活動日記2023


このページは太極拳経験の浅いホームページ管理人の独断と偏見、そして思い込みが各所に入り混じっております。よくよくご注意の上、お読み飛ばしくださいませ。

 ※活動日記2024はこちらから

2023年


12/31

気が付いたらもう大晦日ですね。今年中に皆様にご報告しておきたかったお知らせがありましたので早くこの活動日記を更新したかったのですが、この3日間管理人は病に伏せておりました。出国前から噂は聞いておりました。中国ヤバいぞと。

 

実際に中国に行ってみると、ここはまだコロナ渦かと見まごうばかりのマスクの人々。噂通りでした。しかし管理人は11月初めにインフルエンザワクチンも打っておりましたので、感染することはなかろうと大船に乗った気分でした。体調も万全で出張終盤まで乗り切ることができました。

 

異変を感じ初めたのは最終日の前日の26日の朝、山東省のウェイファンというところにいるときからです。なんか疲れたなと。顧客との打ち合わせが終わって午後、青島空港に着いたとき、体が重いなと感じました。終盤なので疲れが出てきたのかな、それとももしかして熱があるのかな、どっちだろという状態になりました。

 

青島空港から上海へ、翌日、上海から日本へ、この間ずっと一人です。食欲もへってきました。でも27日午前時点では活動日記を書けるくらいの元気は残っていたのです。機内食もまあまあ食べられました。関空から自宅までの道のりが大変でした。はるかに乗って帰ったのですが、長い!京都から宇治まで奈良線遅い!(いつものことですが) 家についた頃にはもうすっかり消衰しておりました。体温を測ると38.4℃まで上がってました。

 

そこから3日間ほとんど何も食べられず寝たきりでした。昨日ようやく熱が下がり今日こうして活動日記を書くことができるまで回復いたしました。年末のくそ忙しい時に失った3日間は大きいです。あらためて中国風邪おそるべし、を実感いたしました。もし中国にこれからお出かけの方がいらっしゃいましたら(あまりいないと思いますが)、どうぞくれぐれもお気をつけくださいませ。ちなみに今中国に行くには短期でもビザ取得が必須です。

 

さて、肝心のお知らせの件ですが、じらしてスミマセン。管理人は12月10日に受験した検定に合格いたししました。ついに二段になったのです! なんだそんなことか、そんなことでじらすなよ! という声が管理人の耳にも聞こえてくるようです。申し訳ございません。この日記をお読みの方々には、未熟な管理人の活動記録を読んで、過去のご自分の記憶をよみがえらせていただいたり、一緒に体験している気持ちになっていただいたりしていただけると、管理人はうれしく思います。

 

今年の夏から開設したこのホームページがきっかけで3人の方に当サークルに入会していただきまいた。それだけでも管理人は大変うれしかったのですが、管理人の独り言のようなこの活動日記を楽しみに(!?)していただいている奇特な(失礼)読者の方々がわずかですがいらっしゃるということに、改めてお礼を申し上げたいと思います。とても励みになります。

 

それでは最後になりますが、今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

12/27

広沢事件

長い中国出張もいよいよ今日が最終日となりました。河南省、浙江省、安徽省、山東省、上海、天津と訪問し、総移動距離は5千キロを超えていると思います。高鉄(こちらでは新幹線のことをこう呼びます)に乗って4時間、5時間移動なんてこともよくあることで、どんどん感覚がマヒしていきます。1時間半くらいの乗車の時なんて、すぐに降りなきゃいけないと気持ちに焦りが出てきてしまう始末です。

 

今回の出張、もちろん一人でこのような長距離移動をすることはほぼ不可能です。中国の交通インフラ、経済インフラは外国人旅行者のことなんて一切検討に入れずにシステム化されています。外国人旅行者は切符一枚買うのも行列に並ばないといけない、支払いにカードが使える店が少ない、最近では現金ですら払えない店も増えてきた(おつりを用意してないんです)、中国語以外通じない、などなど。中国人の方々はこれらすべてをスマホ一つで完結できるので、彼らにとってはとっても便利なシステムなのですが。スマホアプリと銀行口座を紐づけることができれば、この便利なシステムが使えます。しかしながら中国の銀行口座を持たない外国人旅行者にはこのような恩恵にはあずかれません。中国の銀行口座を持つこと自体が外国人旅行者にとってはとても高いハードルなのです。

 

そのため、管理人が中国に出張する際にはいつも現地の商社の方と一緒に行動することになります。もちろん日本語堪能です。彼らは仕事熱心で高鉄での長距離移動の間もノートパソコンを開いてずっと仕事しています。一方管理人はというと、顧客との面談レポート(社内向け)を書き上げたらすぐに自由時間に入ります(笑)。昔は管理人も少しの時間を惜しんで仕事をしていたこともあったんですよ。遠い昔の話ですが。寄る年波には勝てませんな。

 

話は変わりますが、日本語で便利な言葉を一言あげろと言われれば、管理人は「すみません」と答えます。例をいちいち挙げるまでもなく、とっても便利な言葉ですよね。実は中国語でもとっても便利な言葉があります。それは「不好意思(ブーハオイースーと発音します)」です。日本語の「すみません」とほとんど同じ感覚で使えます。例えば、高鉄や飛行機で窓際の席に行く際に通路側の人に声をかけるとき、道譲ってもらったとき(めったにありません)、単純に謝りたいとき、などなど。ほら、日本語とおなじでしょ? 管理人が話せる数少ない中国の一つです(笑)。

 

先日高鉄の中で、KINDLEで購入した広沢成山先生の『正しい脱力講座』をPCの画面に映して読んでいました。「丹田と手」というページを熟読しながらふむふむ、なるほどなるほど、と読みふけっておりました。傍から見ればとても熱心に仕事をしているかのように見えたはずです。

 

さてその翌日、天津にあるその商社の事務所を訪ね、中国ローカルの顧客と面談しました。初めてお会いする会社で、その商社からの事前の情報では当社にたいそう関心を持っていただいているそうな。管理人の中国での主な仕事は、管理人の会社の製品や技術の素晴らしさ(!)をお客様にPRして、一社でも多く顧客を獲得することです。

 

今回の打ち合わせでは、以前管理人が社内で撮影して作った当社技術を紹介する動画を使って、当社の説明をすることにしました。PCと大型モニターをつないで動画を大型モニターに映しながら口頭で詳しい説明をところどころつけ加える(もちろん通訳してもらう)。顧客にとって初めて見るその動画に顧客は目を奪われているようで、管理人はその時、今回の打ち合わせの成功を確信しました。いくつかの動画を矢継ぎ早に見せ、見終わった動画ファイルを閉じたところ、大事件が発生しました。その時、広沢成山先生の「丹田と手」のページが大型モニターにでかでかと映し出されてしまったのです。しかも広沢先生の全身写真付きページです。管理人の頭は真っ白iになり、会議室も一同静まり返りました。管理人はとっさに、「不好意思(ブーハオイースー)・・・」とつぶやきました。

 

通訳をしてくれた商社の担当者がその場で機転を利かせ、管理人が日本で太極拳にハマっていることなどを説明してくれ、顧客も「だったら〇〇(中国の地名ですが聞き取れませんでした)が有名だから今度一緒に参りましょう」などと言ってくれ、爆笑とともに一層和やかな雰囲気になったのでした。なるほど、中国での太極拳の威力は管理人が想像していた以上のものでした。

12/20

さて問題です。管理人は今どこにいるでしょう? 

答え 出張で中国に来ています。いろんな場所に高鉄(新幹線)で毎日長距離移動しています。6時間乗車なんてことも。昨日からは上海に来ています。上海は大都会なのでとても快適です。今日は午前中少し時間がありましたので、ホテルの前の公園を散歩しました。するとやっぱりいましたいました、太極拳をされている中国の方々。外気温5℃と少し寒いですが、コートを着てされてます。動画をとりましたのでよかったらご覧ください(HP掲載許可はいただいております)。

https://photos.app.goo.gl/DdqSMbX4ebhKV9ty7

手前の方が先生でしょうか。お上手ですね。なんの型かは管理人にはわかりませんが。さすがにこの中に加わえていただく勇気はありませんでした。

12/14

パンタロン事件(冤罪事件簿)

つい先日あった話。教室の練習のはじまりはみんなで輪になって準備体操をします。体操をしているとき不意に先生が、向かいにいる生徒Aさんにおっしゃいました。「今日はいつものパンタロンじゃないのね」。みんなの頭の中に『?』が浮かんでいるのが管理人の網膜に映るようでした。いや、本当に見えたと思います。

 

「え〜、最近の人ってパンタロンを知らないの」と先生。すかさず「ピンキーとキラーズが履いていたアレよね!」と生徒Bさんが続ける。話はあらぬ方向へと進みます。管理人ですら、ギリギリ理解できる会話です。確か「わっすれられないの〜♪」ですよね、違いました?

 

その会話を聞きながら管理人は幼少の頃のことを思い出していました。管理人には7つ上の姉がいます。当時ベイ・シティ・ローラーズのレスリー・マッコーエンと小さな恋のメロディのマーク・レスターに狂っていたその姉が、前ボタンのローウェストで裾が地面にすりそうなベルボトム、当時はラッパズボンと呼んでおりましたが、のジーンズを履き、さらにアーガイルチェックのハイソックスを、ソックタッチで付けて履いていたなと。管理人は姉に「あーがえるってどんなかえる?」って聞いたことを覚えています。何とも可愛らしいですねぇ。

 

ところでラッパズボンとハイソックスはとても相性がいいです。何と言っても裾が拡がっているので、ズボンを履いてからでもハイソックスを履くことができます。一方、そのハイソックスが見えないというところが短所でしょうか。管理人がそんな思い出にふけっている間もずっとパンタロンの話が続いていて、もはやAさんのことは置いてけぼり。毎度のパターンです。Aさんは話を戻します。「これ、いつも履いてるやつですよ。先週も先々週もこれを履いてました」。Aさんはパンタロンなんて太極拳ではぜったい履いてないということを訴えました。しかしその時にはもう、先生方はそんなことはどうでもいいというような表情が管理人には見て取れました。毎度のパターンです。

 

一方、管理人はというと、動くと風がたなびくようなパンタロンを履いて太極拳をしている人を密かに妄想し、みなさんの会話に微笑むふりをしながら、実はその妄想に一人ほくそ笑むのでした。 

 

最後にAさんの名誉のために言っておきます。Aさんが履いていたのはただの幅広パンツであって、ご本人の主張通り、決してパンタロンではございませんでした。管理人がここで証言いたします! でももしまたその幅広パンツを見たら、管理人はきっと(あ、あのパンタロンだ)と反射的に心の中で思ってしまい、まなじりが緩んでしまうのではないかと危惧しています。もう二度とあのパンタロン、いや、幅広パンツを直視できないのではないかと。パンタロンにも幅広パンツにも、そしてもちろんAさんにも罪などないのです。まさにこれは『冤罪事件』であります。

12/10

あ~、ついに終わりました。本日2段の検定が京都テルサでありました。昨日は前日講習会があったのですが、思いのほか疲れてしまい帰ってから爆睡。今日起きると太ももが張っていました。検定は昼からでしたので少しゆっくりできたので良かったです。

 

テルサにつくといつもまずトイレに行きます。しかし今日はいつもよりキレが悪い。やはり緊張しているようです。会場につくとすでに十数名の方々が静かに練習されていました。表情が見るからにかたい! 緊張感がこちらにもビリビリ伝わってきます。管理人はいつも直前練習しすぎて失敗するタイプなので、今日は軽めにやろうと、套路を一回通し、あとは気になるところのポイント練習だけをやりました。途中、審査員の先生方が準備のために会場に入ってこられると、さらに周りの雰囲気がピキーンとなりました。

 

開会式が終わると、すぐに検定が始まりました。管理人は最終組の第4組です。この順番、五十音順のようです。「あ」から始まる名字がいいなと思う瞬間です。とにかく待ち時間が長いんです。その間に緊張感が高まるんです。さて、管理人はいつもならここで(緊張なんかしていないさ)と自分にうそぶくのですが、今日は違います。そうです。「浩然の気」です(何のこと?ってなった人、11/3の活動日記を見てくださいね)。

 

今日のこの日のために、これまで何度か浩然の気を試してきました。そしてことごとくうまくいってきたのです。すでに管理人は浩然の気は本物だと、信じることができています。だから今日もこれを使いました。自分は今緊張してるな、そう素直に認めました。緊張するのは当然だと思うようにしました。待ち時間の間は妙なリラックス感はなく、また緊張しすぎることもなくという感じで過ごすことができました。本番直前の妙なリラックス感は、本番で10倍返しくらいで返ってくることを管理人は痛いほど経験しているので、ちょうどよかったかもしれません。

 

そしていよいよ本番。比較的冷静に始めることができました。しかし途中、前(自分より右)の人の動きが目に入る。自分のペースでやるか、前の人に合わせるかどうしよう? いろいろ頭によぎります。すると一瞬頭が真っ白(長く感じたけど、実際はたぶん0.1秒くらいかな?)になり、ヤバイと思い、自分のペースで続けることにしました。ここでも浩然の気の出番です。緊張感をごまかさず続けると、以前のように体は固くはなりませんでした。

 

2度目のランチュウウェイが終わり振り向くと右の人はもうユンショウをやってるではあーりませんか。終わるのが一番最後になったらやだな、なぞ頭をよぎりましたが、仕方がないとあきらめて続けました。ドンジャオも大きくふらつくことはなく、シャーシードゥーリーも乗り越えて最後まで大過なく終えることができたのでした。

 

今回わかったことがあります。どんなに緊張しないでおこうと思ってもそれはやはり無理筋だということ。普段の教室でも先生に見ていただくときは緊張するのですから。全体練習の時のようなリラックス感を自分の標準レベルとして設定してしまうと、自分で自分のハードルをすごく上げることになります。本番ではおそらくその標準レベルにはならないです。緊張してこれはおかしい、早く標準レベルに戻さないとと考えれば考えるほど焦り、やがて過緊張に襲われる。浩然の気は緊張をほぐす方法ではなく、この過緊張を防ぐ方法である、ということを悟ったのでした。

12/7

昨日、公民館で練習がありました。月初めということで定式練習でローシーアォブーとイェマフェンゾンの移動をやりました。管理人はこの定式練習が本当に良い練習だと最近ようやく思えるようになりました。知らない間に生じてしまっているズレを再チェックできますね。

 

それと今日は管理人にとっては検定前の最後の練習。二十四式の最終チェックをしていただきました。タンビェンの左手をもう少し立てること、バンランチェイのランをする時の左手の始動をもう少し早くすることなど、ご指導いただきました。とはいえ、検定はもうこのままでよいのであとは落ち着いてやりなさいとおっしゃっていただきました。いよいよ今週末、がんばりますぞ!

12/1

丹田がわかると何が嬉しいのか。

 

丹田と聞くとどんなことを思いますか? 管理人と丹田の出会いは、管理人が若い頃、もう三十年近くも前のことです。その頃管理人は太極拳ではなく空手をやっておりました。こうもん見えても(ナイツ好きです!)、管理人は空手の有段者、ブラックベルトなのです。エッヘン。

 

自慢はさておき、空手の基本稽古の一つに空突き(からづき)というものがあります。そう、エイッ、エイッ、て気合を入れながら左右の拳(こぶし)で交互に空(くう)を突くアレです。たぶん見たことあるでしょう。前屈立ちといって、太極拳の弓歩のような立ち方をして空突きするのが一番オーソドックスなやり方です。また、四股立ち(しこだち)といって、太極拳の馬歩(マーブー)のような立ち方をしたまま、空突きを何百回もすることもあります。モーレツシゴキ教室みたいです。太極拳と違って、一突き一突きに力を入れて素早く突くので、めっちゃくちゃしんどいです。そしてこの四股立ちをしている時に、「丹田に力を入れろー」と先生からカツを入れられるのです(そしてその時先生は普通に立っています。ズルい!)。その頃の管理人は、丹田とは腹筋の下の方のことかな、程度の認識でした。そんなことはどうでもよかったのです。とにかく早く終われ、終わらせてくれ、それだけを願っておりました。肚にグッと力を入れる場所、それが空手で得た管理人の丹田の認識でした。

 

さて、太極拳でも丹田は出てきますね。太極拳ではへその下の当たりと習いました。でも管理人は丹田と言われても、そのありがたみを感じたことはいままで一度もなかったのです。なんとなくこの辺かなぁ、ここに力を入れるんですよね。だからなに?って感じです。そんな不見識な管理人にもついに丹田のありがたみが解る日がやってきたのでした。

 

Amazon Kindleで本を探していた時にたまたま偶然見つけた「『正しい脱力』講座」という本にそれが書いてありました。著者は広沢成山先生、武術家です。「丹田は骨盤の丁度真ん中あたりのくぼみの中にあり、テニスボールからソフトボールくらいの球体が収まっているイメージでとらえればよい」、とその本の中で書かれております。そして広沢先生はyoutube動画でも「ドローン丹田」というものを詳しく説明されております。面白いので興味がある方、見てみてください。

 

この先生、丹田に力を入れろとは一言も言いません。丹田にある球体をイメージしてそれを転がすようなイメージを持つことで、腰と体と分離させ、腰だけを動かせるようにすることを説かれております。それができるとどうなるか? 股関節が自由になるのです!そして股関節が自由になるとどうなるか? 体から力が抜けるのです!太極拳でいつも力を抜け抜けと言われて、余計にカチコチになっていたあの悪夢から解放されるのです。

 

とは言っても管理人もまだ完全にこの感覚をつかめた訳ではなく、まだ黄金の羽の一端に触れたくらいのものです。もう少し研究してみようと思います。後日また続編を書きたいと思います。

11/29

本日は月末練習日のため、大久保小学校の体育館で練習がありました。弓歩から重心を後ろに移し、また弓歩にもどる。これが斜めにならないようまっすぐ前後に動かす。この練習をやりました。新メンバーの方々はやはり苦戦されておりました。そりゃそうですよね。管理人も最近やっとできるようになったばかりです。これ教えるのも難しいと管理人は感じます。一発で腑に落ちるようなうまい教え方はないものでしょうか。

 

24式では管理人は珍しく褒めていただきました。しかし、こういう時、いい気になっていると次の週に、先週はよかったのに今日はダメね、と言われるパターンになることが多いので気を引き締めていこうと思います。昔からよく、「褒められてカブトの緒を締めよ」というじゃないですか。ちょっと違うか。修正点としては単鞭(ダンビェン)の鉤手の方の肘が伸びきっているので肩を落として肘を少し曲げること、下勢(シャーシー)の鉤手と反対の方の手の位置が高すぎること、如封似閉(ルーフォンスービィ)のあとに右に開くときの右手と右脚の動きがずれているので合わすこと、などご指摘いただきました。

今日も剣の単式練習を行いました。基本剣法の劈剣(ピーチェン)と点剣(ディエンチェン)をやりました。その後、32式をみんなで合わせて行いました。わぁ、もう11月も明日で終わりだぁ!はや

11/26

先日、日系商社に勤める取引先の知人が管理人の職場にやって来ました。彼は管理人とは同世代です。以前、彼はある国の販売拠点の責任者をしていました。当時、管理人は彼に同行してもらってその国のいろんな顧客を訪問し、新規開拓の手伝いをしてもらいました。もう8年近く前の話です。その頃、食事をご一緒することも多く、仕事以外の話もよくしたものです。バブルの時代に若き日々を過ごした我々世代の話題は物欲に関することがとても多かったと記憶しております。自動車、オートバイ、自転車(スポーツ系)、高級腕時計、ジャケット、スーツケース(リモワ、ゼロハリバートンなど)、等々々々々・・・。くだらない。とてもくだらない。でも一旦スイッチが入ると止まらない。。。

 

この手の話、今の20代~30代前半の人たちとしても、まったくもって盛り上がりません。「くるまですか?特に必要ないです。どうしてもってなったら、軽自動車にします。メーカーもこだわりはありません。腕時計?つけません。スマホで時間はわかりますから。自転車ですか?電動ママチャリがあったら便利ですよね。」だとぉ? クソくらえ!(失礼) 物欲にまみれ、恍惚として我を忘れる、こんなささやかな楽しみですら我々は共有できなくなってしまったのです。この世代の人たちとは!

 

興奮して話がそれてしまいました。同じく8年くらい前の話です。別の取引先の会社のオジサン、当時578歳だったと思います、が会社に来られて打ち合わせ(雑談)をしていると、そのオジサンは「最近太極拳を始めたんです」と、管理人におっしゃられたのでした。当時管理人は太極拳などまったくもって興味がなかったので、(まだ50代で若いし仕事も現役なのになんで太極拳?)と心の中で思いました。そのオジサンは管理人に太極拳の魅力を語ったはずだと思うのですが、興味がなかった管理人には残念ながら何を語ったのか、その記憶が全く残っておりません。ゼロです。先ほどの若者と同じような反応の管理人に、この取引先のオジサンはさぞかし物足りなさを感じたことでしょう。

 

さて、くだんの商社の彼の話に戻ります。彼は「もうすぐ名刺が変わります」と切り出しました。これは!と、ピンときた管理人が、「ご昇進ですか?」と間髪入れずに返したところ、「来月、我社の取締役を仰せつかる予定です」と少々鼻の穴を膨らませながら言ってきました。中堅の商社とは言え、会社のナンバー3になるそうです。大したものです。こんな時の男子に対しては、自分のことのように “大げさに喜んであげる”、が正解です。課長島耕作が部長島耕作になり、本部長島耕作になり、執行役員島耕作になり、そしてついに取締役島耕作になるのです。バブル世代が夢見た王道、出世レースの覇者でございます。社長島耕作までいけるかどうかは知らんけど。。。

  

丁度お昼前でしたので、前祝ということで近所で評判のおいしい焼肉屋さんに連れて行き、上カルビ丼定食(肉増し)に食後の珈琲を付けてごちそうしました。そこで彼は昇進の内示を受けるやいなや、さっそく自家用車を乗り換えるためにディーラー巡りを始めた、という話をし始めました。さすがバブル世代です。彼の意中の車はイタリア車のアルファロメオです。アルファロメオ、おぉ、アルファロメオよ。なんて甘美な響きなのだ。ディーラーで試乗もした、見積も取ったとのことです。彼は恍惚の表情を浮かべながら、その鮮やかなイタリアンレッドの車体の魅力について管理人にとうとうと語りかけるのでした。ポマードベッタリな話、まさに管理人も望むところでございます。

 

ところがです。管理人の様子がちょっとおかしい。いつもの波長に微妙なズレがある。もちろん管理人はその話にしっかり乗っかっているつもりだったのですが、たぶんバレちゃいましたね。管理人の中にはすでにもう、かつての巨大な物欲のマグマが失われつつある、ということを。

トドメはこれです。「最近は太極拳にハマってましてね」 管理人からその言葉を聞いた時の彼の表情は、かつて取引先のオジサンが太極拳の話をした時にした管理人のそれと、きわめて相似的であったのだろうと想像します。太極拳活動とはまったく関係のない話、これで終わります。期待して最後まで読んでいただいた方、ゴメンなさい。

11/22

明日は祝日! 水曜日の練習の次の日はいつも少し寝不足気味になるので、明日はゆっくりできると思うとそれだけでうれしくなります。さて、今日は大久保小学校で練習がありました。広いので久しぶりに剣の単式練習を行いました。24式では下勢独立(シャーシードゥーリー)を詳しく教えていただきました。とっても難しい技ですね。新しいメンバーの方々、できなくて当然ですので、まったく焦らなくてよいですよ。管理人もまだきちんとできていないのですから。先にマスターされてしまうと管理人はとっても困ります。

 

少し申し訳なく思うのは、管理人がもうすぐ検定を受けるためだと思いますが、先生もかなり細かいところにまで目を配っていただいております。始めたばかりの方々には、ふつうなら見逃してもらえるようなところも、ついついチェックが入ってしまっているような気がします。管理人がいろいろたくさん注意を受けているので、自分も同じようにしなければと感じている方もいらっしゃるかもしれません。なので太極拳はめちゃくちゃ難しいという印象が強くなってしまっているかも。 安心してください。 難しいんですよ。。。フォローになってませんね。すみません。太極拳を始めたばかりの頃の管理人は完全に太極拳をなめきってました。めっちゃ簡単と思ってました。そしてこうして今、痛い目にあっているのです。やっぱりフォローにはなってませんね。試行錯誤を繰り返し、ぬかるみに足を取られながらも徐々にできるようになってくるところが太極拳の面白みの一つと管理人は思っています。だから今はできなくていいんですよ。楽しみはこれからやってきます。是非あなたも ”ぬかる民” になってください。

 

本日の管理人の課題ですが、左攬雀尾(ランチュウウェイ)の後、転身して右攬雀尾になるときに体を回転方向にねじってしまっていることを先生からご指摘いただきました。そのため体が前を向きすぎてしまっていました。またこの時の弓歩(ゴンブー)が前引きになってしまっていることも。転身のところは向きが変わってしまうので自分でもなかなかチェックしにくいところ。まったく気が付きませんでした。前引きにならないためのとっておきの秘訣も教えていただきました。聞きたくなるでしょう。それが人情というものです。しかしながら秘訣ですからやはり今ここでは教えてあげません(笑)。さあ、うちの教室の門をたたいてください。お待ちしております。

11/19

太極拳の練習をやっていて、管理人は最近強く思うことがあります。それは、自分の意識や時間の9割以上が癖の矯正に費やされているという現実です。なんということでしょう? マイナスをゼロに戻すことに大方のエネルギーが費やされ、ゼロからプラスにするためのそれにはほとんど回されていないなんて。しかしそう感じたとき、このように戒めます。「楽しいからと言って楽しいことだけをやっていると、今の癖の上に新しい癖が上書きされて、さらなる地獄が待ち受けることになるぞ」と。

 

ではなぜそもそも癖なるものがついてしまうのでしょうか? このあたり、先日読んだ本の中に詳しく書かれており、腑に落ちましたので、管理人の経験も交えてご紹介したいと思います。注意点を申し上げます。今回もこれから先は暇つぶしに時間を費やしたい人だけ、読んでくださいませ。

 

甲野善紀、方城遼雨著『上達論』がそれです。甲野善紀さんは著名な古武術家で、名前を知らなくてもテレビにちょくちょく出られているので見ればわかる方も多いと思います。方城遼雨さんはその方の弟子で、本書の実質の著者です。本書の中で、心と体はつながっているため、「その人の思考が、その人の動きを作る」ことになると言っています。また、「心の偏見は心の癖であり、体の癖は体の偏見である」とも言っています。では偏見のある体とはいったいどういうものかというと、「得意、不得意に偏りがある体」のことで、偏見の多い思考回路は肉体にもその偏見が反映され、運動の理想である、『自在になること』からどんどん遠ざかってしまうことになるらしいのです。

 

管理人の経験談をお話ししましょう。管理人の知人の中に決してLINEを使わない人がいます。もちろんスマフォは所有しているし、そっち方面の知識も豊富、むしろマニアレベルの詳しい人です。LINEを使わない理由は本人曰く、知らない間に情報が抜き取られるからだと言っています。まあ、良いでしょう。本人の信念ですから。しかし周りの人は不便です。彼だけグループLINEに登録されていないので、みんなに連絡したいときにでも、彼のためだけにメールを別途送らねばなりません。一事が万事、彼にはこれ以外にもいろいろと自分のルールやこだわりがあり、一言で言えば、かたくな(これを一般には頑固者ともいう)なのです。

 

本書によれば「偏見とは許せないこと」であり、許せないことが多くなればなるほど、許せる人なら簡単に行えることを、それを許せない自分はできない、つまり自分の行動範囲をみずから狭めているのだ、と書いております。逆に言うと『許し』を会得すれば、おのずと運動能力が拡張することにつながるので、思考に柔軟性もつことがとても大事だと書かれております。前述の彼の運動能力がいかほどなのかはわかりかねますが、体が非常に硬そうなのは容易に観て取れます。

 

ではどうやって『許し』を会得すればよいか? これが難題ですよね。許せないから許さないのであって、許せるものなら初めから許している、って屁理屈がすぐに管理人の頭に浮かんできます。本書によればこの『許し』というのは技術であって、訓練によって育むことができるのだとのこと。むしろ重要なのはその難易度設定にあって、いままでムカッと来ていたことに対して、突然寛容になれと言われても無理筋な話なのです。簡単にチャレンジ出来ることから『許し』ていく。本書ではその例として、テレビにちょっと嫌いなタレントさんが出てきたときに心穏やかに眺めたり、食事中に箸を落としたときに心波立たずに箸を拾えたり、といったところから徐々に訓練していけばよいと書かれておりました。なるほど、なるほど、なるほど。。。

 

今日管理人はセブンイレブンでシュークリームを買いました。管理人はシュークリームが大好物なのです。それは初めて食べたシュークリームで、いままで食べたシュークリームの中でも、特に中のクリームがとろっとろ、口に入れた時はまさに至福の瞬間でした。しかし、とろっとろがゆえに、かじった時にはみ出したクリームが無情にもカーペットの上にボタボタっと(しかもわりかし大量に)落ちてしまいました。その光景の一部始終を傍から見ていた愛猫のミーちゃんが、すかさずそのカーペットのクリームに飛びかかろうとした瞬間、管理人はブチ切れてしまいました。猫にもシュークリームにも。。。管理人は『許し』の難易度設定をもっと下げねばならないことがわかりました。

11/15

本日は公民館での練習日。練功18法、24式、入門、32式剣をやりました。24式、32式剣とも指摘箇所多数、よくもまあ次から次へと修正箇所が出てくるものです。しかも以前指摘された場所とはダブってない(笑)。これがビンゴゲームならトリプルリーチでとってもわくわくするところですが、実際の今の状況は、返しても返しても別の借金取りが現れる、という感じでしょうか。あくまで想像ですが。まあ、粛々と直していくしかないですね。今日の練習中に解決できなかった問題点が一つ。それは下勢(シャーシー)の後、後ろ足から前足に重心を移していくときに前引きになっているということ。自分ではちゃんとやってるつもりだったんですがね。前引きに見えるということは、できていないということ。また山ごもりしなければ!(もちろんこれも比喩ですよ)

11/12

今日、京都テルサで段受験者特別講習会の4回目が開催されました。初段から三段までの受験予定者が段ごとに分かれ、指導員の先生方に24式の套路に沿って各ポイントをご指導いただきます。特別講習会は全4回なので、今回が泣いても笑っても最後の講習会となります。あとは検定前日に行われる事前講習会(ここで大幅修正が必要になっても、残念ながらもはや手遅れです)、そして検定本番という運びになります。本番まであと一か月と迫りました。

タイムスケジュールは写真の通りで、講習時間は正味4時間あまり。この時間で24式全套路の説明をしていただくわけなので、単純に割り算すると、各動作の説明に使える時間は約10分となります。長いようですごく短いです。その短い時間の中で受講者に役立つ情報を伝えなければならないのですから、指導員の先生方、まことに大変です。まことにありがとうございます。

 

さて、講習も4回目ともなると受講者の皆様もかなり仕上がってこられてます。それに伴い講習内容もレベルが高くなり、一発ではなかなかできないことが多くなってきました。言われたようにやったつもりなのに、そうじゃない、と先生に首をひねれらる。納得がいくところまでやりたいところですが、時間が足りないので習得までには至らず、という場面が何か所かありました。

 

後日、この埋められなかった溝を自分なりに解釈して埋めようとしませんか? つかみかけた天使の羽なんです。逃がしてなるものか! ならば自らの力でつかみに行こうとおもいますよね?きっと。これって管理人だけですかね? そうやってああでもない、こうでもないと自分で試行錯誤を続けているうちについに来るのです。『これが先生の言わんとしていたことだったのか!』という瞬間が。まさに腑に落ちた瞬間です。。。それから一つステップを上がった感満載で普段の教室で自信ありげにその習得したばかり ”技” を披露するのです。結論はもうお分かりですよね。教室の先生から「それ違うよ」とイエローカードを受けることになるのです。なやましい。わかっちゃいるけどやめられない。そうしてまた一歩、太極拳のぬかるみにはまってしまうのでした。

11/3

管理人は猫を一匹飼っています。雌のスコティッシュフォールドのミーちゃんといいます。このミーちゃん、というか、猫はだいたいそうなんでしょうけど、身体能力がすごいですね。1mくらいある高さの台にヒョイと飛び乗ったり、身長の何倍もある高さからかるがる飛び降りたり。そしてその後、決して足首をひねったとか、膝が痛いとか、背骨が曲がらなくなったとか言いません。この体のしなやかさが自分にあれば、どれくらい太極拳がうまくできるだろう? と想像する毎日です。先に言っておきます。今日もたぶん長くなります。ここから先はヒマすぎて死んでしまいそうな人にだけ読んでもらえたらと思います。

 

管理人と同じように考えて、武道・武術に猫を絡めた本を書いている人がきっといるはずだ、そう思ってググってみたらすぐに見つかりました。「猫の妙術」という本で、江戸時代の中期に書かれたもののようです。口コミを読むとちょっと中身を理解するのが難しそうだったので、その内容を親切に解説してくれている「新釈 猫の妙術」を読んでみました。内容はネズミ捕りの達人というか達猫(本文では古猫と記載されてます)がネズミを捕るときの気の持ち様を、平和な江戸時代中期に人と切りあいなどしたことがない武士に教えるというものです。ちょっと期待していた内容とは違ったのですが、本書後半の解説者による親切な解説の中に、管理人の琴線に触れる記述がありました。管理人にとってそれは、喫緊の課題に対する解決の糸口になるやもしれぬ、そう感じましたので、それを今からご紹介したいと思います。

 

「浩然の気」とは何か? というところがあります。親切な解説には身近な例としてこのようなことがあると書かれています。「目上の人や大勢の前で話すときに緊張してしまう人は多いでしょう。そんな時、やってはいけないのが、『自分は緊張なんかしていない』と思おうとすることです。これはわざと『気』を強く持とうという行いで、古猫に言わせれば間違いなのです」 管理人は検定や試合の前、自分は緊張してなんかいないんだ、といつも暗示をかけておりました。そして本番でガチガチに緊張し、震えがとまらないという事態に陥っていたのです。古猫に言わせれば、まさにこれは間違いだったのです。

 

管理人のこの気づきなんてはじめから見越していたかのように、親切な解説には、次にはこのように書かれておりました。「アスリートなどを指導するメンタルトレーニングの世界では(中略)、頭でいくら『緊張していない』『自分はできる』と思い込もうとしても、体は気持ちを正直に反映してしまい、カチカチになった体の感覚がさらに気持ちを緊張させてしまいます」 はい、降参です。おっしゃる通りでございます。緊張していることを認めたくなかったんです。それを認めたらどうなるか、簡単に想像つくでしょう? もっと悲惨なことになってしまうんじゃないんですか? じゃあ、どうしろって言うんだ! 自分はウン十年これでやってきたんだ! 文句あるか、ペッ! この一節を読んだとき、管理人の心の叫びがそのように響き渡りました。

 

そして親切な解説はこのように続きます。「そこで有効だと思われているのが、『今、自分は緊張している』と口に出して、現実を受け入れてしまうこと。(中略)目の前の現実も緊張する自分も、なるべくしてそうなっています。ならばそれを受け入れて自然に対処することこそ、気持ちを安らかに保つ『正しい行い』なのです。そして、良いこと、悪いことすべてを受け入れ、現実と一体化するようにふるまえば、自分の気もまた、現実と一体化した巨大なものとなっていく、これこそ、『浩然の気を養う』ということです。」

 

緊張を認める、”まさか“ です。そんなこと、管理人は初めて聞きました。しかしムゲに否定しないところが管理人の良いところです。いや良いところの一つと申しておきましょう。研究職(?)の管理人は早速試してみることにしました。この前の11/1の日記で32式剣を先生に見ていただいたことを書きましたが、まさにこの時に、実はこの「浩然の気」を試したのでした。緊張に関しては、もちろんしました。いつもなら、緊張していないと暗示を自分にかけるのですが、今回は套路が始まる前に(今、緊張しているな)と正直に認めてしまいました。套路が始まると、(ああ、やっぱり震えてきたなぁ)と感じました。いつもなら、いやいやそんなはずはない、とカツをいれるところですが、今回は素直に緊張していることをまた認めました。いつもならここから徐々に崩れて、独立反刺(ドゥーリーファンツー)でグラつく、というパターンになるのですが、なんということでしょう? 持ちこたえることができました。その後の独立劈剣(ドゥーリーピーチェン)、独立上刺(ドゥーリーシャンツー)、独立托剣(ドゥーリートゥオチェン)もほぼグラつかずにできたのでした。見られながらの套路で独立がすべてグラつかなかったのは初めてかも???

 

しかしながらたった一回の試行の結果ですから、たまたま、偶然、ばらつきの範疇かもしれません。たった一度の結果で、これはいい、と飛びつかないところも、管理人の良いところの一つかもしれません。もう少しデータを蓄積して、一か月後の検定に臨みたい、そう心に誓うのでした。ながながとお付き合い、ありがとうございました。

11/1

今日練習から戻ったら、ちょうど日本シリーズの終盤でした。9回裏阪神の攻撃、ワンナウトで近本がフォアボールを選び、それから2連続ワイルドピッチで三塁まで進塁、申告敬遠×2で一死満塁となって、バッター大山。見事に決勝タイムリーを放ち、劇的サヨナラ勝利をかざりました。投手のワゲスパックはまことにお気の毒でした。立ち直れますかね。

 

さて、今日は月始め恒例のタンシキ(すみません、字がわかりません)練習で弓歩(ゴンブー)の移動の練習をみっちりやりました。初心者の方、結構苦労されておりました。難しいですよね~、管理人もいまだに苦労しております。

二十四式では前回注意を受けた ”足ぴょこん” がでないよう、気を付けてやったつもりでしたが、海底針(ハイディージェン)から起き上がって左足を寄せるときに、「足上がってるよ」と声がかかりました。あ~、手に意識が行きすぎてました~。すっかり足のことを忘れてついついやってしまいました。終わってから、「もう一か所、足上がったところがあったよ」と先生からご指摘いただきましたが、どこかわからず。迷宮入り事件となりました。。。

 

さらに三十二式剣の練習の後、一人でやるように言われ、見ていただきました。三十二式剣は最近ほとんど練習していないので、まったく自信もなく、なんとなくやってみたところ、手と足の動きが一致していないところ多数で、まずはここから直さないといけないことがわかりました。しかも "足ぴょこん" も連発。あー、ダメダメでした~。

10/27

今日は変則的ですが金曜日に練習がありました。いつもと曜日が違うからか、人数も少なめでした。その分、みっちり先生に見ていただきました。ご指摘いただいた所は10数か所、直さなあかんところ、なんぼでもでてきますな。その中で今日も一か所だけに焦点をあてましょう。以前から足がぴょこぴょこしてるよ、と管理人は言われてました。でも自覚もなく何が悪いのかなぁという感じで、やってたんですが、ついに今日メスが入りました。症状は例えばこんな感じです。跟歩(ゲンブー)の時に後ろ足がぴょこっと上がる。高探馬(ガオタンマー)から次の動作に移る際、前足を寄せた時にぴょこっと上がる、などです。いずれも膝の上げ過ぎが原因ではないかとわかりました。つま先を地面に擦っちゃいけないっていう恐れがぴょこんにつながっていたのだろうと推測します。もう二度とぴょこんはやりませぬぞ!

10/22

昔、授業で難しい内容をたとえ話をうまくおり交ぜてわかりやすく説明してくれる先生っていませんでした? この先生の授業、わかりやすいってなりましたよね、きっと。 「例えば~」とか「~のように」というのは文法では「比喩」と呼ばれますね。比喩の中でもよく用いられるものに「直喩」と「隠喩」というものがございます。さっそく二人の男女に出てきていただいて、二つの違いを確かめてみましょう。

「君と一緒にいると、まるで陽光の下で散歩しているような穏やかな気持ちになれるんだ」(直喩)

「この泥棒猫! 早くここから出て行ってちょうだい」(隠喩)

いやはや、この二人には何かしら温度差があるようですね。「まるで」のような言葉をつけるのが直喩、それをつけずに直接例えるのが隠喩です。

 

太極拳においても、この比喩の力はすさまじい、と管理人は思うのです。「首筋を伸ばして、背筋を伸ばして」よりも、「頭のてっぺんについた糸を真上に引っ張られるように」と言われた方が分かりやすいし、ずっとその感覚を忘れない気がします。うちのサークルにも比喩の達人がいらっしゃいます。猫のしっぽで支えるようにとか、瓶のフタをパカッと開けるように、だとか(笑)。一発で腑に落ちる感覚が得られます。

 

さて、ここからは先は管理人の妄想話です。目クジラを立てずにささっと読み飛ばしてください。

「もしも比喩満載の太極拳テキストがあったら?」 二十四式を例に妄想してみました。

①起勢(チーシー)、開立歩(カイリーブー)、両腕を肩の位置まで上げたら、ゆっくり両手で大きな風船を押さえます。同時に体をまっすぐに保ちながら椅子に座るようにします。

②顔だけ右斜め前方を向いて重心を左足から右足にゆっくり移します。その時右足の外側にはコンクリートの壁があると思って右脚をがっちり固定します。それと同時に右手を上にして両手で卵を抱えるようにします。

③顔だけ左直角方向に振り向いたら、すぐにロボコップが動くように体を顔と同じ方向に向けます。右足はコンクリートで固めたままです。

④さらに顔を左正面に向けたら、猫がそっと前足を出すように左足を出します。

⑤今度は左足を石膏で固めて、タイ式マッサージのお姉さんが体の上に乗ってかかとであなたのお尻をグリっとするように右足を押し出します。その時、尾てい骨から生えた鋤(スキ)で地面を鋤くような感じで下半身を動かします。同時に右手は地面を押さえ、左手は三波春夫がコンニチハをするように広げます。

ピーピーピー、警報が鳴ってます! これ以上書くとめっちゃ怒られそうなので、このあたりで終わりにしたいと思います。初心者の方、くれぐれも真に受けないようにしてくださいね。恥をかくので間違っても人前で言わないように!

10/20

点と点がつながって線になった時、とてもうれしくなりませんか? 

半年くらい前の話です。管理人には大学生の娘がいます。大学のカリキュラムの一環で職場研修というものがありました。学生が学校から指定されたいろいろな職場に一人一人割り当てられ、研修させていただく、そんなやつです。娘の職場の方々には大変良くしていただいたようで、まことに感謝いたします。さて、ある日の仕事の後、お茶かなにかをご一緒させていただくことになったそうです。そこでそこの職場のお姉さま方の趣味の話になり、「この前、太極拳の検定を受けに行った」、という話が出たそうです。娘もありったけの父の知識をふり絞り、「父も行ったみたいです」と返したそうです。エラい! 父の休みの日の行動をちゃんと把握しているとは! はい、もうこの話は読めましたね。その通り。「もしかして、○○さん(娘のことです)って、○○さん(管理人のことです)の娘さん?」って話になり、「エ~ッ!」てなって、「ウソ~ッ!」てなって、一盛り上がりした、っていうことでした。点と点がつながり、見事に線になりましたね(笑) 世間は狭いですねえ。その日、娘が帰宅してその話をしてくれ、家でももう一盛り上がりしたことは言うまでもありません。

 

検定は年に一度あります。検定の前には検定対策の講習会が数回開かれます。普段別の教室に通っていても、同じ段を目指している方とはそこでちょくちょくお会いすることになります。初めは会釈くらいだった方とも、何度かお会いするうちに、「またお会いしましたね」という感じで、次第に話すようになってきます。検定を受けようという人は皆熱心な方ばかりなので、刺激になりますし、技術レベルが近いので話も合います。これも太極拳の楽しみの一つではないかと管理人は思います。その女性とはやはり次の講習会で出会い、そこでまたまた一盛り上がりしたということも、付け加えるまでもありません。

10/18

今日は広野公民館での練習日でした。練功18法、24式、入門、32式剣をやりました。管理人は今年の12月に検定を受けようと思っています。そこで今日は特別に管理人だけがみんなの前で24式をして、先生方にチェックしていただくことになりました。しかし何でしょう? いつも緊張して体が固くなってしまいます。力を抜かなければと思うものの、どうやって力を抜いたらいいのか途中でわからなくなってしまい、エイッと力を入れて力を抜こうとする始末。この緊張状態って、一人で練習しているときには管理人は絶対に再現できないんですよね。先日、緊張感を再現するため、周佩芳先生の写真をスマホに写して、それを前において24式をしてみました。すっごいリラックスできました。。。やっぱり再現できないんです。緊張の予行演習ができたら、対策も考えられるのに。どうやったらいいんでしょう???

 

今日もいろんな問題箇所をご指摘いただきました。全部書くとキリがないので一つだけ。軸足を動かしてはいけない、というのはいつも意識しているつもりなのに、知らないうちに動いている、ということが管理人にはよくあります。すべての動作に関係することなのでよくよく注意しないといけないのに、他の動作に気を取られると軸足がゆるんでいます。今日は雲手の時に軸足が動いているよと指摘されました。見本を見せていただいたら、なるほど、なるほど、ヒザが動いてない。そこでわかりました! 軸足を動かさないと意識するよりも、軸足のヒザ(の先)を動かさないようにと意識する方がより集中して意識しやすくなるのではないかと。 ヒザってこれまではあまり強く意識してこなかったんですが、とっても重要だということに気がついた、というお話でした。

10/13

すっかり物欲が減退してしまった今日このごろ。見るもの何でも欲しくなっていたあの頃がなつかしいです。そんな管理人が、今でも見ると思わず欲しくなるものがまだわずかに残っています。そのひとつが太極拳シューズです。今日はいつもと趣向を変えて、管理人の浅い知識の一端に触れていただこうと思います。

 

統計を取ったわけではありませんが、太極拳シューズのブランドの中で日本人に圧倒的に支持されているのはアシックスウーシューではないでしょうか? あのサイドのアシックスライン、しびれますね! 管理人は最初のシューズこそ中国製でしたが、まだ履けるにも関わらず、誘惑に勝つことができませんでした。

 

黒地に赤のライン。メルカリで未使用6,000円ででていたので即ゲットしました。こんな色もあるんだと、その時はそんな感じでした。とにかくアシックスが欲しかったんです。管理人の足のサイズは26.5cmなのですが、27.0cmを買いました。実は本当のことを言うと26.5cmの白地に赤ラインのアシックスウーシューを数年前に買ったことがあるんです。でもつま先が若干当たるのが気になって、すぐにメルカリで7,000円で売ってしまった。余談ですが、この白地に赤ライン、今ネットで探してもすべてのサイズが完売で手に入りません。あの時売らずに置いておけば、今頃はもっと高く売ることができたのに・・・ 残念っ!!

 

話が脇にそれてしまいましたが、そういうわけで27.0cmを買ったところ、サイズピッタリ!靴は細身でフィット感がすばらしい。おまけにメイドインジャパンです。しかも重量は片足207gと軽い。履いていることを忘れる、そんなシューズでございます。このシューズの型番はTOW011というもので、前のモデルみたいなんです。だから今はもうお店では売ってません。どうりであまり見かけないと思いました。今でもたまにメルカリで出品されているのを見かけます。もしあなたのサイズが売りに出ていれば、即購入することをオススメします。すぐに売り切れますから。ただし甲高幅広の足の方には少々窮屈かもしれませんのでご注意を。

 

では現行品はどうなんだ? また悪い虫がうずうずしてきました。白地に赤ラインの履きごこちなんて、足の人差し指(呼び方間違ってませんか?)が当たること以外、もはや何も覚えておりません。ヤフーショッピングの中に1,500円引きクーポン付きで売っているショップがあり、ついに誘惑に負けてしまいました。ポイントもついたので、実質8千円とちょっとくらいだったと思います。

 

現行品はTOW013というモデルで、メイドインインドネシア。そして甲高幅広仕様に変わってました。同じく27.0cmを購入しましたが、履いてみるとなんだこれは? 指は草原の中を遊んでいるかのようです。でもサイズを一つ落とすと指が当たるので、このサイズが自分には適正なのかと。初めて履いた時は若干の違和感がありましたが、太極拳を実際にやってみると印象がガラリと変わりました。一言でいえば安定感! ドンジャオで少しくらいバランスを崩しても元にもどせる、そんな自信を与えてくれる感じです。重量は片足292gとTOW011より85g重いです。最後の写真を見てください。同じメーカーの同じサイズとはとても思えませんよね。なんでここまで変えたのか、アシックスさんに理由を聞いてみたいです。

 

TOW013、でも、これはこれでぜんぜんいいんです。検定や試合の時、どっちを履くかめっちゃ悩みます。本当に悩ましい。

うん?TOW011とTOW013? ということはその間にTOW012というモデルがあるわけですよね。ネットで調べたところ、確かにありました・・・ いやいや、もう買いませんよ、さすがに。履いてる方、もしいらっしゃったらどんな感じか、今度管理人に教えてくださいね。

 

いずれにせよ、アシックスウーシューは今、全体的に品薄で、カラーの選択の余地がないどころか、自分のサイズがどの色にもないというような人もいるかもしれません。アシックスさん、何とかしてくださいよ。ユーザーは待ち望んでいるんですから! でももし、新色がでたりなんかしたら・・・ そいつはヤバいですね~、管理人の身にも火の粉が降りかかってきそうです(笑)。 長くなりました。最後までお付き合い、ありがとうございました。

10/11

今日は広野公民館で練習がありました。先日の周佩芳先生の講習会で習得されてきた内容についてご伝授いただきました。収勢(ショウシー)の際に両肘をしっかり意識しながら伸ばすなど、これまであまり意識してこなかったことなので、大変参考になりました。また楼膝拗歩(ローシーアォブー)などの際、両手の平の掌根(字はあってるかな?)に意識を集中させると、押されたときに足裏に力が伝わっていく感覚を実感することができました。内容しっかり伝わってますか?(笑)深いですね~。

 

新たなメンバーが加わったので、今日は久しぶりに入門もやりました。驚くべきことに、以前はなんとなくしていた動作の中で、いやいやここはそうじゃないな、こうしないとだめだよなと、気づくことがいくつかあったのです。これって成長の証(あかし)なのか? それともそれはただの勘違いで、むしろ間違った動きをやってしまっているのだろうか? 後者だったらテンションダダ下がりなので、この気づきは自分の中だけにしまっておくことにしました。

 

そうそう、最後にもう一つ。攬雀尾(ランチュウウェイ)で両手を後ろに引き込むときの、とっておきの秘訣を教えていただきました。その秘訣とは・・・秘訣ですから、ここで詳しく申し上げる訳にはいきません。聞きたい方は当教室までお越し下さい。 

10/9

昨日と今日の2日間、黄檗体育館で周佩芳(しゅうはいほう)先生の講習会が行われました。福井、福岡、兵庫県大阪、京都市、京田辺市、など2日間で約100人が参加しました。遠方からも参加されるとは、すごいですね!これほどの講習会なのですが、当サークルに入会すると、会員特典でとってもお安く参加できちゃいますよ~!

10/4

今日は数か月ぶりの大久保小学校体育館での練習でした。というのも体育館の照明工事があり、長い間、使えなかったからです。照明がLEDランプに変わっていて、エコ仕様になっていました。しかもとても明るい。シワやシミまでくっきり見える(嘘です)。とにかく、明るいってしあわせですね。

そしてなんといっても、本日またまた新しい方一名にご入会いただきました。先月ご入会いただいた方からのご紹介です。いやはやしあわせつづきです。さあ、どんどん盛り上がっていきましょう!

9/24

昨日と本日、鹿児島で国体がありました。京都府代表として、当サークルの方と他教室の方の二名でペア競技に出場されました。とても良い演技でした。我が大久保先生も総監督として同行されました。動画をアップしたかったのですが、ご本人の強い希望で写真(二枚目)のみとなりました(笑)。この素晴らしい動画をご覧になりたい方はぜひ当サークルまでお越しください!

9/10

本日、京都テルサで2023京都武術太極拳フェスティバルが行われ、わが広野太極拳サークルも24式を表演しました。神明せせらぎチームと合同で行ったので、かなりの人数になりました。即席チームでしたが息もバッチリあって、大成功だったと思います。

下記URLからその時の動画を見ることができます。

https://drive.google.com/file/d/1HBHjx1s95EwXDJjaQoIDdjbvzRG1lecA/view?usp=drive_link

9/6

本日、体験でいらっしゃった2名の方にご入会いただきました。うれしー!これから一緒にがんばりましょう!!

8/23

今日、女性の方一名が体験に来られました。7月にこのホームページを作ってから、はじめてお問い合わせいただいた方です。とてもうれしいです。皆さんも、どんどん来てくださいね。お問い合わせ待ってます!