(1/8)にて
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